《これは、私に対する世間のイメージへの挑戦であり、抵抗であり、希望の光》
と、なかなかにご大層な書き出しで始まる1冊─2月12日に発売されたエッセイ『弘中綾香の純度100%』だ。著者はタイトルにあるとおり、テレビ朝日のアナウンサー・弘中綾香。“あざとかわいい”キャラを武器に、現在4本のレギュラー番組を抱える超売れっ子アナは『好きな女子アナランキング』も2連覇中。
「このエッセイも売れてます。2度重版して現在4万部。“3万部売れたらベストセラー”と言われる出版不況下で立派な数字ですよ。もっとも自分の出演番組『激レアさんを連れてきた。』でもガッツリ宣伝してましたからね(笑)」(出版関係者)
プライベートでは昨年、超都心の新築マンションをポンッと購入。エッセイでも、憧れだった都内のひとり暮らしを謳歌中だと報告している。公私ともに順調そのもの……に見えるが、弘中自身は、そんな世間からの視線が悩みの種でもあるそうで。冒頭の宣言どおり“あざとくない”本音を綴っている。
《「ポッと出の勘違い女、調子に乗って」「可愛くもなく技術も無いくせに」(中略)でも、私はもう、一方的に決めつけられることに飽き飽きした》
《愛想よく、って本当に疲れますよね》
月に2回通う美容室には
だが、人気者ゆえの悩みや葛藤があっても、日々の努力を惜しまないのがナンバーワンアナ。都内繁華街にある美容室には、仕事の合間を縫って月2回は必ず通っている。何度かカット中の弘中を見かけたことがある女性客は、
「“明日クイズ番組に出るので……”って、ヘアカットの最中に歴史の参考書を熱心に読みふけっていて(笑)。“ちゃんと勉強してる!”って見直しました」
弘中は高校時代からこの美容室の常連で、カットモデルも引き受けていたという。
「名前こそ出ていませんけど、今もお店のホームページには弘中さんの写真が載っているんです。そのせいか、お客さんの中には彼女のファンもいて“私も弘中ボブにしてください!”ってリクエストする人が結構いるって聞きました(笑)」(同・女性客)
長年その“弘中ボブ”を担当している美容師には、
「その美容師さんがお笑いコンビの千鳥さんの大ファンで。それを知った弘中さんが“今度、千鳥さんとご一緒する番組があるので、私のヘアメイクさんとして収録に入ってくれませんか?”とわざわざ声をかけたそう。そりゃ相手は喜んでくれますよね。周りから愛されることが大事な仕事だってわかっているんですよ」(テレビ朝日関係者)
『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)で共演中の“あざとかわいい”キャラの第一人者・田中みな実は、弘中を評して《この人は小手先で生きていない(中略)あざとさのカケラもなくて愛おしい》なんて推薦文をエッセイに寄せてるけど……十分にあざとくてよ!?