昨年9月に大麻取締法違反で逮捕され、活動休止中の伊勢谷友介。現在、彼が出演している映画『いのちの停車場』と『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は無事に公開されている。
「伊勢谷さんは懲役1年、執行猶予3年の判決を受けました。近年は“作品に罪はない”という考えから、出演者の逮捕前に撮影された映画がお蔵入りになることはあまりありません。昨年も『十二単衣を着た悪魔』や『とんかつDJアゲ太郎』がカットなしで公開されていましたね」(映画配給会社関係者)
そんな伊勢谷だが、スクリーンだけでなく意外な場所でも目撃されていた。
「5月上旬のゴールデンウイークに、群馬県の水上温泉にある旅館でお見かけしました。食事のときは偶然、隣の席になった方と乾杯もしていましたが、表情はどことなく暗かったですね。誰も横にいなかったのでひとり旅だと思います」(居合わせた宿泊客)
支配人とも知り合いで
彼の目的は、旅館に湧く温泉だったようだ。
「その旅館は、源泉かけ流しで露天風呂の貸し切りもできます。ひとり湯船につかりながら自然を楽しめますから打ってつけだったのでしょう。支配人とも知り合いらしく、過去に何度か通っていたみたいです」(同・宿泊客)
どうやらこの場所は、伊勢谷のお気に入りらしい。
「伊勢谷さんはボートを使っての川下りやスキーなどのレジャーが趣味で、逮捕前からよく来ていたそうです。事件後はすっかりご無沙汰でしたけどね」(地元の住民)
彼が温泉で癒されたいと思うのも無理はない。
「逮捕の影響で契約した仕事への損害賠償額は億単位。彼が負担する膨大な違約金を払うためにも、俳優として再起したいのでしょう。実際、彼の才能を惜しんでいる人も多く、『いのちの停車場』で共演した吉永小百合さんも“また撮影の現場に帰ってきてほしい”と話していました」(芸能プロ関係者)
今年4月に発売された雑誌『週刊文春CINEMA!』のインタビューでも、
《もし許されるなら、俳優として活動したいという思いはあります》
と、役者復帰への意気込みを語っており、現在は関係者に謝罪行脚中のようだ。
「迷惑をかけた相手は広範囲。金銭的にも社会的にもつらい状況ですから、その疲れを温泉につかって癒していたのかもしれませんね」(前出・芸能プロ関係者)
彼が泊まったとされる旅館に問い合わせると、
「お客さまの情報を第三者にお伝えすることはできませんので、ご回答は控えます」
とのことだったが、否定はしなかった。
水上温泉には疲労回復の効能があるといわれる。彼の“傷”には効いたのだろうか。