「この番組でゲームする椅子を持ってる人はちょっと彼氏にするのイヤだって言ったら、思わぬところでプチ炎上しちゃったらしくて。私SNSやってなくて、スタッフさんから聞いたんですけど。それは本当に申し訳ありませんでした!」
7月13日に出演した『グータンヌーボ2』(カンテレ)で、このような言葉を述べたのは、田中みな実。ことの発端となったのは同番組(5月11日放送)で展開したゲーマーに対する、とある持論だった。
「私、ゲームって“だらけてる”って思っちゃうの。それが自分の物差し。家行ってゲーム機とか、ゲーム用のイスとかあったら“わぁ!”って思うもん。“No!”って」
この発言が当時、ちょっとした炎上騒ぎを呼んでしまうことに。
《すごくショック》《ゲーマー見下してそう》《趣味否定するやつ性格悪》
SNS上で並んだのはこのような批判の声だった。田中といえば、2021年度上半期CM
契約本数をみても化粧品メーカーなど6社に起用された超売れっ子タレント。
「“ぶりっ子アナウンサー”から“美のカリスマ”へと華麗なるキャラ変化を遂げて久しい彼女、バラエティーなどでストレートな物言いをすることも多いですが、TBS時代と比べるとだいぶ好意的に受け入れられることが多くなりました。むしろ“ズバッと言ってくれるのが痛快”といったように。ですから、今回の『グータン〜』で自らの発言を改めて謝罪するというのは、近年の彼女からすればかなり“異例”の出来事です」(テレビ局ディレクター)
間接的なスポンサーへの謝罪
冒頭の発言に対して、スタジオで共演する長谷川京子には「ここを代弁の場に使わないで」とツッコまれていたが、この突然の謝罪にはワケがあって……。
「実は彼女、今年の3月から放送された『OCN』(NTTグループが運営するプロパイダーサービス)のCMに出演していたのですが、そのなかのひとつ『eスポーツプレイヤー編』で女子大生eスポーツプレイヤーの大友美有さんと共演しています。ゲームをプレイする者にとって“回線はとても大事”だと説くような内容なのですが、CMのなかで田中さんは一緒にヘッドフォンを装着し、ふたりでゲームをプレイする様子を披露しています」(広告業界関係者)
いわく、そのCMには彼女が非難した“ゲーム用のイス”に座る大友さんの映像も出てくるのだという。
「田中さんが異例ともとれる発言をしたのは、スポンサーへの配慮も大きいでしょう。一度“企業の顔”となってしまったら、そのイメージを毀損するような発言はできない。クライアントから特に何かを言われたわけではなさそうなので、間接的に謝ることで誠意をみせたかたちかと。今やCM女王に名乗りをあげるほどの人気ぶりですから、『田中みな実を起用するのは危険』となったら非常に困りますもんね」(前出・広告業界関係者)
田中といえば、昨年に所属事務所を移籍したことでも知られている。その背景として、前事務所では田中の気難しさゆえに次々とマネージャーが辞めていくというトラブルが報じられたこともあった。しかし、それは新しい職場でも……。
「彼女を担当していたのはかつて広末涼子さんや唐田えりかさんらを担当してきた業界きっての敏腕マネージャーなのですが、その方も3月末をもって突然の退社をしています。やはりその強い性格は変わっていませんし、今回の謝罪が事務所サイドが促したものだとしたら、だいぶ説得したのだと伺えますね……」(芸能プロ関係者)
“女王ぶり”はCM出演本数だけにしてほしい──?