「9月11日、紀子さまはお誕生日に際して、お気持ちを文書で公表されます。その中には、宮内記者会から事前に提出されていた眞子さまの結婚に関する質問に対してのご回答も含まれます。
その後、宮内庁が結婚に関連する儀式の日程などを発表し、10月ごろにおふたりは結婚されるでしょう。
結婚して皇籍を離脱されたら、眞子さまは“小室眞子”としてパスポートを取得し、NY州にある法律事務所への就職が濃厚だという小室さんのもとへ旅立たれるという流れです」(宮内庁関係者)
新婚生活は「一時金」頼み
7月末にNY州の司法試験を受験した小室さん。今年の12月中旬までに発表される合否を待つ間に、結婚問題が決着に向かうという。
「10月生まれの眞子さまと小室さんは、30歳までの結婚を目指して行動されてきたといわれています。おふたりの“ゴール”は目前ですが、小室さんの母親である佳代さんが抱える金銭トラブルが解決する見通しは立っていません」(皇室担当記者)
それでも結婚が成就して、渡米されれば“自由の国”での新婚生活をスタートされることになる。
「結婚当初こそ注目されると思いますが、騒動はじきに落ち着き、日米のメディアもおふたりを追わなくなるでしょう。注目を浴び続けることに疲弊した佳代さんや祖父の國光さんも渡米し、一緒に暮らす可能性が高いといわれています。物価の高いNYで“3世帯”で暮らすのは非常に大変だと思いますが……」(同・皇室担当記者)
小室さんが就職する前から新生活を始めるとなると、主な生活費の原資は、眞子さまの皇籍離脱に伴って支給される約1億4000万円の一時金に頼らざるをえないだろう。
象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授はこう話す。
「皇籍離脱に伴う一時金は住居費や警備費など、結婚の初期費用に充てられると思います。その後はおふたりで生計を立てていく必要があるでしょう」
小室さんの留学先だったフォーダム大学があるマンハッタンには弁護士事務所も多い。仮に小室さんがマンハッタンに通勤することになった場合、具体的にどのような住居を構える可能性があるのか。
NY在住20年のファイナンシャルプランナー・浅井早苗さんに聞いた。
「NYは縦に長い州で、エリアによって住居も異なります。マンハッタンは“世界の中心”と呼ばれる特別な地区で、一軒家はほぼありません。マンションはありますが、3世帯で暮らすなら、マンハッタンへ通勤できる市外の一軒家に住むのが一般的です。価格はピンキリで、40万ドル(約4400万円)程度で購入できる一軒家もあります。
ただ、マンハッタンのマンションに比べると、セキュリティーは整っていないため、防犯カメラの設置や、警備会社との契約などは家庭ごとに手配しなくてはなりません」
共働きで手取り1600万円
眞子さまの一時金があれば十分なようにも思えるが、NYでの生活はそう甘くない。
「NYは、日本と違ってインフレーションが確実に進んでいます。特に、サービスを介すると格段に値段が高くなります。
例えば、マンハッタンで外食する場合、9%弱の消費税のほか、税抜き価格の15~20%のチップも必要です。ラーメン1杯食べるにしても15ドル(約1650円)以上はかかってしまいます」(同・前)
“小室家”を支えるべく、眞子さまも協力されることだろう。
「大学時代に学芸員の資格を取得されている眞子さまは、現在も都心のミュージアムに勤務されています。NYでも博物館に就職し“夫婦共働き”となるのではないでしょうか」(秋篠宮家関係者)
おふたりで働いた場合、年収はいくらになるのだろうか。
「弁護士は、経験や実績に応じて年収が変動しやすい職業なので一概には言えませんが、初年度の年収は15万ドル(約1600万円)程度かと。学芸員は7万ドル(約770万円)くらいでしょう。ただ、NYの税率は高く、手取りはその3分の2程度になります」(NY在住の税理士)
おふたりの頑張り次第で変動はあるだろうが、当面は2人合わせて1600万円前後の手取りが見込まれる。
だが、50代の佳代さんと80代の國光さんを養っていくには、医療や介護にかかる金額も負担になるのは間違いない。
NYで金融商品に関するセミナーを開催している、ファイナンシャルアドバイザーの比嘉啓子さんによると、
「NYは健康保険料が本当に高い。夫婦と子ども1人という家族構成の私は、3人分で月に2200ドル(約24万円)も払っています。
介護施設は、月に1万ドル(約110万円)程度といわれ、あまりに高額のためリタイア後は日本で暮らしたいという人も多いです」
秋篠宮さまが小室家を金銭的支援へ
ライフステージにも、やがて変化が訪れるだろう。おふたりの間に子どもが生まれたら、さらにお金が必要になる。
「NYの養育費は全米NO1。マンハッタンでは、2歳から4歳まで通う『プリスクール』でも年間3万ドル(約330万円)かかりますし、私立の小学校に通うとなると、年間4万5000ドル(約490万円)の学費は覚悟しなくてはなりません」(前出・NY在住の税理士)
何をするにも“破格”がつきまとうNY生活。いずれは、家計の逼迫に直面せざるをえないだろう。
困窮した場合、“小室家”が頼れるいちばんの存在は、やはり……。
「秋篠宮さまが、ひとりの父親として“娘を守りたい”と思われるのは当然のことです。“小室家と絶縁”といった報道もありますが、娘や孫が困窮していることを知ったら、助けの手を差し伸べたいのが親心でしょう。ご自身のお手元金で、眞子さまのNY生活をサポートされる可能性もあるのでは」(皇室ジャーナリスト)
秋篠宮さまには皇族費として、おひとりで年間9150万円が支給されている。このお金は、私有財産であり、使い道を明らかにする必要はないが、
「皇族費などの皇室の方々の財産は、国が管理するものであり、民間人に分与することは許されません。皇籍離脱後の眞子さまに対し、秋篠宮ご夫妻がお手元金からお小遣いを渡すことは、ルール違反となります」(河西准教授)
皇族費は、もとを正せば国民の税金であり、“皇族の品位保持”を目的として支給されているもの。使い道を明示する必要がないからといって、小室家のNY生活に充てていいものではない。
「そもそも、皇籍離脱に伴う一時金が支給されるのは“民間人となったら、皇室の方々から支援を受けられない”という前提があるから。つまり、小室家が秋篠宮さまのお財布にすがりつくおそれがあること自体、論外なのです」(前出・宮内庁関係者)
眞子さまの結婚後も“金銭トラブル”が皇室を悩ませることになるのか─。