「いままで演じたことがない役だし、自分が演じている姿を想像することもできなくて。“原作の藍子のイメージとちょっと違う”という意見も聞いたんですが、そういうものを塗り替えていきたいという気持ちもあって挑戦を決めました」
強い意志を感じる瞳で語る堀未央奈。今年3月に8年間所属していた乃木坂46を卒業したばかりの彼女が演じているのが、ドラマ『サレタガワのブルー』の田川藍子。イケメンで高収入、家事をすべてこなし、妻だけを愛する暢という夫がいながら、職場のエリート上司との不倫を楽しんでいる。
「藍子って落ち込むことがそうそうなくて、全部人のせいにするんです。すべて自分に有利にもっていこうとするから、ずっと強気。(夫の)のぶくんが悲しい顔をしてても、ニコニコしているみたいな。ぶっ飛びすぎているキャラクターなので、作品として見ていただいたら面白いんじゃないかと思います」
原作の同名・大人気コミックを何度も読み込み、自分なりの色を加えたという藍子。共感できる部分があるか聞くと、
「実現したいと思うことに妥協しない部分は似ているかなと思います。私も、躊躇しないタイプなので。この作品に出演したことで、結婚することについて考えてしまうことはなかったですね。いま、頭の中にあるのは仕事のことばかり。結婚というものが自分に向いていないんじゃないかとも思って」
夢はたくさんの生き物と暮らす動物王国
憧れている結婚生活はないのか聞くと、驚くことに、
「誰かと生活するより、たくさんの動物たちと自然の豊かなところに住みたい思いのほうが強いです(笑)。動物王国みたいな感じで。最近、アザラシを飼いたいってずっと言ってます。
大阪にある水族館の海遊館がアザラシの動画を毎日のようにYouTubeにアップしてくれているんです。生まれてすぐは、白いモフモフの毛に包まれているんですけど、すぐに毛が抜けて、どんどん大きくなっていって。あと、ミーアキャットとサル、ホワイトタイガーも飼いたいです!!」
初のラブシーンに挑戦!
藍子は自分から攻めていく魔性の女感があるので、小悪魔的な表情を意識して演じました。それと、生々しいというより、美しいと思ってもらえるシーンにしたいとも。肌に傷や湿疹をつくらないように気を付けたり、ボディクリームを塗ったりして準備しました。
夫役を演じる犬飼貴丈と初共演
私、元陸上部で競歩が得意なんです。犬飼さんも陸上経験者と聞いて、競歩対決をしたことがありました。いま思うと、何やってるんだろうと思いますけど(笑)。断然、私の方が早かったですね。犬飼さん、途中で「無理だ」って諦めてました(笑)。
今後、挑戦してみたい役
以前、映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』で来日された主演のミラ・ジョヴォヴィッチさんにインタビューしたことがあって。「憧れています」ってお伝えしたことがあります。いつか、アクション作品をやってみたいですね。
癒しをくれる愛犬たち
家族でチワワのニコルと、チワックスのプティを飼っています。私が出演している番組をちゃんと座って見てくれるんです。よく、姉がその動画を撮って送ってくれるんですけど、「髪型おかしくない」とか毒づいている設定で笑ってます(笑)。本当に家族には恵まれていて、感謝しています。
ほり みおな
'96年10月15日生まれ。'13年に第2期生として乃木坂46に加入。同年のシングル『バレッタ』でセンターに抜擢される。今年3月にグループを卒業し、現在は女優として活動。乃木坂46卒業記念フォトブック『いつのまにか』(小社刊)が発売中
今夜第3話放送!
ドラマイズム『サレタガワのブルー』
毎週火曜深夜0時59分〜(MBS)、深夜1時28分〜(TBS)ほか
(C)「サレタガワのブルー」製作委員会・MBS