8月17日、ABEMAと吉本興業の公式YouTubeチャンネルで『アメトーーク 特別編 雨上がり決死隊解散報告会』が配信され、2人の口から解散が伝えられた。
「'19年6月に宮迫博之さんが反社会的勢力の忘年会に参加していた闇営業が報じられたことがきっかけで、吉本興業は契約解除。以降、コンビとして活動は行っていなかったものの、こんなに早く解散するとは驚きました。『アメトーーク』特別編の収録内容が現場スタッフたちに伝えられたと思われる16日には、テレビ業界で解散の情報が駆け巡りました」(放送作家)
宮迫にとっては約2年ぶりの『アメトーーク!』復帰となったが、地上波で放送されなかったのにはある事情が。
「宮迫さんは、地上波で広告を出している大手企業から“NGタレント”扱いになっているんです。少し前に広告代理店が一部ユーチューバー向けに配ったタイアップ資料には、“宮迫博之とのコラボ禁止、言及もしないように”と注意書きがありました。自由度の高いYouTubeでNGが出ているなら、地上波での放送なんて無理でしょう」(制作会社関係者)
アメトーーク! プロデューサーの働きかけも
解散報告会の動画はトータル1000万回再生を超える人気ぶりだったにもかかわらず、配信翌日には動画が削除されてしまった。
「同番組の加地倫三プロデューサーは、『アメトーーク!』のDVDなどでテレビ朝日に多大な利益をもたらしているので、同局社長も全幅の信頼を寄せています。そんな加地Pが働きかけてもABEMAなどでの限定配信が限界だった。スポンサーや局の上層部が頑なに“宮迫NG”を出しているとしか思えませんよ」(同・制作会社関係者)
解散は相方の蛍原から切り出したというが……。
「これまで裏で頭を下げ続け、コンビ再開に向けて頑張っていた蛍原さんが解散を決意したのは、宮迫さんの地上波復帰がかなり厳しいことを実感したからだと聞いています。それなのに番組内で“ひな壇の端っこからやり直したい”と語るなど、自分が置かれた状況をまったく理解していない宮迫さんに対して、あきれているような顔も見せていましたね」(テレビ局関係者)
テレビ業界からは、番組での宮迫の振る舞いに対しても厳しい声が上がっている。
「蛍原さんのことを“ブス”と言うなど人を貶める発言も多く、ひと昔前からアップデートされていない笑いの取り方が見ていてキツかったですね。テレビから離れていた期間に明らかにトーク力が落ちていると感じました。コンビで再び活動する日が来れば地上波復帰の可能性もあったと思いますが、“雨上がり決死隊”という看板を失った現在の宮迫さんにオファーしたいテレビマンはいないのでは」(同・テレビ局関係者)
宮迫にとって“雨が上がる日”が来るといいのだが……。