多くのドラマや映画で名脇役として活躍する橋爪功。最近の彼は、プライベートで“危機”を迎えている。
「次男の遼さんとの関係が悪くなっているんですよ……」(橋爪の知人)
遼はNHK大河ドラマ『八重の桜』やドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)などの話題作に出演し、俳優として将来を期待されていた。しかし、'17年に運命を変える“事件”が起こる。
「覚せい剤取締法違反の現行犯で逮捕され、当時所属していた事務所との契約は解除。その後、東京地裁で懲役1年6か月、執行猶予3年の判決が下されました」(スポーツ紙記者)
ここ最近の息子の動向は報じられていなかったが、橋爪家では彼をめぐってひと悶着あったようで─。
父にSOSを出した息子の橋爪遼
「昨年の春ごろ、奥さんが周囲に“あの子が逮捕されてから、家庭内が荒れている。夫と一緒にいたくない”と漏らしていました。遼さんに対する功さんの怒りがおさまらず、家の中がピリピリしていたようです」(前出・橋爪の知人)
昨年末には執行猶予が明け、遼は再出発しようとしたが、壁に突き当たってしまう。
「“舞台で俳優としてやり直したい”と知り合いに声をかけていました。しかし、薬物問題でイメージダウンした彼を使いたがる人はおらず、すべて断られてしまったそう」(同・橋爪の知人)
困った遼は、とうとう父親にSOSを出したのだが……。
「功さんに相談したところ、激怒されてしまったんです。彼は息子さんの件で、出演予定だった仕事をキャンセルしたり、謝罪行脚に明け暮れるなど、迷惑をかけられました。そうした事情を知りながら、改めて自分を頼ってきた遼さんに対して、内心“もう面倒は見たくない”という思いだったのでは」(同・橋爪の知人)
一見、親子の間に埋まらないミゾができたように見えるが、そういうわけではない。実際、都内にある橋爪一家行きつけのバリ料理店では、こんな話も。
「昨年10月に、遼さんと娘さんを含めた家族4人で食事していました。和気あいあいとして、険悪な雰囲気には見えませんでしたけどね」(常連客)
ときに衝突しながらも、少しずつ前に進んでいるのかもしれない。功は息子に対して、どんな思いを抱いているのだろうか。
3月初旬の午後、愛車で帰宅したところを直撃した。
─昨年、遼さんの執行猶予が明けましたが、ご様子はいかがですか?
「…………。息子については、ノーコメントだよ」
息子の名前を出すと表情が曇り、口が重くなった。
─最近、功さんを頼ってきたそうですが、突き放したと聞いています。
「……………」
─いまも息子さんと一緒に住んでいるのですか?
「何も話せません」
最後まで遼について語ることはなかった。“事件”から4年がたったが、遼が立ち直ることはできるだろうか。