「感動で手が震えています……!!」
7月26日、東京五輪から卓球の新種目となった混合ダブルスで、水谷隼と伊藤美誠組が金メダルを獲得。その会場で現地リポートしていたフジテレビ・宮司愛海アナは感極まり、そうコメントした。
「入社7年目の宮司アナは、早稲田大学在学中に『ミスサークルコンテスト』と『早稲田コレクション』という2つのミスコンでグランプリを受賞した美貌の持ち主。男性ファンも多く、フジテレビのエースアナ。昨年1月に発行されたフォトブックは、発売からわずか4日で重版されたほどなんです」(フジテレビ関係者)
五輪キャスター抜擢は予想外だった
'18年の春からは週末のスポーツ番組『S-PARK』のメインMCを務め、同年の平昌冬季五輪でも現地取材を経験している。東京五輪のメインキャスターへの抜擢も、当然のように思えるが……。
「正直、宮司アナが五輪キャスターになるとは思っていなかったので驚きましたよ。本命は夕方の帯番組『Live News イット!』のメインキャスターを務め、フジテレビ出身の加藤綾子アナでしたし、本人もヤル気満々でしたから」(同・前)
実績や知名度などのハンデを乗り越えて宮司アナが大抜擢されたのは、日々の努力の賜物だという。
「彼女の勉強家ぶりは、局内でも評判です。宮司さんは『S-PARK』を担当するまで、スポーツに触れてこなかったと話していました。しかし、それからというもの、毎回、取材する競技のことを猛勉強し、びっしりと書き込まれた取材ノートを活用しています。わからないことがあると、すぐに周囲に聞くようなまじめな性格。今ではフジテレビのアナウンサーの中で、いちばんスポーツに詳しいのは彼女で間違いありません」(制作会社関係者)
努力の積み重ねで五輪の顔に抜擢された宮司だが、彼女を語るうえで欠かせないのが、“家族愛”なんだとか。
アナを目指すキッカケは母親のひと言
「福岡県出身の彼女は、3人きょうだいの長女で、弟と妹がいます。中学校を卒業するまで家族5人で雑魚寝していたほど仲がいい。アナウンサーを目指したキッカケも、小学生のころに母親が“アナウンサーって素敵よね”というひと言で意識するようになったからだそうです。“ここまで育ててくれた母には感謝しかない”と、常々話しています」(同・前)
そんな家族を愛する宮司アナは弟のためにも奮闘していて──。
「弟さんが大学に在学中、学費を仕送りしていたそうです。アナウンサーといっても若手の会社員ですし、そこまでお給料に余裕があるわけではなかったと思います。ですので、自身の洋服はブランドものなどではなく、比較的安価な通販サイトで購入したり、食事も簡素なもので済ませて倹約して仕送り分を捻出していたみたい。華やかなイメージがありましたが、意外にも慎ましやかな生活を送っており、今でも家族をサポートしているんですよ」(宮司アナの知人)
仕事への熱心な姿勢だけではなく、家族愛にあふれた宮司アナにも金メダルをあげたい!