小室圭さん

「天皇陛下は東京オリンピックとパラリンピックの名誉総裁に就任されていますが、新型コロナが依然収束していないことから、大会開催の是非が問われている状況です。

 一方、7月にニューヨーク州での司法試験を控える小室さんですが、この一大行事を“利用”するおそれがあるとの話が浮上しています」(宮内庁関係者)

 アメリカ・ニューヨーク州のロースクールを無事卒業した小室圭さん。いまだ長引く眞子さまとの結婚問題が、東京五輪とどう関係するのだろうか。

陛下にとって思い入れの強い東京オリンピック

 そもそも、皇室と五輪の縁は深く、'64年の東京大会の開会式には皇室の方々が参列され、昭和天皇が開会宣言を行った。現在の陛下にとっても思い入れの強い大会である。

'64年の東京五輪で当時4歳の陛下は、ご両親と競技会場で観戦された

「天皇陛下は、外国との国交樹立の節目となる年に日本側の名誉総裁になられることはあります。例えば'15年にベルギーとの外交関係樹立から150年を記念する名誉総裁を上皇陛下(当時天皇陛下)が務められました。

 しかし、国内の団体や組織の名誉総裁に就かれることはほとんどありません。五輪の名誉総裁はレアケースです。

 前回の東京五輪は会場で競技を観戦されたなどの思い出もおありでしょうから、今回の五輪は特別なイベントでしょうね」(侍従職関係者)

 昨年のお誕生日会見では、幼少期の記憶として前回大会の思い出に触れながら、今回の五輪に対する思いも述べられている。

 一部では、新型コロナ感染拡大の状況によって、開会式への陛下の出席が危ぶまれるとも報じられているが、

「開会式に外国の大統領など元首級も出席されるなら、天皇陛下も会場に赴かれ、開会を宣言されるでしょう。競技のご覧についても、すべてリモートだと、諸外国から日本のコロナ対策に対する不信感を招くおそれがありますので、いくつかの競技は実際に会場でご覧になるのではないでしょうか」

 そう話すのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。

 名誉総裁として開会宣言を務め、陛下にとって思い入れも強い五輪が7月下旬に控える一方、眞子さまと小室さんが“仕掛ける”計画とは─。

五輪開催の直前、もしくは開催期間中に小室さんが帰国するという話が出ています。

 五輪は7月23日に開幕し、小室さんが受験する司法試験はその直後ではありますが、今年はオンライン受験なので、帰国後でも問題なく受けられます」(秋篠宮家関係者)

オリンピックのどさくさに紛れて帰国か

 小室さんが帰国した場合、一般の結納にあたる『納采の儀』を行う可能性もある。近代皇室における女性皇族は、結婚の約3か月前に行う例がほとんど。

5月30日、島根県で開かれた『全国植樹祭』に赤坂御用地からリモートで出席された両陛下

 従って、おふたりが30歳になる10月中の結婚を目指すのであれば、7月上旬までには『納采の儀』を行い、小室さんはその直前の6月に帰国する流れが自然だが……。

「『納采の儀』を行う時期に法的な決まりはないので、例えば五輪終了後に行っても問題はありません。というのも、眞子さまと小室さんがいちばん気にかけられているのは、国民からの注目をいかに避けるかということ。

 おふたりに何か動きがあるたびに日本中から批判が殺到する状況なので、小室さんの帰国も少しでも穏便にすませたいのが本音でしょう。

 そこで、利用できるのが東京五輪です。大会関係者や選手団など合わせて海外から約7万8千人が来日する予定。五輪前後は海外からの渡航者が増加し、日本が五輪一色になるでしょうから“どさくさ”に紛れて帰国し、国民からの注目を最小限にとどめることができるのです」(同・前)

 五輪前後における国際便について、全日空(ANA)の広報部に問い合わせると、

「現時点で、オリンピックとパラリンピック開催による増便や臨時・チャーター便の予定はありませんが、今後の予約動向や出入国規制の動向などを見極め、適宜柔軟な対応をしてまいります」

 とのことだが、仮に何も行事がない時期に小室さんが帰国した場合、大騒動となるのは火を見るより明らか。

 眞子さまの結婚問題で批判を受け続けている秋篠宮ご夫妻にとっても“どさくさ帰国”は都合がいいだろう。

 そこまでして、小室さんが帰国しなければならない理由が2つあるという。

「五輪前後に帰国することがそもそも無礼」

「1つ目の理由として『納采の儀』は、小室家の使者が宮邸に出向いて結納の品を渡した後、秋篠宮家の使者が小室家にお返しの品を渡します。儀式後は両家での茶会が行われますし、どちらも小室さんの出席は必須です。

留学先のロースクールで国際弁護士の資格取得のため勉強中の小室さんと、金銭トラブル当事者の佳代さん(写真はともに'17年7月)

 2つ目の理由に、お金の問題が挙げられます。小室さんは以前勤務していた都内の法律事務所から、毎月の生活費を援助されていましたが、ロースクール卒業後は支援が打ち切られるでしょう。ただでさえ物価の高いニューヨークですから、滞在費の困窮が懸念されます。それらの理由から、帰国はやむをえないと考えられるのです」(皇室担当記者)

 前出の宮内庁関係者は「五輪前後に帰国すること自体が無礼すぎる」と声を荒らげる。

陛下と美智子さまは50年以上前から障害者スポーツに関心を寄せ、陛下は1964パラリンピック東京大会の名誉総裁に

「あえて五輪開催の直前に帰国して、陛下による開会宣言などのニュースがかき消されるようなことになったとしたら、遺憾な事態だといえます。

 開催期間中も小室さんの報道が過熱してしまうと五輪のニュースが減り、結果的に“五輪ムードに水を差す”形となれば、名誉総裁を務めていらっしゃる陛下に対して、大変な無礼にあたるからです

 この関係者が憤るのも無理はない。なぜなら、陛下への“無礼”な出来事は、今回で3度目となるからだ。

「1度目は今年2月、陛下のお誕生日に際する記者会見において、眞子さまと小室さんの結婚問題に関する質問が出たこと。天皇ご一家ではなく秋篠宮家の、しかも私的な事柄である結婚に関する質問に応じていただくという前代未聞な出来事でした。

 2度目は、4月に小室家が抱える金銭トラブルの経緯などを説明する文書に、陛下に対する謝罪の気持ちがひと言もなかったこと。長引く結婚問題に言及せざるをえなかった陛下に対して、計28ページもある文書であれば、謝罪などの文言を盛り込むこともできたはず。“謝罪がないのは陛下の顔に泥を塗ったと同然”だと、宮内庁内部でも怒りの声が上がっていました。

 次代の天皇家の長女と結婚し、いずれ即位される悠仁さまの義兄になるという立場であることを本当に理解しているのでしょうか」(同・前)

 この“傲慢”とも思える計画を、眞子さまもお認めになっているのだろうか……。