「7月16日に、東京地検は熊田曜子さんの夫で会社経営者のAさんを暴行罪で起訴。現在、3人の子どもは熊田さんと一緒に暮らしていますが、双方は親権をめぐり代理人を通して話を進めている最中です」(スポーツ紙記者)
ことの発端は5月18日の未明だった。
「熊田さんは夫から暴行を受けたと110番通報し、Aさんは現行犯逮捕されました。当初は一方的なDVかと思われていましたが、釈放されたAさんは週刊誌の取材に対して暴行を否定し、以前から熊田さんの浮気を疑っていて、その日は彼女に詰め寄っていたことを告白。後に、他人の精液がついた熊田さんの大人のおもちゃの存在や、彼女の不倫をにおわせる音声データの存在も明らかになりました」(同・スポーツ紙記者)
親権争いで最重要とされているのが
そんなドロ沼騒動中の起訴は、今後2人にどのような影響をもたらすのか。『弁護士法人・響』の古藤由佳弁護士に聞くと、
「Aさん自身は暴行の事実を否認しているようなので確定的なことは言えませんが、仮に有罪になった場合、暴行罪の法定刑は2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金または勾留もしくは科料となります。初犯であれば罰金刑で終わることがほとんどだと思います」
比較的軽微な刑事訴訟に思えるが、現在行われている親権争いへの余波も考えられるという。
「親権争いで最優先されるのは“子の福祉”。仮に刑事裁判でAさんの暴行行為が立証された場合、一般論としては、熊田さんにとっては親権の取得がしやすくなる事情になります。これについても、現時点でAさんが暴行行為自体を否認している以上、判断の行方はわかりませんが……」(古藤弁護士)
親権を第一に考える熊田と……
妻から被害届を取り下げてもらうことができなかったAさんは今、何を思うのか。本人を直撃すると、
「率直に言って残念ですが、仕方ないと考えています。こうなることはある程度、想定していました」
彼が“想定していた”と語るのには理由がある。
「以前から、彼女の代理人を通して“被害届の取り下げを条件に、親権を渡してほしい”という要求があったんです。しかし、こちらも親権を第一に考えているため、到底受け入れられるものではありませんでした」(Aさん)
子どもを交渉材料に使うなど、強行的な手段にも見えるが、熊田としても譲れない事情がある。
「不倫騒動や景品表示法違反のハーブ茶の広告塔を務めた問題で、彼女のイメージは下降の一途。そのうえ、親権まで取られたら“ママタレ”どころかタレント生命も終わってしまいかねない。子どもへの愛情もあると思いますが、イメージ回復を図るためにも、親権を取られるわけにはいかないのでしょう」(芸能プロ関係者)
親権に関する交渉の事実はあったのか。熊田の代理人弁護士に聞くと、
「現時点では双方の意向に隔たりが大きく、正式なご提案までには至りませんでした」
と、Aさん側への提案の事実自体は否定しなかった。続けて、今後の調停についての意向を尋ねると、
「代理人弁護士を通じて協議を行っていきます。貴社にお話しすることはありません」
一方のAさんは、今後待ち受ける刑事裁判と離婚調停に対してこう意気込む。
「私は、妻に平手打ちなどしていませんし、彼女のような人間に子どもたちを任せることはできません。彼女とその関係者には今後しっかりと責任を取ってもらうつもりです」
夫婦の戦いはまだ終わりが見えない─。