《美味しすぎて みんなに飲まされて酔 幸》(文中絵文字は省略)
GWを前に4都府県に対して発令された緊急事態宣言。世の中が2年目の我慢を強いられるこの4月25日、友人家族らとバーベキューをしている様子をインスタグラムにアップした木下優樹菜が炎上中だ。
写真には蟹や貝類などの水産物とともにバーベキューの網の前でポーズをとる彼女がうつり込んでいる。著名人である木下の“軽率”ともとれる行動に対し、非難のコメントが多く寄せられているが、投稿は現在もそのままになっており、どこ吹く風といった様子である。
問題となった投稿の文章に目を通すと、前述の《みんなに飲まされて〜》の文言より先に《@inaseri_toyosuさんお取り寄せ海鮮たち》という一文が載せられていることが確認できる。リンクをクリックすると、『いなせり市場』という「豊洲市場のプロが選ぶ」と打たれた海鮮専門のECショップのアカウントに飛ぶ。
モデルとして復帰した木下は……
そのプロフィール欄には《TV、インスタグラマー、YouTuberさん紹介で大人気の豊洲市場公式EC》とあるが……。さるインフルエンサーの男性はこう声をひそめる。
「この投稿には“自粛の時期にワイワイしている写真をアップ”していること以上の問題をはらんでいる可能性があります。場合によっては“ステマ”に該当してしまうおそれもありますね。彼女がもしECサイトからギャランティの受け取りをしていた場合、『PR表記』をしなければならないはずですが、彼女の投稿にはそれがない。一部ネットでもそのことが話題になっていました」
ステマとは『ステルスマーケティング』の略で、企業や代理店から金銭を受け取っているにも関わらず広告と明記せず、中立的立場を装って商品宣伝などをすることを指す。
インスタグラムもステマに関しては防止策を講じている。利用規約の改定がたびたび行われており、昨年12月にも「フォローで〇〇をプレゼント」といったような“インセンティブ付きキャンペーン”が禁止されることになった。
芸能界でも先日、フジテレビのアナウンサーが自身のインスタグラムで美容室の写真を載せていたことがステマにあたるのではないかと『週刊文春』に報じられ、問題となったばかり。いわく、彼女たちはインスタに載せるかわりに、カット料金を無料にしてもらっていたのだという。
PR目的で載せたものなのだとしたら、それを明記しなければならない。今回の木下のBBQ写真に“疑惑の目”を向けられるのには、現在の活動状況も影響しているようで、
「一度は芸能界を引退した木下さんですが、今年の3月に入ってからはヤンキー色の強いデザインが特徴のアパレルブランド『GALFY(ガルフィー)』のイメージモデルを務めたり、ハワイ発祥のセレクトショップ『To the sea』とのコラボレーションアイテムを発売したりと、モデル活動を再開させています。
ブランド側としては“インフルエンサー”としての木下さんが登場し、話題になることを期待している部分も大きいと思われます。現に彼女がブランドの発売日などについて告知する投稿をすると、反響もすさまじいですから。仕事の依頼がインスタグラムのDMを通じてひっきりなしに寄せられるそうですよ」(ファッション業界関係者)
当該の木下の投稿には『いなせり市場』のアカウントからも《いつもご紹介ありがとうございます 嬉しいです》(文中絵文字は省略)とのコメントもついているが、ステマ疑惑の真相はいかに……。運営元に問い合わせてみたところ、
「木下優樹菜さんと広告に関する契約は交わしておりません」
との回答が。疑惑が持ち上がるのも人気のうちか──。