8月31日、女子高生が山梨県内の山小屋で遺体となって見つかった事件。
死体遺棄の疑いで群馬県渋川市に住む小森章平(27)、妻の和美(28)の両容疑者が逮捕されていた。
『週刊女性』は章平容疑者の同級生に取材を行い、「女児へのストーカー行為」「カッターナイフ振り回し事件」といった過去の変わった行動や、かつて「人を殺すときは残虐なやり方で」と語っていたなどの事実を報じた。
さらに取材を進めると、妻である和美容疑者の奇妙な”素顔”が浮かび上がってきた――。
「章平容疑者と和美容疑者が結婚したのは今年の5月です。結婚直前まで和美容疑者には別の夫がいましたが、DVが原因で離婚していました。その直後に再婚していたというわけです」(全国紙社会部記者)
近所では不気味がられる存在だった
容疑者夫婦が住んでいた渋川市内にある“愛の巣”には元々、和美容疑者と前夫が暮らしていた。離婚後、妻名義で購入された自宅に三重県から引っ越してきた章平容疑者が住み始めた。
新婚生活を送っていた2人だが、そこで起きたのが今回の事件だ。
「章平容疑者は2年前からツイッターを通じて、今回犠牲になった女子高生とやり取りをしていた。和美容疑者がそのことを知ったのは6月頃。
夫に女子高生との関係を断つよう求めるもうまくいかず、結果的に最悪の事態に発展してしまいました」(同・全国紙記者)
犯行理由について、和美容疑者が女子高生に“嫉妬していた”などと伝えられている。しかし2年前といえば被害者はまだ16歳であり、責めるべきは夫だ。和美容疑者は理不尽な逆恨みの感情をにぶつけていたことになる。
夫婦の近所での評判は良くなかった。
「特に奥さんの方は不愛想で、挨拶もまったくしないから近所では不気味がられていましたね。
彼女は近所のコンビニでアルバイトをしていたのですが、なぜかネームプレートが『ゆでたまご』になっていた。冗談で“変わった苗字ですね”と声をかけたら、“ウフフ”と笑っていました」(近所の住民)
なぜ「ゆでたまご」になのか同じコンビニの従業員に尋ねたが、「回答できない」とのこと。
接客態度も良くなかった。
「何回か会計をしてもらったことがありますが愛想が悪くて、嫌な感じ。
勤務中はいつもパジャマのような服装の上に制服を着ていました。髪もボサボサで不潔感が漂っていました」(別の近隣住民)
かかわってはいけない“変な家”
そんな和美容疑者だが、彼女には前夫との間に幼い子どもが3人いる。
章平容疑者と暮らすようになってからは近所に住む両親のもとに預けていて、世話はすべて任せていたというが……。
実家の近隣住民は、
「昔からあの家は家族そろって挨拶もしないし、町内会費も払わない。近所との付き合いをする気がまったくなかった。あまりにも不愛想な家族なので、近所ではかかわってはいけない”変な家”という共通認識がありました」
家族仲が悪いのか、家からは1年じゅう、怒鳴り声が近所に響き渡っていたという。
娘夫婦が突然逮捕され、取り残された孫と今も暮らしている実家の両親。事件について尋ねるため自宅から出かけるところを直撃したが、顔を引きつらせながら、終始無言を貫き、車に乗って去っていった。
別の近隣住民は、
「3人のお子さんは母親が再婚して、邪魔になって捨てられたようなものですよ。今はまだ幼くて親が捕まったことも理解できていないでしょうけど、これからのことを思うと不憫でなりません」
尊い命が失われた事件。だが、取り残された3人の子どもたちもある意味で被害者と言えるのかもしれない。