『ナイト・ドクター』毎週月曜夜9時〜(フジテレビ系)放送中 出演/波瑠、田中圭、岸優太、北村匠海、岡崎紗絵ほか

「まさか自分が出られるとは思わなかった。人生でも信じられないくらいの驚きをいただきましたね」

 最初のころは“ドッキリの札はまだなのか?”と思っていたそうだが、

「撮影を重ねる中で、ついに確信に変わってきました。もし今、ドッキリだと明かされたら? ここまできたら、もう笑えないでしょう。そして、ずいぶんお金のかかったドッキリですよね(笑)」

「人からの影響を受けやすい」

 夏ドラマの先陣を切って始まった月9『ナイト・ドクター』。舞台は、昼夜完全交代制を試験導入した病院。夜間救急専門の救命医療チームの奮闘と成長を描く。

 演じる深澤新は、病気がちの妹のために医師となった元・内科医。“救急医なんて絶対やりたくない”と思っていたのに、チームに組み込まれてしまう。

「共通点はある意味、単純なところですね。深澤も誰かのひと言、ひとつの出来事で、方向性ややる気が変わっていくタイプ。自分は深澤ほど素直ではないですけど(笑)、人からの影響を受けやすいので。そこからマインドが変わっていく、ということはありますね。もちろん、すべてを受け入れるわけではなく、選択は自分でしています

 下顎挙上、足背動脈、プライマリーサーベイ……など、医療専門用語も多い。

「大変ですね。使ったことのない言葉だと、頭に入りにくいんですよ。言いにくい言葉ばかりですし、難しいですね。なおかつ、スピード感が求められる空間で、手の動きなどもついてくるので。正直、ちょっとビビりました(笑)」

すごく悩んだ時期もありました

『ナイト・ドクター』毎週月曜夜9時〜(フジテレビ系)放送中出演/波瑠、田中圭、岸優太、北村匠海、岡崎紗絵ほか

 初回は13・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯)と高視聴率をマーク。岸のフレッシュさが、過酷な救急現場に戸惑う深澤にマッチ。

 放送後には、目の泳ぎや声の震え、涙など、岸のリアルで繊細な演技にSNSには感心の声しきり。“#岸優太”“#深澤先生”がツイッターのトレンド入りをした。

「お医者さんになりたいと思ったこと? それはなかったですが、こういう現場で医師のすごさやカッコよさを知ると、頭が上がらないですよね。人の命を救うというすごさに圧倒されます。実際の現場なんて、きっともう、口から心臓が飛び出るんだろうなと思いますね」

  “給料さえもらえればいい”“穏やかに暮らしたい”、そんな安定志向だった深澤。しかし、朝倉(波瑠)や成瀬(田中圭)ら同僚の情熱に感化され、救命医としての覚悟を固めていく。現在の仕事に対し覚悟を決めた瞬間について尋ねると、

ありましたね。20歳のときに決断しました。すごく悩んだ時期もあって、本当にやめようかと思っていたときに、デビューの話をいただいて。そこでいろいろ考えました。自分ができること、自分が好きなことを何回も問いただした結果、このエンターテイメントの世界だって。このメンバーでやっていくと心に決めました」

 その後のKing & Prince、そして岸の活躍は周知のとおり。次はどんな輝きを見せてくれるのか、ワクワクが止まらない。

「夏のドラマって、自分にとってすごく思い出に残っている作品が多くて。だから、みなさんにとっても、思い出のひとつになってもらえたらうれしいなと思っています!!」

ナイト・ルーティン、教えて!

「何をやっているかな? 録りためたバラエティー番組を一気見していますね。できるだけ多く見たいので、2倍速で。自分が出た番組? 恥ずかしいので、極力見ないようにしていたんですが、最近は頑張って見るようにしています。でも、それは5倍速くらいでいいかな(笑)。

 あとは、お風呂に入って、寝ますね。意外と何もしていないですね。もう“普通の生活”って感じです。たぶん、みなさんが想像しているよりは、つまらない感じで生きていますよ(笑)。だから、もっと趣味とかを見つけたりしたいですね」

出演が決まったとき、メンバーは?

 本作への出演は、マネージャーがメンバー全員の前で発表したそう。

「そしたら、本当にみんな拍手喝采で“おめでとう”って言ってくれて。撮影が始まってからも、毎日気にかけてくれています。“今日どうだった?”とか、そういうコミュニケーションの取り合いはありますね。(高橋)海人も(永瀬)廉も神宮寺(勇太)もドラマをやっていたりするので、一緒に情報交換したりしています」(※「高」ははしご高が正式表記)

 King & Princeは本当に仲よしなんだね。

「そうなんですよ」

 と、ニッコリ。

『ナイト・ドクター』
毎週月曜夜9時〜(フジテレビ系)放送中
出演/波瑠、田中圭、岸優太、北村匠海、岡崎紗絵 ほか