夏目三久、『マツコ&有吉の怒り新党』記者会見('11年10月)

 4月に有吉弘行(46と結婚したフリーアナウンサーの夏目三久(36が9月いっぱいで全レギュラー番組を降板し引退することを明らかにした。

夏目の後任候補に挙がったアナウンサー

 夏目は現在、『あさチャン!』(TBS系)、『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ系)、『アニマルエレジー』(テレビ朝日系)の3番組にレギュラー出演しているが、夏目が引退を表明したことで水面下では、早くも後任候補の駆け引きが始まっているという。

『あさチャン!』は早朝番組とはいえ、月~金ですからね。夏目のギャラは1日30万円以上といわれていますから、年間で換算すれば軽く7000万円以上になります。フリーアナとしては、絶対狙いたいポストです」(スポーツ紙記者)

『あさチャン!』は9月末で終了することがすでに明らかになっており、10月期からは新番組で編成される予定だという。

「基本的には同じ情報番組で調整されるようです。4月からスタートした『ラヴィット!』(TBS系)は視聴率的に苦戦していますが、今後もバラエティ企画の方針は変わりないので、その前に放送される番組ではよりニュース、ワイドショーに特化した作りになるのでは。ですから、知名度のある注目度の高いキャスターを抜てきすることになるのでは」(民放テレビ局関係者)

 すでに一部報道では、現在NHK勤務の桑子真帆アナ、TBS出身で女優業に進出している田中みな実、昨年テレビ東京を退職した鷲見玲奈、『Live News it!』(フジテレビ系)に出演中の加藤綾子アナらの名前が挙がっている。

 一方で、かねて広告収入の減収が課題となっていたテレビ局は新型コロナウイルスの感染拡大により、大幅な製作費の削減を強いられているのが現状だ。

テレビ局としては、製作費を抑えるためには局アナを起用するのが一番です。日テレの『バンキシャ!』はベテランの桝太一アナウンサーがいますし、報道番組なのである程度キャリアを積んだアナウンサーを抜てきするのではないでしょうか

 そう話すのは日本テレビ関係者だ。

「おそらく新人アナを起用するのではなく、久野静香アナ、郡司恭子アナや笹崎里奈アナ、後呂有紗アナなどニュース番組の経験者を抜てきする可能性が高いと思います。夏目はアナウンサーとしての能力はかなり高かったので、『バンキシャ!』ではタレント性などではなく、そうしたアナウンス力を重視した人選になると思います」(同前)

 夏目のアナウンス力といえば、かつて『ニュースステーション』(テレビ朝日系)のキャスターを務めた小宮悦子も絶賛していたという。

小宮さんがフリーになって声優事務所に所属した時に、あるインタビューで最も注目している女子アナは夏目アナだと話していました。ルックスはもちろん、声や間のとり方、原稿の読み方など全てにおいてレベルが高いと絶賛していました。確かにこのままきっぱり引退するのは惜しい。しばらくは休業して、またキャスターとして復帰してほしいと思います」(女性誌記者)

 夏目が引退を選択した理由について、有吉は『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)で、

「みんなの話を聞いていると、離婚の理由ってすれ違いか価値観じゃない? 価値観の方は無理だとしても、すれ違いだけつぶしておくか、みたいな」と明かした。

夏目も『(有吉が)少し安らげる場所をつくれれば』と言っているように、しばらくは家庭優先の生活にしたいのでしょうね。夏目は以前から、声を保つために祖母から伝授された声枯れに良いとされる黒豆の煮汁を作ったり、料理教室へ通ったりするなど家庭的な一面を持っています。引退後は大学時代から続けているフラメンコや大好きな大相撲観戦なども楽しみたいといっていましたですね」(テレビ局関係者)

 MC夏目三久を見られるのも、あと4か月。秋からはのんびりと有吉との生活を楽しんでほしい。