「3月中旬、眞子さまが学習院女子高等科から国際基督教大学まで一緒だったご友人の結婚式が開かれました。
当日出席した同級生からは“まこしー(眞子さまの愛称)も来るのでは”と期待されましたが結局、最後までお姿を現すことはありませんでした。
なんでも“小室圭さんとの問題で揺れているまこしーには声をかけづらい”と、新婦の気遣いで招待しなかったそうで……」(眞子さまの知人)
どうやら、最近の眞子さまは“アンタッチャブル”な存在になっているようだ。
「今はなかなか外出できない眞子さまは、お住まいからオンラインで仲のいいご友人たちとお話しする機会があり、毎回楽しみにされています。
ただ、そのご交流の中でも“結婚の話題に触れてはいけない”という雰囲気があり、友人たちもそうとう気を遣っていると聞きました」(同・眞子さまの知人)
国民からの反対も多いため、眞子さまの周囲も接し方に苦慮するのは当然だろう。
それでも、小室さんとの結婚を目指して突き進む眞子さまは3月26日、皇居で行われた『歌会始の儀』にご出席。
「天皇・皇后両陛下をはじめとする皇族方や、一般応募から選ばれた和歌が詠まれる新年行事です。本来は1月中旬に開催する予定でしたが、コロナ禍の影響で延期となっていました」(皇室担当記者)
『歌会始』について、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんが解説する。
「ご自身の考えなどを公にする機会の少ない皇室の方々にとって、『歌会始』で詠む短歌は“お気持ち”を表に出せる貴重な機会です。明治以降、一般国民の優れた歌も披講されるようになり、戦後はその詠み手も宮中に招かれるなど、“国民とのつながり”は強まっています。和歌の内容については、お題の漢字が入っていれば、季節や年代などの縛りはいっさいありません」
眞子さまの歌はやはり「匂わせ」なのか
今年のお題は『実』。皇室の中で注目されたのは眞子さまが作られたお歌だった。それには理由がある。
「『望』がお題だった昨年、眞子さまは《望月に 月の兎が 棲まふかと 思ふ心を 持ちつぎゆかな》と詠まれました。これは、明らかに小室さんを意識した歌でした。なぜなら'17年の9月に行われた婚約内定会見で、小室さんが“(眞子さまは)私のことを月のように静かに見守ってくださる”と表現。さらに“きれいな月を見るたび、眞子さまを思い出して電話をかける”というエピソードも披露している。“彼への気持ちは変わっていない”というアピールだと世間に受け止められたのです」(前出・皇室担当記者)
今年は直接的ではないものの、小室さんとのご結婚を“匂わせる”和歌を詠まれた眞子さま。
「烏瓜とは、夏の夜にレースの飾りのような美しい花を咲かせ、夜明けとともにしぼむ植物で、秋には鮮やかな朱色の果実をつけるのが特徴です。
眞子さまは幼いころから、烏瓜が秋につける実の色合いがお好きだと詠まれましたが、秋といえば小室さんが受験するアメリカNY州の司法試験の合否が判明するのと、ふたりが30歳を迎える時期。
また、今秋に小室さん側が金銭トラブルに関して何らかの形で説明責任を果たすとみられ“結婚が実る秋が待ち遠しい”というお気持ちが表れていると深読みできます」(皇室ジャーナリスト)
さらに今回、眞子さまだけではなく、未成年のためご参加のない悠仁さまを除く秋篠宮家の全員が“秋”にフォーカスした歌を詠まれている。
「秋篠宮さまは、夏の日に見た稲が秋に豊かに実ることを願われ、紀子さまは秋に黄色の実に熟した花梨を竹籠に入れて部屋に置いた際、その香りに安らぎを感じたという歌を詠まれました。
佳子さまは幼いころ、鈴懸の実を割って中の綿毛で遊ばれたことがあり、最近同じ鈴懸の木の下で当時のことを思い出されたという内容。皇族方は12月初旬には歌を提出することから、鈴懸の実がなった秋ごろに詠まれたのだと思われます」(宮内庁関係者)
今年のお題から“実りの秋”を連想されたのだろうが、ご一家全員が共通して秋を思い浮かべる和歌を詠まれたのには意味があるのだろう。
「歌のテーマは秋に限らず、皇族方それぞれが自由に決めて作成されます。両陛下が詠まれた歌はどちらもコロナに関連する内容で、秋という季節に特化したものではありませんでした。そんな中、秋篠宮さまは夏に見た稲を見て“秋にたわわに実る準備をしている”“秋に黄金色の稲穂が豊かに実ることを願う”と詠まれている。
まるで、眞子さまと小室さんのご縁談が秋に実ることを“応援”しているかのようです。紀子さまと佳子さまも、殿下の意に沿われ秋の歌を作成されたと感じられます」(同・前)
小室さん母子への不信感は拭えていない殿下だが、眞子さまの強い意志もあって結婚容認は覆らないのだろう。
一方で紀子さまは、母としての“訓戒”をにじませておられていたそうで─。
普段感情をあらわにされることのないという紀子さまがーー
「妃殿下は、赤坂御用地内の花梨の木になった実の香りに安らぎを感じ“身近な自然の恵みをありがたく思う”とのお気持ちを詠まれました。
これは“いちばん身近にいる家族にも目を向けてほしい”という眞子さまへのメッセージなのでは。
眞子さまはこれまで、小室さんとの結婚に国民の多くから反対意見が寄せられても意志は曲げず、ご両親からの意見は聞いても、納得することはありませんでした。今回の『歌会始』で紀子さまは、ふだん伝えづらい愛娘への願いを歌に込められたのだと思います」(秋篠宮家関係者)
秋篠宮家への批判にもつながる結婚問題に、皇嗣妃は深く思い悩まれる日々のようだ。
「小室さんの留学後、紀子さまは眞子さまと話し合いを重ねていたのですが、意見がぶつかり合うなどして、母娘の仲はこじれていきました。
妃殿下は基本的に、皇室関係者以外のご友人に対して感情を露わにすることはほとんどないのですが、眞子さまの結婚問題が起こってからは弱気になったり、落ち込まれる様子を見せていたといいます。
小室さんしか見えていない眞子さまのお気持ちをご家族にも向けてもらうため、今回のような歌を詠まれたのでしょうね」(紀子さまの知人)
紀子さまの祈りを込めた和歌は、眞子さまの胸の内に届くのだろうか─。