ドラマ『着飾る恋には理由があって』に出演中の川口春奈(左)と横浜流星(右)

 川口春奈が主演を務めるドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)が、6月22日に最終回を迎える。

「インテリアメーカーの広報として日々業務に追われている主人公が、シェアハウスで暮らすことになり、そこの住人たちと恋をしたり、友情を深めたりするというストーリー。川口さんのおしゃれなファッションや、横浜流星さんと向井理さんのキュンキュンするセリフや仕草が話題になりました」(スポーツ紙記者)

 SNS上では、《横浜流星と向井理、どちらを選べばいいの!?》といううれしい悲鳴があがっていたが、ほかにも密かにささやかれていることがある。

あれ? スマホが消えた!?

実は、一部の熱心なドラマ好きの間で、“ドラマの編集に不自然なところがある”と疑問の声があがっているんです。1つのシーンのなかで、映される角度が変わると飲み物が増えていたり、持ち物が無くなっていたりするようで……」(テレビ局関係者)

 そこで、改めて映像を調べてみると、不自然な箇所を発見することができた。

横浜流星のグラスは空→繋いだ手がアップになると、飲み物が増えていた(『着飾る恋には理由があって』3話より)

「3話の終盤、2人きりでキャンプ場のたき火を囲んで手を繋ぎながら、横浜さんが川口さんに“たぶん好きだね”と伝えるシーンです。引きの映像では横浜さんのグラスは空になっていたのに、繋いだ手がアップになると、突如として飲み物が増えているんです」(テレビ誌ライター、以下同)

 このシーンをニヤニヤ見ていた視聴者も多いはずだが、ウラではこんなことがあったのだ。

 ドラマを見進めていくと、不自然なのはこの1か所だけではなかった。

このときスマホを持っていたが…。次のシーンでは、カバンの持ち方にも注目(『着飾る恋には理由があって』7話より)

「7話で川口さんが地元の初島に帰郷するのですが、到着したときに母親に向かって振っている手に持っていた、黄色いスマートフォンがいつの間にかなくなり、カバンの持ち方も一瞬で変わっています

 川口が、SNSのフォロワー10万人を誇るインフルエンサーを演じているだけに、スマホは重要アイテムだけれど、ほかにも……。

「9話では、一緒にレストランに行けなかったことを横浜さんが川口さんに謝罪して、サンドイッチを振る舞うシーンがあります。ここでは川口さんが右手でスマートフォンを持っていた直後に、釣りに行く約束の指切りを右手でします。スマートフォンはどこへ行った? と思っていると、次のシーンではスマホ自体が消えてしまいました

 またしてもスマホがなくなる事態。これはたしかに、熱心なドラマファンなら疑問を抱いても不思議ではない。

「気付いていない視聴者も多いとは思いますが、気付いたらどうしても気になってはしまうもの。'17年に放送されたTBS系の『カルテット』では、カレンダーや携帯画面に表示された日付がズレていたことから考察合戦が始まり、公式SNSで携帯電話の日付がミスだったと、制作側が謝罪するまでになりました。

 今はオンデマンドや見逃し配信などで、誰でもすぐに作品を見ることができるので、細部まで気を配らないと、ストーリーにあらぬ誤解を生んでしまいかねません」(前出・テレビ局関係者)

 劇中の違和感についてTBSに問い合わせると、

「番組の制作過程についてはお答えしておりません」

 とのことだった。ドラマの公式SNSでは視聴者からの質問に、

《登場人物の衣裳や小道具もこだわって選びました》

 と答えているが、“着飾る”ことに意識が向きすぎちゃった!?