眞子さまと小室圭さん

「小室圭さんが帰国するという話は、いっさい聞こえてきません。

 眞子さまの婚約内定者である小室さんが帰国するとなれば、約1か月前から日本の警察に情報が入り、使用する空港や自宅周辺における警備の下見などが行われるはずですが、その様子もみられない。

 宮内庁の上層部ですら、小室さんの動向を把握しておらず、ご結婚に際する関連行事の話も出ておりません。

 おふたりが今秋の結婚を目指されているのなら、そろそろ動かないと間に合いませんが……」(宮内庁関係者)

夏には帰国すると思われていたが……

 眞子さまと小室さんはこれまで、30歳になる今年10月ごろの結婚をめどに動かれていたとされる。

「理由はいくつかあります。1つ目は昨年11月、眞子さまの強いお気持ちが綴られた文書の公表から、ちょうど1年というタイミング。

 2つ目は今年4月、小室家が抱える金銭トラブルに関する説明文書を公表したこと。結婚関連の儀式を行って秋に婚姻することを逆算した場合、ぎりぎりの時期だったことから公表に踏み切られたのでしょう。

 そして、11月末には秋篠宮さまのお誕生日が控えており、それまでにご結婚されていない場合は結婚問題に言及せざるをえず、秋篠宮家が再び世間からの批判を受けてしまうおそれがあります。

 これらの理由から、今秋のご結婚はおふたりにとってマストだったはずなのです」(皇室ジャーナリスト)

最近は宮中祭祀に皇族代表として出席されることが増えた眞子さま(1月7日・八王子)

 近代の女性皇族の結婚においては、結婚から約3か月前に一般の結納にあたる『納采の儀』が行われている。10月の結婚ならば、7月中旬までに小室さんは帰国するとみられていたのだが……。

「小室さんが留学していたロースクールは、5月末の卒業と同時に大学寮から退去を命じられます。ニューヨークは滞在費が高く、ワンルームの家賃ですら月20万円を超えるのはザラ。言わずもがな物価も高く、現在無職の小室さんでは滞在すら難しいでしょう。

 しかも、留学中の生活費用は日本で勤務していた法律事務所から援助されていましたが、普通であれば卒業と同時に打ち切られているはずです。

 7月末にニューヨーク州の司法試験が控えていますが、今年はオンラインでの受験が可能なため、資金面や今秋の結婚を考慮すると、6月もしくは7月中旬までに帰国すると予想されていたのです」(同・前)

 小室さんはなぜ帰国しないのか─。その謎は、彼のアメリカ滞在をサポートする“救世主”の存在が鍵を握っているそう。

“アメリカの母”に身を寄せたか

小室さんには“アメリカの母”といえる70代の日本人女性がいるのです。その方は小室さんと同じ『国際基督教大学(ICU)』のOG。日本語と英語と中国語を自在に操るトリリンガルで、以前からアメリカを拠点に活躍する国際弁護士のTさんです。

 Tさんはもともと、カリフォルニア州のロサンゼルスに事務所を構えていましたが、現在はマサチューセッツ州のボストンに移られたようです。

 ロースクールを卒業した小室さんは、高額の滞在費用がかさむニューヨークではなく、Tさんのいるボストンで住まいや食事などもろもろをお世話になっているのではないかと言われています」(外務省関係者)

大学3年のアメリカ留学時にハロウィンを楽しむ小室さん('12年ごろ)

 小室さんは大学3年次に『カリフォルニア大学ロサンゼルス校』に数か月間の留学経験があり、それをきっかけにTさんとの交流が始まった。

「国際弁護士として活躍するTさんを間近で見た小室さんは、深い感銘を受けて“国際弁護士になりたい”という夢を抱いたのです。

 Tさんに全幅の信頼を置く小室さんは、新卒で入行した銀行を早々に退行した後、都内にある『奥野総合法律事務所』にパラリーガルとして就職しましたが、実はTさんの紹介があったから。Tさんは眞子さまにもお会いしたことがあるほど、関係性は深いのです。

 落ちるわけにはいかない司法試験を前に、アメリカの第一線で活躍する敏腕弁護士のTさんによるサポートは“最高の追い風”になると思います」(小室さんの知人)

 Tさんに取材を申し込もうとロサンゼルス時代の事務所に国際電話をかけるも、現在は使われていなかったため、メールで連絡をとると、

《申し訳ありませんが、どの取材にも応じない方針です》

 との返答があった。このままアメリカで司法試験を受験した場合、小室さんは今後どのような動きをみせるのか。

「少なくとも、天皇陛下が名誉総裁を務めていらっしゃる東京オリンピックとパラリンピックに水を差さぬよう、これらが終了する9月上旬までの帰国はないでしょう。

 ひとまず、10月末に司法試験に合格したことを確認してから動かれるのでは。ニューヨーク州では試験の合格後、弁護士規範をテストする倫理試験もあり、50時間のボランティア活動と面接試験もパスしなければなりません。つまり小室さんが正式に弁護士資格を取得できるのは'22年1月ごろになるので、わざわざ年内に帰国はせず、Tさんの元に滞在し続ける可能性は十分ありえます」(前出・皇室ジャーナリスト)

 この方針は、週刊女性が以前報じた秋篠宮さまの“伊勢参り”ともリンクする。

結婚を阻止する秋篠宮様の“伊勢参り”

「秋篠宮さまが皇嗣になられたことを国内外に宣言される『立皇嗣の礼』には、まだ地方訪問の行事が残っています。しかし、コロナ禍の状況を鑑みて、オリパラ後の秋まで再延期となったそうです。

 行事とは、三重県にある『伊勢神宮』などへの訪問ですが、行事を見ようと人が集まれば沿道での集団感染のおそれがありますし、コロナ禍で苦難を強いられている国民や医療従事者のことを憂慮する殿下からすれば当然のご判断。

コロナの専門家から話を聞いたり、オンライン公務にも取り組まれている秋篠宮ご夫妻('20年10月)

 ただ、“伊勢参り”が秋に実現すれば、五輪に向いていた国民の視線が秋篠宮家に戻り、結婚問題への批判が再燃するのは明らか。国民からの視線を気にされているおふたりですから、いったん時間を置かれることになるでしょう。

 年末年始は皇室行事が立て込むため、結果的に小室さんが正式に弁護士資格を取得する来年1月までは、結婚はお預け状態になると思います」(宮内庁関係者)

 現実的には考えづらいが、秋篠宮さまの地方訪問後、国民からの猛批判を承知のうえで、9~10月の1か月以内で一気に儀式をこなして結婚されることも不可能ではない。

 しかし、そんな“ウルトラC”も断念せざるをえない状況だと指摘する声も……。

「宮内庁による6月24日の定例会見で、西村泰彦長官は、東京五輪の開催をめぐり、新型コロナウイルス感染拡大を“(陛下が)ご懸念されていると拝察している”と発言。これは陛下のお気持ちを長官が代弁したものに間違いありません。政治的関与にならないぎりぎりのラインですが、それほど陛下はコロナに対する危機感がおありなのです。

6月21日、『日本学士院賞』の授賞式に臨まれた両陛下。陛下はコロナ禍の五輪開催を懸念されている

 リスクのある“意思”をあえて陛下がお見せになった以上、コロナ禍が収束するまでは、慶事である結婚はできなくなったといえます。

 内親王である眞子さまは、われわれ以上に陛下のお気持ちを重く感じていらっしゃるはずですし、年内の結婚は見送らざるをえないと考えていらっしゃるのでは」(同・前)

“プラン変更”を余儀なくされた眞子さま。この結婚問題は、いつ決着するのか─。