ジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏(39)が揺れているようだ──。
タッキー、取締役を辞任
芸能プロ関係者は話す。
「2019年からジャニーズ事務所の副社長、傘下のジャニーズアイランドで社長を務めている滝沢氏ですが、2018年8月に設立された株式会社『P』で取締役を務めていました。ただ、先日の報道の影響もあってか、『P社』を辞めてしまったんです」
2018年いっぱいで芸能界から身を引き、後輩の育成にあたっている滝沢氏が取締役に名を連ねていた会社とは、どんなところだったのか。
「東京都港区に構える『P社』は、登記簿に芸能プロダクション業務についても書かれているのですが、ウィル・スミス(52)とその息子が創業した企業が販売するミネラルウォーターの輸入販売元にもなっています。ちゃんとしたビジネスを行っている会社なのですが、ここに滝沢氏は取締役として入っていたんです」(前同)
この会社の存在が大きく知られたきっかけが、4月28日発売の『週刊文春』(文藝春秋)の報道だった。
『週刊文春』では、滝沢氏が『P社』の取締役に就任していることを報道。ジャニーズ事務所は同誌の取材に対して、事実と認めた上で、副業として報酬を受け取った事実はないと回答していた。
「実態がないのであれば問題はないはずなのですが……滝沢氏は4月19日をもって取締役を辞任しているんです。
ジャニーズ事務所では、副業・サイドビジネスはNGとなってます。ナンバーワン週刊誌の『週刊文春』の影響力は大きい。おそらくタイミング的に、同誌からの取材を受けてか、取材の動きを聞いて、滝沢氏はジャニーズ本体の副社長として示しがつかないと考えて、取締役から外れたのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)
本業外でひと悶着あった滝沢氏なのだが、さらに、5月4日放送の『ごふごぶ』(MBS)でのA.B.C-Zの河合郁人(33)の発言がきっかけで注目を浴びてしまった。
「番組MCのダウンタウン・浜田雅功(57)が、“そういえばこの間、現場に副社長来たよ”と番組収録の現場で滝沢氏と再会したと話しました。この話に、番組に出演していた河合が、“大体、Snow ManかSixTONESのときは”と、スノストの仕事のときは滝沢氏が現場にくると説明したんです」(女性誌記者)
この河合の話に対して、「スノストの現場にはタッキーきはるんや…」「スノストの現場だけ行ってるの? 他のグループは?」といった声がネット上には寄せられたのだ。
「以前から、滝沢氏に対しては、“自らはデビューさせたSnow ManとSixTONESだけ可愛がっている”“贔屓(ひいき)がヒドイ”といった指摘が、他のグループのファンから上がっていましたね」(前出の女性誌記者)
裏方で奮闘する滝沢氏に、度々飛ぶ厳しい声──。
しかし、前出の芸能プロ関係者は、
「滝沢氏がSnow ManとSixTONESの現場だけ行って、優遇していると見る人がいますが、こればかりは担当の問題があるのでどうしようもないのではないでしょうか」
と話し、こう続ける。
「滝沢氏は、後進の育成にあたっている立場ではあるのですが、関ジャニ∞がプロデュースに携わるなにわ男子をはじめとした関西ジャニーズJr.勢は、関ジャニの育ての親である藤島ジュリー景子社長の管轄。ほかのデビュー組はそれぞれ担当がついていて、今さら滝沢氏が入る余地はない。
そのため、滝沢氏はSnow ManとSixTONESに加え、美 少年やHiHi Jets、海外進出の期待をかけるTravis Japan、自身が名付け親になったIMPACTorsといった関東のジャニーズJr.勢くらいしか見るタレントがない、と言われています。人気があるといってもJr.の公での稼働はそこまでではないでしょう。そうなると、Snow ManとSixTONESの仕事についていく時間が長くなってしまうのでは」
ジャニーズ事務所本体では副社長という要職にある滝沢氏だが、
「一部では、滝沢氏が“厳罰主義”の方針をとっており、彼の就任後、スキャンダルを犯したタレントへの処罰が厳しくなったとも言われました。しかし、実際のところは滝沢氏ひとりで処分を決められるようなことはなく、肩書は“副社長”であるものの、そもそもそんな決定権を与えてもらっていないという話です。
滝沢氏は、古くから親しいテレビ関係者には“事務所内で立場がない”とボヤいているといいますし、加えて今回、副業疑惑まで報じられましたから、会社での立ち位置はより微妙なものになってしまったのではないでしょうか……」(前同)
芸能界は第一線で活躍するのもツラいが、裏方も決して楽ではないようで……。