熊田曜子

「また同じことをやってる。同じ手口を……そういう気分です」

 そう話すのは、都内在住の男性会社員のBさん。彼の言う“同じこと”とは――。

「5月18日の未明、熊田曜子さんが夫から暴力を振るわれたとして110番通報、’12年に結婚した夫のAさんが暴行容疑で逮捕されました。

 互いに弁護士を立て、離婚に向けて話が進んでいます。“暴行”の有無は、双方に言い分がありますが、“妻が夫からドメスティック・バイオレンス(DV)を受けた結果、離婚へ”という話なので、本来であれば“かわいそうな妻と最低な暴力夫”として報じられたはずですが、熊田さんの告白の後、夫のAさんが週刊誌の取材に答え、彼から見た事実を述べたことで状況は一変しました」(スポーツ紙記者)

 Aさんは複数の週刊誌の取材を受けた。彼の弁をまとめると以下になる。

●Aさんは熊田が不倫していると疑い、問い詰めるとはぐらかされた
●熊田の手帳を見ると、レギュラー出演する番組の放送日にハートマークが付いていた。Aさんはその番組のスタッフが不倫相手ではないかと目星を付けた
●Aさんがハートマークを問い詰めた後日、自宅にいる熊田の様子を録音。知人との電話で熊田はそのときの話を「手帳めくる手が震えるの、ヤッバって」と発言。「確実な証拠は絶対掴んでない」などとも話していた
●不倫相手と思われる男性を“プロ”と呼び、「プロが本当に頼もしいと思ったのは、絶対ツーショットは撮られてないんだよ、全部別々に入ってるから大丈夫って」と話していた
●録音をもって再度、熊田と話し合ったが、証拠を突きつけられても「誰かに騙されてる」などと再度はぐらかされた
●話し合いに応じず、熊田は布団に入って寝ようとしたので、布団をはねのけたところ、Aさんの手が熊田の頬に当たった(暴行)
●熊田のバッグの中から“アダルト器具”が出てきた
●Aさんが器具をDNA鑑定に出すと、自分ではない男性の精液が検出された

「暴行で逮捕、そこからの離婚となれば、熊田さんにはただただ同情や応援するような“プラス”の声が集まったと思いますが、Aさんの主張が出てからは、批判も入り混じるものに。現在、週刊誌各誌の報道合戦となっており、今後裁判などで真実が明らかになっていくと思いますが、“大人のオモチャ”を使っての不倫が事実だとすると……。批判の声が湧くのもやむを得ないですね」(同・スポーツ紙記者)

 熊田の夫であるAさんの主張をまとめたが、これとほとんど同じことを熊田から受けた男性がいる。冒頭のBさんだ。

元カレの告白

15年ほど前から彼女とは友人というか知人というか、まぁ知り合いだったんです。それで10年前に2人で食事に行くことになりまして。食事の提案は彼女からでした。それである日の夜、食事をして帰るところで“家に泊まっていきなよ”と。それで彼女の家に行き、そういう関係になって付き合うことになりました」(Bさん、以下同)

 そう、Bさんは渦中の熊田の元カレなのだ。このとき熊田はAさんと結婚する以前のため、不倫ではない。今回の騒動は夫であるAさんが熊田の不倫を疑ったことから始まっているが、それは元カレであるBさんも同様で……。

「当時、私も彼女の浮気を疑いまして……。旦那さんも“この人だ”みたいに目星を付けているようですが、僕もそういう人がいました。携帯のメールのやり取りなんかを見て、ですね。それで彼女を問い詰めると、口論のような感じになってしまいました」

 ここで熊田は、今回と同じ行動に出る。

当時、彼女のマンションのすぐ近くに警察署があったんです。それで警察署に逃げ込むように入り、私がストーキングのようなことをしていると警察に主張したんです。私の意見は通らず、警察からは“関わらないように”と口頭で警告を受けました

 110番通報と警察署への駆け込みとでは多少の違いはあるが、行動の目的は一緒だ。

「私は、10年前に彼女と付き合い、結果的にこのような形で関係は終わりましたが、それを当時マスコミなどに話していませんし、話すつもりもありませんでした。

 今回、話す気になったのは、私と同じことを旦那さんにしていたから。かわいそうに思ったからです。また、私と彼女は当時未婚ですし、子どももいませんでした。しかし、現在の彼女は結婚しており、子どももいます。それでまた同じことをやるというのは……
 
 元カレBさんと熊田の関係は警察への駆け込みで終わったが、数年前に進展(?)を見せた。

「彼女のインスタグラムにダイレクトメッセージを送ったんです。すると、警察から警告書が届きまして……」

熊田側の代理人弁護士からの回答

 Bさんとの交際や、警察署に駆け込んだ件について熊田側に事実確認を行うと、代理人の弁護士から以下のような回答があった。

「2010年から2011年ごろ、目黒警察へ被害相談した事実はございます。これは当時、すでに当社を退職していた元マネージャーのB氏が、熊田に対しストーカー行為を行っていたため、当該ストーカー行為について被害相談を行ったものです。

 B氏と熊田が交際していた事実はいっさいなく、B氏の一方的な好意とストーカー行為があったのみです。その後、B氏から熊田の夫であるA氏に対し、Facebookのメッセンジャーで“嫁は元気かい?”とのコンタクトがあったことから、その際には高輪警察署に相談し、高輪警察署からB氏に対し、熊田への接近禁止に関する警告を行ってもらったとのことです」

 交際の事実はないと言うが、当時警察から送られた警告書には、熊田の名前(本名のため夫の姓)とともに《平成22年5月頃から○○曜子と交際をしていた》と記載され、皮肉にも熊田がBさんと付き合っていたことを証明する書類となっている。

元カレが警察から送られてきた書類には「交際をしていた」としっかり書かれている

 熊田の代理人弁護士からの回答について、再度Bさんに話を聞くと、

そのような文章は送っていませんし、そういった行為もしていません。この件を別の雑誌に話した際は、同じく代理人の弁護士からの回答で交際自体を認めていました。今回になって“交際の事実はない”と言ってくるのも、意味がわかりません

 熊田は自身の恋愛論や“性事情”について、これまでにも自著などで何度か語っている。

「’08年に出版したフォトエッセイ『ポジティブリズム―熊田流幸せのつかみ方』では、母親から恋愛について、“身体の相性とかあるから、いろいろな人と恋愛しなさい”といった“教え”を受けたと綴っています。

 まぁ教育方針は人それぞれですし、言ってることは“それはまぁ一理あるかも”という話ではありますが、なかなか特殊な教えだと思います。また、今回“大人のオモチャ”が話題となりましたが、これについても彼女は性について綴った書籍や雑誌のインタビューなどでたびたび“美容効果”“ストレス解消”のために毎日、自慰行為をしていると発言していますね」(芸能プロ関係者)

 人はそう簡単に変われないのか……。