嵐の活動休止から半年が経とうとしている。芸能活動そのものをストップさせた大野智(40)を除いたメンバーはソロ活動に突入し、相葉雅紀(38)は『相葉マナブ』(テレビ朝日系)や『VS魂』(フジテレビ系)、『I LOVE みんなのどうぶつ園』(日本テレビ系)といったバラエティ番組で活躍している。
大野以外は変わらずテレビ出演
二宮和也(37)は、レギュラー番組『ニノさん』(日本テレビ系)をはじめ、大手食品加工メーカーをはじめとするCMに出演。松本潤(37)は、2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の主演、今冬公開の映画『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』への出演が発表されており、ほかにもCM出演をこなしている。
そして、櫻井翔(39)は『news zero』、『1億3000万人のSHOWチャンネル』(いずれも日本テレビ系)、『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)といった番組出演のほか、4月11日から広瀬すず(22)とのダブル主演ドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)で探偵・風真尚希を演じている。
「『ネメシス』は、視聴率が初回こそ11.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯=以下同)と良いスタートでしたが、以降1ケタ台に落ち込み、5月23日放送の7話では7.4%になってしまいました。数字は微妙と言えるものですが、ただ櫻井が主演を務めているとあって話題性は抜群。放送のたびにネットなどで大きな反響がありますよね」(女性誌記者)
俳優・櫻井翔が存在感を放っているが、他のメンバーも負けていないようだ。
「相葉さんが10月から、テレビ朝日系の金曜ナイトドラマ枠(夜11時15分〜翌0時15分)で放送される連続ドラマの主演を務める、とささやかれていますね。もし主演が決まれば、同じ金曜ナイトドラマ枠で2018年10月期に放送された『僕とシッポと神楽坂』以来の連ドラ主演となります」(ドラマ制作会社関係者)
『僕とシッポと神楽坂』は、東京・神楽坂にある坂の上動物病院を舞台にしたドラマで、相葉は獣医師・高円寺達也を演じた。
「相葉さんが演じた高円寺は、動物とその飼い主に寄り添う優しい人柄の獣医さん。『I LOVE みんなのどうぶつ園』に出演する相葉さんにピッタリの役でしたし、次のドラマではどんな役を演じてくれるのか楽しみですね」(前同)
前出の制作会社関係者は、“相葉の次のクール”にも嵐メンバーの主演作がありそうだと話す。
「2022年1月期には、松本さんが主演を務めるドラマがテレビ朝日系で放送されるようです。米倉涼子さん(45)の代表作で、10月クールに放送される『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』と同じ木曜ドラマ枠(夜9時)での放送となるそうです」
2020年10月の『週刊文春』(文藝春秋)では、松本が2021年4月クールのテレビ朝日の木曜ドラマ枠での出演オファーを固辞したと報じていた。
「『文春』で報じられていたドラマの放送時期の調整がついたということではないでしょうか。松本さんは、『女性自身』(光文社、5月11日発売)で『99.9』の撮影の様子がキャッチされ、2023年には大河ドラマも控えていて、さらに連ドラ。この先の俳優としての活躍が楽しみですね」(ワイドショー関係者)
いずれも実現すれば、相葉から松本への豪華なドラマリレーが完成する。これだけでも嵐ファンは垂涎ものだろうが、前出の制作会社関係者は、このリレーにはさらに続きがあるというのだ。
「二宮さんが、2022年4月期のTBSの日曜劇場枠で放送されるドラマの主演を務めるのでは、とささやかれています。もし決まれば、2018年4月期に同じくTBS系で放送された『ブラックペアン』以来の連ドラ主演となります」(前同)
二宮は、『ブラックペアン』をはじめ2008年10月期の『流星の絆』、2007年6月期の『山田太郎ものがたり』と、多くの人に記憶に残る名作TBSドラマで主演を張ってきた。
そして、二宮の主演が噂される日曜劇場は、2013年7月期と2020年7月期に放送され大ヒットを記録した『半沢直樹』をはじめ、綾瀬はるか(36)と高橋一生(40)の名演で注目を集めた『天国と地獄~サイコな2人~』など、話題作を次々に世に送り出している放送枠だ。
「TBSで多くの名作に出演している二宮さんが主演を務めるだけでも楽しみなのですが、大ヒット枠である日曜劇場での放送となれば、否応なしに期待が高まります。二宮さんと日曜劇場の相乗効果で、それこそ『半沢』並の人気作品になるかもしれませんね」(前出の制作会社関係者)
嵐ファンでなくても実現が期待される相葉、松本、二宮の嵐ドラマリレーだが、気になる点もあるという。
「こうしてみると、局は違うのに相葉さん、松本さん、二宮さんと放送クールが見事にかぶっていません。やはり同じ期間の放送となると、視聴率などで比較されてしまいますし、そうならないようにずらしているのはないでしょうか」(前同)
芸能プロ関係者は言う。
「若手から中堅まで、ジャニーズグループは今やかなりの数に増えてきています。テレビで売り出したいといっても、出られる番組の数には限りがありますし、最近は、ジャニーズグループの“裏かぶり”もままありますよね。
バラエティ番組での例ですが、5月23日にも、Snow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)とKing&Princeの『King&Princeる。』(日本テレビ系)の放送時間が重なってしまったことがありました」
嵐でも、4月8日に相葉が出演する『VS魂』の裏で放送されているバラエティ番組『THE突破ファイル』に、櫻井が『ネメシス』の番宣で出演したことがあった。
「同じ木曜19時からの番組とあって裏かぶりが懸念されたのですが、このとき『突破ファイル』は2時間スペシャルで、櫻井さんは 『VS魂』が終わった直後の20時から出演して、裏かぶりは見事に回避されていました。
メンバーの、同じバラエティ番組での裏かぶりを気にするのは十分理解できますが、ドラマのクールすらかぶらせないとなると、マネジメント側はスケジュールを組むにあたって最大級の気を遣っていますよね。テレビ番組の裏がぶり、そしてドラマのクールかぶりも絶対NG、多くの人気グループがいるジャニーズの中でも、やはり嵐がいかに特別なグループかが分かります」(前同)
休止期間に入っても、そのタレントパワーは健在。今秋からの相葉、松本、二宮による嵐の連ドラリレーを期待したいが、果たして──。