「金銭問題に進展はいっさいありません。“佳代さんと会って話したい”と伝えていますが、返事はいただけていません。現在、“ボール”は小室さんサイドにあると認識しています。
4月に解決金を支払うと示され、こちらは“受け取る”と意思表示したのに膠着したまま。先方から特に説明がないので原因もわかりません。(元婚約者は)もう、あまり待てないのではないかと私は考えています。体調面も問題がないとは言いきれません」
小室佳代さんの元婚約者・竹田さん(仮名)を支える代理人男性は、金銭問題の現状に困惑している。
当事者の1人である佳代さんは、どう過ごしているのか。勤務先の洋菓子店関係者は、
「在籍していますが、もうかれこれ3か月近く出勤していません……」
と、こちらも困り果てている様子。
「彼女からの連絡はないですし、店側から連絡することもありません。今は“ほったらかし”の状態です。
仮に彼女から連絡がきたとして、どう対応すればいいのか……。今は社労士(社会保険労務士)を頼りにするしかなく、相談しているところです」(同・洋菓子店関係者)
6月に発売された『週刊文春WOMAN』の記事内で、記者との問答に佳代さんは、
《職場の人間関係はとてもいいんですよ。皆さん和やかで、和やかで。悪い人は誰もいないというくらい》
と語っていたが、勤務先からは“腫れ物”として扱われているようにも……。
小室さん母子は出勤時、毎朝最寄り駅まで一緒に向かってから、改札で別れる際には毎回ハグをするほどの母子仲だと報じられていた。
しかし、同誌にはこれまで“マザコン”や“教育ママ”だと報じられてきたことに対して《五十年生きてきて、初めて言われました》と語り、報道を否定した佳代さん。
小学生時代の圭さんが通っていた絵画教室の関係者だったAさんは、当時の小室さん母子を次のように振り返る。
「佳代さんと圭くんの関係性は、マザコンと言われるほどではなかったと思います。小学生くらいだったので、圭くんは佳代さんの隣にずっといましたが、べったりという感じではありませんでした。
“ハグ”に関しても、欧米式のライフスタイルを好む佳代さんなら、映画や海外ドラマに感化されて、母子のハグは自然なこと、と考えていたとしても不思議ではありません。
絵画教室での圭くんは、隅っこで黙々と絵を描いている一方で、自分より小さい子たちの面倒も見る、自立したしっかり者という感じでした。
佳代さんは“今夜は何を食べようか?”と圭くんに相談したり、あくまで対等な関係だった印象があります」
“母子密着”ではなく、あくまで圭さんは自立していたというのは、同誌で語ったことを裏づける証言である。
世間から強い批判を受けながらも沈黙を続けた佳代さんは“強い精神力”を持ち合わせているといわれてきたが、
《いつ死んでもいいと思うこともありました。明日死のう、と。今だってそう思うことはあります》
との肉声も掲載され、そうとうな憔悴ぶりも感じさせた。
夫の敏勝さんや、夫の父親も自ら命を絶ってしまった悲劇を意識しているのだろうか。
実は圭さんも、小学生のころにメンタルが不安定になったことがあるという。
「敏勝さんとそのお父さまが亡くなった後、小室さん母子と会ったときに“そういった家系かもしれないから、圭くんも気をつけたほうがいい”と話したことがあります。すると、佳代さんは“圭を心療内科に連れて行きます”って」(佳代さんの知人・Bさん)
このやりとりの後、実際に佳代さんは圭さんを病院へ連れて行ったようだ。
「“夕方になると圭が泣くのよ”と、佳代さんはよく話していました。お父さんが亡くなってから、寂しくてつらかったのでしょう。病院に連れて行ったところ“黄昏病”と診断されたそうです。佳代さんは圭くんのためにも、自然な出会いの中で男親の候補を探しており、何度か男性とデートしたと周囲に明かしていました」(佳代さんの知人・Cさん)
結局、新たな父親は現れなかったが、現在の母子のメンタルを支えているのは小室家に嫁がれる予定で“チーム小室”の一員としてサポートしている眞子さまなのだろう。
一方で『週刊文春WOMAN』の記者がある日、仕事を終えた佳代さんとスーパーに立ち寄ると、
《トレビスが三十九円! 安いですね》
と、見た目は紫キャベツに似ているヨーロッパ原産の野菜に強い反応を見せたそうだが、この点にも彼女らしさが表れているという。
「日本の青果店で昔から売られているキャベツやレタスではなく、輸入食材のトレビスに関心を持たれていたのは、佳代さんのハイセンスな一面があったからだと思います。
彼女は外国の文化を好む方。以前も洋装につけるコサージュを自作して、それを売って生活費の足しにされていました。ヨーロッパ発の花飾りを自作するという自分らしいスタイルで家計を支えているところに、佳代さんらしさを感じました」
佳代さんが抱く海外への憧憬は、並々ならぬものがあるとCさんが続ける。
「昔のヨーロッパ映画に出てくるマダムのようなファッションが印象的で、当時は“ドイツに行ってお菓子や料理の勉強がしたい”とか“ニューヨークに知人がいる”など、とにかく海外志向の強い方でした。都内に出た際は、フランス発の高級冷凍食品店に立ち寄って買い物されていましたね」
そんな母の意向に沿うため、圭さんは中学と高校はインターナショナルスクールに通い、国際色の強い『国際基督教大学』に進学したのは自然な流れだろう。
しかし、佳代さんはシングルマザーで経済的に余裕があったとは思えず、金銭トラブル発覚後は「身の丈に合わない生活をしている」と、指摘する声も上がっていた。
上昇志向といわれる佳代さんの教育方針は、圭さんが通っていた小学校での経験に起因していた可能性がある。
「圭くんが通っていた私立の『国立音楽大学附属小学校』は、裕福な家庭の子どもが比較的多い学校です。
音楽の道を本気で志し、留学も視野に入れている家庭も一定数いるので、周囲の影響から小室さん母子が、インターを志望するようになってもおかしくないと思います」(国立音大附属小関係者)
加えて、セレブなママ友の間にある“特有な雰囲気”に感化されてしまったのではと、この関係者は語る。
「佳代さんのママ友の中に、有名な女性歌手の付き人をしている方がいたそうです。その方がとても横柄で“偉そうにしている”と佳代さんが愚痴っていたことがありました。
普段からセレブ志向が当然の環境だったことや、マウンティングされてしまうムードもあり、負けじとインター進学という選択肢が生まれたのかもしれません」
愛息を眞子さまの婚約内定者にまで育て上げた佳代さん。
時には「身の丈に合った生活をしていない」などの批判を受けるほどの“野心”の形成には、どの母親も少なからず経験するママ友たちとのマウンティングが影響していたようだ──。