弘中綾香アナ

 テレビ朝日のエースアナウンサーのプライベート画像が流出した。

 9月1日に『デイリー新潮』が、同局の弘中綾香アナが慶應大学時代の同窓生の誕生日パーティーに参加したことを、その時に撮影された写真とともに報じたのだ。

「現在は日本テレビに勤めているという主役の男性を含めて、他にも男性1人、女性1人の4人が写っています。テーブル上には食べ物やお酒が並び、記事では弘中アナが着ていたのは黒いワンピースとありますが、ショートパンツにも見えますね。いずれにせよ、生足を出した彼女のリラックスした表情から、気を許したメンバーなのでしょう。

 それでも外食ではない“宅飲み”とはいえ、緊急事態宣言下において日々コロナ報道をするテレビ局社員として少々ハメを外しすぎたということか、局内で“注意”を受けたようです」(スポーツ紙芸能デスク)

 とはいえ、自宅内における少人数でのパーティー、記念撮影のために一時的にマスクを外していたとも考えられる。8月に同局の東京五輪番組担当スタッフらが深夜のカラオケ店で飲酒を伴う宴会を開き、女性局員が転落して左足を骨折した事故とくらべたら、弘中アナらの行為はかわいいものにも思える。

 ただ、気になるのは「なぜ、流出したのか」だ。記事によれば、問題のパーティー写真が投稿されたのは非公開のSNSアカウントで、仲間内でしか見られないものとされている。つまりは弘中アナを含めた、ごく親しい友人同士で共有された流出するはずのない写真だったのだ。

NHKのエースアナが晒された

 かねてより芸能界、テレビ業界において珍しくはない“流出”劇は、アナウンサーとて標的にされることが多い。小澤征悦と結婚を発表したばかりのNHK・桑子真帆アナも被害者のひとりだ。今年1月に過去のプリクラ画像が、彼女に“弄ばれた”という男性からの告発記事とともに『フラッシュ』に掲載された。情報番組のディレクターが解説する。

「かつて日テレの人気アナが同様の“被害”を受けたように、桑子アナのケースはいわゆる“リベンジポルノ”に近いもので、交際していた“元カレ”が絡んだと見られる流出でした。別れた彼女たちへの当てつけ、もしくは金銭目的でもあったと推測できます。

 ところが、弘中アナの件は男性絡みではなく、目的は明らかに違いそう。そこまで責められるべき流出ではないのですが、それでもテレ朝の看板アナである彼女を“どうにかして陥れたい”、そんな嫉妬にも似たような動機も絡んでいるのでは?」

 昨年9月には、テレビ東京のアナウンサー2人と思われる会話の音声が、ツイッターの匿名アカウントから流出した。いずれも若手の女子アナで、会話が録音された場所はアナウンス室内に設けられた発声室とされる。

同僚アナによる内部犯行か

“結婚して、適当な事務所に所属して”“実績をテレ東で作って”などとキャリアに関する話から、“(あの人)仕事ないじゃん”“辞める気ないよ”などと先輩アナの陰口ともとれる発言まで公になってしまった。事態を重く見たテレ東は、2人に聞き取り調査を行った上で厳重注意をしたそうです。

 この盗聴騒動の犯人は闇の中とされていますが、限られた人物しか出入りしない場所での“犯行”だけに、同僚アナを含めた制作スタッフたちが疑われたそうです。アナウンサーは人気先行の面が強く、聞くところによると若手や人気アナへの嫉妬から、陰では足の引っ張り合いもあるとか(苦笑)」(前出・情報番組ディレクター)

 では、弘中アナの写真流出もまた、彼女に不満や嫉妬を覚えた者による内部犯行なのだろうか。「その類の恨みを買う人物ではないでしょう」とは、芸能ジャーナリストの佐々木博之氏。

“あざとい”キャラでお馴染みですが、実際の彼女は他者に媚びへつらうことないハッキリしたタイプで、局内で彼女を嫌う人はいないと言います」

 そして、今回の犯行動機はというと、

「親しい仲間内で見るSNSに、わざわざ“慶應時代の同窓生”といった紹介を書き込むとは考えにくいですし、局内の同僚は知り得ない情報でしょう。やはり、グループから流出したと考えるのが自然ですね。例えば、弘中アナに密かに思いを寄せていた、もしくはパーティーに呼ばれなかった友人が、後に写真を見て“おもしろくない”となったら……。

 いずれにせよ、今回のような危ない写真は未公開だろうと、“カギアカ”だろうとネット上にアップしない方がいいでしょう。身近な人間でなくとも、第三者がパスワードなりを解いて覗き見していることも十分に考えられますからね」(佐々木氏)

 便利になったネットツールだが、それ以上にプライベートが晒される危険も増したということか。