黒柳徹子

まだ公になっていない話ですが、黒柳さんが以前住んでいた、西麻布の“豪邸”が22億円でひそかに売りに出されているんです」(不動産関係者)

 今年で御年88歳を迎える黒柳徹子。6月5日に放送された『徹子の部屋45周年スペシャル』(テレビ朝日系)では、明石家さんまを相手に徹子節を炸裂させて笑いを誘った。

「会話は脱線しっぱなし。さんまさんがスタッフが出すカンペについて触れると“カンペが出始めたのはここ4~5年ですよ”と黒柳さん。さんまさんは“僕は48年前にデビューしましたけど、そのときからありました!!”と反論するも“それはあなたがダメだから”と黒柳さんに一蹴されていましたよ(笑)」(テレビ誌ライター)

自宅にてエアロバイクを使い健康維持をしている様子の黒柳徹子(本人SNSより)

 とはいえ黒柳は、テレビ草創期から活躍している、いわば歴史の生き証人。'81年刊行の自著『窓ぎわのトットちゃん』は、日本での累計発行部数は800万部を超えるベストセラーに。世界30か国で翻訳され、今も多くの人に読まれ続けている。

爆発的に売れたこの本の印税を、すべて寄付しています。この本をきっかけにユニセフの親善大使に就任し、世界各地を訪問するなど、多方面で活躍。テレビにも引っ張りだこで、'81年から5年連続で高額納税者として長者番付の上位に名を連ねていました」(同・テレビ誌ライター)

一時は借金13億の“不動産好き”

 '86年には西麻布にある587平米の土地に冒頭の“トットちゃん豪邸”を建てた。

黒柳さんが母親の朝さんと住むために建てた地下1階、地上2階建ての邸宅で、トレーニングルームにプールまでついている。2階に黒柳さんが住み、1階にはフジテレビ系の人気番組『料理の鉄人』に出演していた石鍋裕シェフが経営するフランス料理店がテナントとして入っていました。当時は土地と建物を合わせて10億円とウワサされた物件です」(ワイドショーデスク)

 '06年に他界した母親と暮らした思い出深い家なのだが、'97年には石鍋シェフに売却している。

六本木や南青山の不動産だけでなく、'94年には中央区佃の高級マンションを約3億円で購入。徹子さんは不動産好きで、その借金は一時13億円とも報じられました。その支払いに首が回らなくなり、売却を決めたようです」(同・前)

 その後の経緯はというと、

'19年に石鍋シェフが資産運用のコンサル会社に売却。今回、内々で売り出されることになったようです」(前出・不動関係者)

 時は流れて、所有者も移り代わり、黒柳もともに年月を重ねた。

コロナ自粛を機に少しずつ身辺の整理を始めているそうですよ。遺言状を作成するんだと話していました。その資産総額は10億円ともいわれています」(テレビ局関係者)

 押し入れから出てきた古い写真を手に取って、豪邸の窓際に佇むトットちゃんの姿を、懐かしんでいるのかも。