男性デュオ・コブクロの“大きいほう”こと、黒田俊介(44)が文春砲に撃たれた。2019年から翌年にかけて不倫関係にあった愛人から、捨てられた腹いせに告発されたかたちだ。
ミュージシャンと不倫の“親和性”
黒田は所属事務所と連名で「不徳の致すところ」として謝罪。なお、コブクロの“小さいほう”こと小淵健太郎も'16年に過去の2度にわたる不倫を報じられている。
また、初期のヒット曲『永遠にともに』を自らの結婚式で弾き語りした芸人の陣内智則が、不倫がもとで離婚。客席がざわつくようになったため、コブクロのライブでは6年間にわたって封印されていた。
とまあ、何かと不倫づいているコブクロだが、これは偶然だろうか。彼らが尊敬するミスチルの桜井和寿もかつては不倫で騒がれた。元ファンモンのファンキー加藤の不倫などはかなり意外がられたが、意外な人もやらかすということはやはり、ミュージシャンと不倫は親和性が高いのではないか。
そういえば『ワイドナショー』(フジテレビ系)で松本人志がこんな指摘をしていた。
「奥さんと出会う前の恋愛だけで、その記憶と思い出だけでこの先、ラブソングを書き続けられるのかと、何人かのアーティストに聞いたことありますけど、全員がもごもご言いましたよ」
記憶や思い出だけでは、リアルなラブソングは書きづらいというのは、たしかに切実な問題だろう。しかも、音楽は恋愛へといざなう甘い蜜だ。音楽ができる男性には多くの女性が引き寄せられる。売れているミュージシャンほど不倫が起きやすいわけだ。
そこで思い出されるのが、アイドルキラーとして知られたベーシストで作曲家の後藤次利。最初の妻は女性デュオ・シモンズの玉井タエだが、不倫関係になった木之内みどりが彼のいるロサンゼルスへ逃避行して世間を驚かせた。離婚後、木之内との再婚期間中には堀ちえみとの不倫で騒がれ、2度目の離婚。その後、おニャン子クラブの河合その子と再々婚している。
そのモテぶりから「彼の弾くベースがカラダにまでも響く」のだとする説もささやかれた。黒田の独特なバイブレーションを持つ低音ボイスもまた、カラダに響くのかもしれない。
ミュージシャンはダメージが少ない!?
実際、黒田は愛人に歌もプレゼントしていた。黒田は録音データの形で歌を贈り、愛人はそれをSNSにアップしていたわけだが、今回の告発で暴露されたLINEの話はもっと恥ずかしい。
なにせ、そのやりとりは多いときで1日400通にも及んでいたうえ、そこには「したい! したい! したい!」「匂いかぎたい」「ホッとしたい」という赤裸々な愛の言葉が──。
ただ、文字で見ると滑稽なこうしたフレーズも、ラブソングの歌詞にうまく盛り込まれていたら、どうだろうか。黒田、あるいは玉置浩二あたりに歌われたら、むしろ感動させられてしまうかもしれない。
そのあたりについて『バイキングMORE』(フジテレビ系)では坂上忍が「歌手の方は僕らに比べたらそこまで痛手はない」と発言。こんな理由を言っていた。
「だって、歌うまいんだから。ちょっとほとぼりが冷めたら、またキャアとかワーとか言われて」
ミュージシャンには不倫が起きやすいが、ダメージは意外と小さい。それはどちらも、音楽という一種のマジックによるものなのだ。
それでも『永遠にともに』はしばらく歌いにくいはず。女性ファンのカラダにもちょっと響かないかもしれない!?
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