「7月末、小室圭さんはニューヨーク州の司法試験をオンラインで受験しました。12月中旬までに合否の結果が出る予定。ですが、すでに現地の法律事務所への就職が内定しており、今後も引き続きニューヨークに滞在すると報じられたことには大変、驚きました。なにせ、眞子さまは今秋の結婚を強く望まれているのですが、小室さんがしばらく帰国しないのであれば、秋の結婚に間に合わなくなってしまうからです。小室さんが帰国し、国民からの理解や祝福を得るための努力をしなければ、破談してしまう可能性もあるのでは……」(皇室担当記者)
おふたりの“未来予想図”に変化なし
7月30日、小室さんはニューヨーク州の法律事務所に就職し、今後の生活基盤もアメリカに置く意向だと報じられた。
小室さんが帰国しないのであれば、「眞子さまとの結婚をあきらめた」と考えられても仕方ないが……。
「いやいや、おふたりは現在も変わらず、当初の計画どおり、今秋の結婚をめどに準備を進められています。
新型コロナの感染状況は考慮されるでしょうが、よほどのことがなければ、しかるべき時期に結婚関連の諸々の情報が宮内庁から発表されるはずです」(宮内庁関係者)
一部では「年内結婚はあきらめた」とも報じられ、さらに今回の報道で破談もささやかれる中でも、おふたりの“未来予想図”は変わっていないというのだ─。
そもそも今秋の結婚が難しくなったのは、新型コロナウイルスの感染状況が大きく影響している。
「新規感染者数が東京では1日に3000人以上、全国では1万人を超え、過去最多の数字を更新しています。
秋篠宮家は日本でコロナ感染者が発生した当初から、専門家や影響を被った団体の代表などとオンラインで何度も接見を重ね、国民を案じてこられました。死者や重症者が増加し、国民が困難を強いられている状況で、慶事である結婚行事を“秋篠宮家として決断するわけにはいかない”と、殿下がお考えになっているのは当然です」(同・前)
さらに、天皇陛下のご意向にも背くという懸念もある。
「'18年に行われたお誕生日会見で秋篠宮さまは“多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ納采の儀を行うことはできない”とご発言。
そして今年2月、陛下のお誕生日会見では、眞子さまの結婚問題について“秋篠宮が言ったように、ご両親とよく話し合い、(中略)多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております”とのおことばが。国民からの批判が多い現状で結婚を強行することは、陛下の願いを“無視”するのと同義なのです」(前出・皇室担当記者)
小室家が抱える金銭トラブルは解決しておらず、国民からの祝福を得るのは難しい状況にも変わりはない。
“窮屈な皇室からの逃避”を望まれる眞子さま
殿下の課題をクリアしていない状況でもなお、結婚を望まれる眞子さま。皇籍離脱の意思を表明し、皇族や三権の長などで構成される公的機関『皇室会議』で承認を受け、皇室を離れてから小室さんと結婚される可能性も取り沙汰されていた。
しかし、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんによると、それは現実的な方法ではないという。
「皇族女子の結婚は、一般国民と同様に憲法の『婚姻は両性の合意のみに基いて成立』という規定が適用されます。
眞子内親王殿下が皇籍離脱の意思を表明された場合、それは“結婚するために皇室を離れたい”ということだと誰もが思うでしょう。本来、ご本人の権利である結婚に、国の機関としての皇室会議が関わることになりますし、結婚を認めるかどうかの審議のようになってしまう可能性もあり、好ましくありません」
眞子さまが金銭トラブルだけでなく、陛下のおことばやコロナ、国民感情を無視しても今秋の結婚にこだわっておられるのは、皇族ならではの理由が……。
「昨年11月に“結婚は生きていくために必要な選択”といったお気持ちを発表され、今年4月には小室さんが金銭トラブルに関する文書を公表。おふたりは、互いに30歳となる10月に結婚することを逆算していると思えますが、それは眞子さまが主導しておられるのだと思います。
つまり、眞子さまは“窮屈な皇室から早く出たい”とお考えなのでしょう。外出する際は必ずSPが帯同。海外に行くにも宮内庁を通じて外務省に申請し、訪問国に連絡して調整してもらうなど、旅行も簡単にできません。常にマスコミから注目される日々から解放され、自由な生活を送りたいとお考えになるのは当然です」(皇嗣職関係者)
'18年2月に婚約が延期されてからも「眞子さまの結婚のご意思は非常に固い」ということは一貫していた。ご両親としても、その思いを尊重せざるをえなくなったのかもしれない。
「昨年9月、紀子さまはお誕生日に公表された文書で《長女の気持ちをできる限り尊重したい》と綴られ、その2か月後に行われた殿下のお誕生日会見では“結婚することを認める”と述べられました。
今秋結婚は既定路線
小室さんの渡米で、眞子さまのお気持ちが冷めるのをご夫妻は期待したようですが、その思いは変わらず、破談の方向に進むことはなかった。
『納采の儀』などの儀式はおそらく、ご夫妻を含めた関係者たちで日程やコロナ禍での実施方法を調整されている様子。祝福を受けるとは思えませんが、儀式を行わずに結婚したという、皇族ならではの“汚点”を残したくはないでしょうから」(同・前)
どうやら今回の小室さんに関する報道は、今秋結婚へのプロセスでしかないようだ。
「パラリンピックが終了する時期に結婚関連の話が一気に動くかと。だからこそ、事前に小室さんの“将来設計”を明かしたのでしょう。儀式はいくつかありますが、ひとつひとつの間をあける必要はなく、1か月以内でも行えます。
儀式を行う場合、秋篠宮さまから“なぜ行うに至ったのか”といった主旨のお気持ちが発表される可能性があるのでは。その時期には儀式を行うため、小室さんもいったんは帰国し、国民を振り回し続けたけじめとして、会見を行うこともありえます。
コロナ次第で日程は流動的になるでしょうが、ただひとつ確かなことは、おふたりの今秋結婚は現状、やはり既定路線だということです」(前出・宮内庁関係者)
いまだ祝福できない多くの国民の思いを裏切り、おふたりは強引に悲願を達成されるのだろうか─。