古川雄輝

中国から出て行ってくれ!

 俳優・古川雄輝の『ウェイボー(中国版ツイッター)』での発言が、中国で思わぬ波紋を呼んでいる。

 古川といえば2013年にドラマ『イタズラなKiss〜Love in TOKYO』(フジテレビ系)に出演し、同作が中国でも配信されたことで現地での人気が沸騰。その後、すぐにウェイボーアカウントを開設し、これまでも主に英語を使って日常の様子をシェアしてきた。いまではフォロワー数が450万人を超えており、2021年にもウェイボーが主催するイベントで注目俳優賞を受賞。英語と中国語を交えてファンに向けて受賞の喜びを語っていた。

 そんな彼が同SNSで炎上したのは7月26日の21時ごろ、東京五輪の卓球混合ダブルス決勝戦の試合開始直後に投稿された"ふとしたつぶやき”からだった。

彼が発信したのは“you watching the olympic?”という英文です。自身のフォロワーに対しての、“オリンピック見てる?”というごく自然な問いかけのように見えました。しかし、タイミングが悪すぎたんです……」(アイドル雑誌編集者)

投稿を削除し謝罪も…

 すでに報道されているように、同決勝戦は、日本の水谷隼・伊藤美誠ペアが中国の許昕・劉詩雯ペアとの激闘を制し、日本卓球界史上初の金メダルを獲得する結果となった試合だった。

「投稿時間を見るかぎり、古川さんも自分のフォロワーに向けて純粋な気持ちで投稿したのでしょうが、試合は中国ペアが徐々に劣勢に立たされる展開に。苛立ちを隠せなくなった中国人ユーザーから、コメント欄に批判的な書き込みが殺到したのです。“卓球王国”ともいわれる中国ですから。特に敏感な話題だったのでしょう」(前出・アイドル雑誌編集者)

 つまり、まるで日本が中国を下したことを"煽る”かのように捉えられたことで冒頭のような炎上騒ぎに発展したのだという。止まぬ誹謗中傷で、古川は投稿を削除することに。

「事態を重く受けとめたのか、古川さんは最初の投稿を削除。21時30分ごろには英語で“自分としては、ただオリンピック見てるかどうか聞いただけなのですが、何人からか黙れと言われてしまった……”と弁明していました。

 ところが中国ペアの敗戦が確定したころにはこの投稿も削除。最終的には“間違ったタイミングでみんなに問いかけてしまいました。もっと自分の言葉に注意します。ごめんなさい”との謝罪コメントを投稿することになったのです」(前出・アイドル雑誌編集者)

 近年、日本人タレントのウェイボー開設が増えているが、フォロワー数では福山雅治が500万人で、福原愛が440万人、木村拓哉でも250万人なので、古川の中国における存在感の高さがうかがえる。

最近ですと今年の6月にオンラインサロンを開設するなど、俳優業と並行して“ファンビジネス”にも力を入れています。中国でも彼をアイドル的な立ち位置で見ているファンも少なくありません。ですから、今回の炎上でイメージ低下してしまわないかと、周囲の人間はかなり気を揉んでいるそうですよ

 なんとか開催された東京五輪、平和の祭典であってほしいものだけれど……。