「ジャニーズ事務所に入って20年。初めての単独主演ドラマになります。クランクインしてすぐ、撮影が予定より早く進んだときがあって。できた時間で別のシーンを撮りましょうとなったときに“ここは、主演が決めてください”と言われた瞬間、“俺、主演なんや”と思いましたね」
同名の大人気コミックをドラマ化したシンドラ『武士スタント逢坂くん!』で、記念すべき単独初主演を飾るジャニーズWESTの濱田崇裕。
今作で濱田が演じるのは、江戸時代の武士で、人気春画師でもある逢坂総司郎。“春画禁止令”によって処刑されるはずが、令和の漫画家の仕事場にタイムスリップ! ちょんまげにTシャツ、短パン姿で漫画家のアシスタントになった逢坂が“エロ”に“恋”と“自分の春”を見つけ出すコメディー作品。
「今回、露出がすごいんです(笑)。ふんどし姿で正座している写真をジャニーズWESTのメンバーに見せたら、“おー! これ地上波で放送するのか。めっちゃめちゃ面白そうやな”と、みんな爆笑してました。
(事務所の後輩)SixTONESの(森本)慎太郎と初めて一緒にドラマをやらせてもらうんですけど、それも“楽しみやな”ってメンバーが言ってくださったんで。あれ? なんで、メンバーに敬語を使ってんや(笑)。みんなが言ってくれたので、それもうれしかったです」
原作並みのムキムキ
彫刻ボディに!
原作の逢坂が彫刻のようなムキムキの身体をしていることから、肉体改造にも挑戦。トレーナーに漫画を見せたときには、
「“むむむむむむ”って言ってました(笑)。“この身体にするには、もう少し時間がいるかな〜”って。でも、少しでも時間ができたらトレーニングしましょうと言われて、時間をみつけてはジムに行ってましたね。
朝イチでジムに行って、いまから仕事ってときに、すでにぐったりしていたこともあって。メンバーから“頑張ったアピールしちゃって”ってイジられたこともありましたけど、そのくらい自分を追い込みました」
今年の1月半ばから2か月ほど身体を大きくするためにひたすら食べ続け、並行して筋トレを続けた。
「太れない僕にとっては、“食べない”より“食べる”身体づくりのほうが地獄でした。パスタを2人前食べてからジムに行って、トレーニングをしながら水2リットルとプロテインを飲んで、終わったらカツカレーを食べるみたいな。
ある程度、理想の身体に近づいたとは思うんですけど、なかなかシックスパック(6つに割れた腹筋)の脇から脚のつけ根に伸びる筋肉がつかなくて。あと慎太郎みたいなふくらはぎの筋肉もなかなか」
と、本人は謙遜するが、共演の森本からは「めちゃくちゃ(コミックの)逢坂くんの身体です!」と太鼓判が。
アツい仲間たちと主題歌も担当
“〜でござる”“〜で候”などの武士が使うセリフや、アシスタント中は常に正座でいることに苦労しながらも楽しんでいるという撮影。真っすぐな逢坂の、日常での学びをすべて好きな絵に活かしていく姿に共感すると語る。いっぽうで、
「逢坂くんは、喜怒哀楽が激しいんです。悔しいと思ったら涙を流し、うれしいと思っても泣く。人前だろうがどこだろうが、号泣します。そして、すぐに切腹しようとする。失礼なことをしてしまったと思ったら、切腹です。そこだけは共感できないですね(笑)」
ドラマを表現した主題歌『喜努愛楽』もジャニーズWESTが担当する。
「逢坂くんや彼が出会った仲間たちのように、心の高ぶりと仲間をテーマにしたタイトルそのままのクールなロック調の曲に仕上がっています。
今回のドラマは、人とのつながりを大切にするお話。コロナ禍のこのタイミングに、とてもいいものができそうだなと思っています。いつも応援してくれるみなさんが、クスッとするような瞬間を届けられるようにがんばります。ドラマの見どころのひとつが、アドリブ。監督が全然カットをかけてくれないんですよ(笑)。どこまでがセリフだったんだろうと推理しながら見てもらうのも面白いかもしれません!」
考えを改めたこと
いままで、漫画のページをすらすらめくっていたのが本当に申し訳ないと思って。今回、漫画家のアシスタントの役ということで絵を描く練習もしたんです。線ひとつ描くのも難しい。それで、漫画の見方が変わりました。目って、どうやって描いてんねん?とか、瞳の中に何か映ってるとか、細かいところも見るようになりましたね。
自分にとっての師匠とは?
すごく慕っていて、尊敬している釣りの師匠がいます。僕、バス釣りが好きなんですけど、釣り方を教えてくれたり、一緒に釣りに行ってくれるプロの方がいて。その方を師匠とか、兄貴と呼んでいます。
シンドラ『武士スタント逢坂くん!』
(7月26日スタート。日本テレビ系、毎週月曜、深夜0時59分〜 ※第1話、第2話は深夜1時9分~)