BE:FIRST

 ラッパーのSKY-HIが立ち上げたマネージメント&レーベル『BMSG』主催のオーディション『BMSG BOYS GROUP AUDITION 2021-THE FIRST-』から誕生した7人組ダンス&ボーカルユニット・BE:FIRST。グループ名には、誰もが“オンリーワン”だけでなく“ナンバーワン”を持っていることをリスペクトし、この先も“ナンバーワン”であり続けることを志してほしいという意味が込められている。

 8月16日に配信されたプレデビュー曲『Shining One』は『オリコン週間デジタルシングルランキング』と『オリコン週間ストリーミングランキング』で首位を獲得。同日YouTubeで公開したミュージックビデオ(MV)は2週間で1000万再生を記録した(9月2日現在で1115万再生)。

 オーディションの様子が朝の情報番組『スッキリ』で放送されたほか、動画サービス『Hulu』や『YouTube』などでも配信され、デビュー前から何度もSNSでトレンド入りを果たすなど大きな注目を集めていた7人。週刊女性初登場のフレッシュな彼らにインタビュー!!

キラリと光る原石、7人の素直な思い

――メンバーに選ばれた実感は?

LEO「まだあまり実感が湧いていないというのが正直な気持ちです。でも、完成したプレデビュー曲『Shining One』のMVを見て“やっと形になった!!”という、うれしさがありました」

RYOKI「BE:FIRSTとして、まずひとつ作品を残せたのは、新しい一歩だなと思いました。MVを見た瞬間に感じた、これからの未来に向かうワクワクした気持ちは今でも鮮明に覚えていますね」

JUNON「それでも再生回数などの数字を聞くたびに“そんなに!?”と驚いています」

――約半年に及んだオーディションの後半には、1か月に及ぶ合宿も経験。つらかったことは?

SOTA「合宿審査が進むにつれ脱落してしまうメンバーがいたので、見送るのは毎回つらかったです」

MANATO「別れがあるとわかってはいたんですけど。僕たちだけじゃなく、オーディションを主催したSKY-HIさんも、毎回、結構落ち込んでいました」

SHUNTO「僕らの中に絆が生まれていたので」

SOTA「それと、合宿が始まった最初の1週間はメンタル的にきつかった」

JUNON「カレンダーを見るたびに、あれ!? って」

SOTA「そうそう。まだ2日目!? このトレーニングあと何日やるの!? みたいな(笑)」

RYUHEI「別れもそうだけど、僕は筋肉痛がつらかったです。合宿の最初のころは身体がまだ慣れていなかったから脚も腰も痛くて。それでも毎日筋トレはしなくちゃいけないから……、悶えてました(笑)」

――そんな過酷な合宿中の癒しはあった?

JUNON「僕はお風呂です!! RYOKIと(最終審査で脱落してしまった)REIと3人でいっしょにお風呂に入って、長風呂する時間が癒しでした。リフレッシュもできたし。2時間くらい平気で入ってたよね」

RYOKI「そう、湯船に浸かったり出たりを繰り返してね(笑)」

MANATO「僕は、1日のスケジュールがすべて終わった後に飲む、ご褒美の炭酸飲料……」

LEO「はい、それ大正解です!!」

SOTA「間違いない!!」

MANATO「合宿所の自動販売機にあって、めちゃくちゃ助けられてました」

LEO「あれだけが輝きを放ってたよね。自販機の右下にあったことまで覚えてる(笑)」

SOTA「毎晩のように飲んでましたね」

SHUNTO「僕はごはんかな。食べることが好きで、もちろん美味しかったのもあるけど、唯一、気を抜くことができる時間だったから」

目指すは年内のデビュー

――濃厚な時間を過ごしたメンバーに改めて聞いてみたいことはある?

LEO「みんなの好きな食べ物は知ってるけど、嫌いな食べ物は意外に知らないかも」

SOTA「MANATOのことしかわからない(笑)」

全員「(笑)」

SOTA「トマトと豆腐とコーンでしょ?」

MANATO「そう、それ全部苦手で……(苦笑)」

SOTA「合宿所で、まさにトマトと豆腐とコーンのサラダが出たことがあったんですよ。MANATOにとってトリプルパンチセットだったよね(笑)」

――年内のデビューを目指し、すでに息の合ったところを見せるみなさんですが、今後叶えたい夢はありますか?

LEO「SKY-HIさんがオーディションの最初から掲げていたように、チームとしてブレたくない目標は、日本だけじゃなくアジアや世界でも頂点を取ることです。僕たちだけでは何もできないと思っているので、周りの方たちに愛してもらえるような、応援し続けてもらえるようなグループでありたいと思っています!!」

SOTA×LEO

SOTA(左)とLEO(右) 撮影/山田智絵

SOTA「LEOくんはいつもまわりを見て気にしてくれる。そこが、すごく魅力的な人です。これ、本当にあったことなんですけど、オーディションで行われた合宿中に彼がひとりスランプに陥って頭を抱えていた時期があって」

LEO「そんなこともあったね」

SOTA「そういうタイミングでも、全員で練習する時間はみんなのことを見てみんなのことを一番に考えてくれて。その器のデカさと優しさに驚きました」

LEO「(満足そうにうなずき)わかる……」

SOTA「何その反応。今の話は、なかったことにしてください!(笑)

LEO「いやいや!(笑)。SOTAはダンスもラップも上手なんですけど、向上心もすごくあって、自分自身に満足しない人。ダンスの大会で世界一を何度もとったことがあるにもかかわらず、僕らに対して絶対に上から物を言わない。どんな場面でも、つねに高みを目指して、ブレない芯を持った人だと思います」

SOTA「おぉ……ありがとう」

LEO「すごく頼もしい21歳です!」

SOTA「いや、来年21歳だけど(笑)」

LEO「あれ、そうだっけ(笑)」

SOTA「なんか、お互いに褒めあっちゃってテレますね」

LEO「確かに。でも、だんだんこういう瞬間も楽しめるようになってきたかも」

SOTA「オーディションのときから密着取材をしていただいていたし、カメラの前で話す機会も結構多かったので」

LEO「(合宿の)最後のほうはカメラの存在をあんまり気にしなくなってました(笑)」

SOTA「オーディションで経験した1か月の合宿を乗り越えたことは、自分たちの中で大きな自信につながっていますね」

SHUNTO×MANATO

SHUNTO(左)とMANATO(右)撮影/山田智絵

SHUNTO「MANATOは歌もダンスも最初から安定していて。とくに僕は彼の歌声が好きで、3次審査が終わった後に“歌うまいですね”って話しかけたおぼえがあります」

MANATO「えぇ、おぼえてないな、それ」

SHUNTO「ひどい(笑)。僕の中での理想の歌声というか。こんな歌声が欲しかったなぁと思う声なんですよ」

MANATO「ちょっと褒めすぎ(テレ笑)」

SHUNTO「褒めたくなることがいっぱいあるから。ただ、すぐに気づけないことがあるから、よくわからないタイミングで冗談言うのはやめてほしいなって……(笑)」

MANATO「気をつけます!(苦笑)。じゃあ、次は僕がSHUNTOを紹介します。えっと……、何を言うか期待してるでしょ!

SHUNTO「そりゃするよ!(笑)」

MANATO「彼は歌もダンスも最初からうまくて、さらに合宿の中盤ごろからラップも始めたんですけど、それも含め、すべてに安定感のある人だなと思います。SHUNTOの声は聞いたら一発でわかるくらい印象的だし、ここはSHUNTOに歌ってほしい、彼じゃなきゃ歌えないなって思うときがたくさんある」

SHUNTO「おー、なんか褒め返してくれるねぇ(笑)」

MANATO「ダンスもメリハリがしっかりしてる。個人的にSHUNTOは、あえて力を抜いて踊るダンスでよりよさが発揮されると思っています。表情にも余裕が出て。どんなに難しいダンスでもそう見せないパフォーマンス力を持っている人ですね。……だけど!」

SHUNTO「だけど!?(笑)」

MANATO食べすぎには注意してほしいかな。メンバーの中で一番と言っていいくらい食べるので」

SHUNTO「そうかも。SOTAくんとRYOKIくんと僕が、結構食べるから」

MANATO「お腹を壊さないようにね(笑)」

SHUNTO「なんか保護者みたい(笑)」

JUNON×RYUHEI×RYOKI

(左から)JUNON、RYUHEI、RYOKI 撮影/山田智絵

RYOKI「JUNONはスラッとしていて優しい印象だから、一見ふにゃっとしているように思われがちかもしれないけど、実はすごく芯がある。根性もあって、かなりの努力家です。僕と似ている部分も結構あるので、すごく気が合うなとも思いますね」

JUNON「すっごい早口で流暢に紹介してくれたね、ありがとう(笑)。じゃあ、僕がRYUHEIを。誰もが最初は大人っぽい印象を持つと思うんですけど、僕を含め、長い時間を一緒に過ごしたメンバーの前では14歳の可愛らしい一面を見せてくれることもあります」

RYUHEI「(若干、首を振る)」

JUNON「でもパフォーマンスを見ると、やっぱり大人っぽい。僕も見習わなきゃいけない部分がたくさんあるなと日々思っています。それに高身長ですし。(隣で背伸びをするRYUHEIに)いいんですよ、まだ俺より小さくて(笑)。こういうところも含めて可愛いです」

RYUHEI「まだ身長伸びてますからね、僕」

RYOKI「また大きくなってる気がする!」

JUNON「まだ僕のほうが大きいでしょ?」

RYOKI「もう髪の毛の誤差くらいしかないかも(笑)」

RYUHEI「そのうち抜かします! RYOKIくんは、まわりの人の背中を押すのがすごく上手な人。助けてもらったメンバーは僕以外にもたくさんいると思います」

RYOKI「(少しテレながら)いやいや、そんなことないです」

RYUHEI「あとは、ステージの上での華やかさがすごい。強いインパクトを与えてくれるメンバーで、それはRYOKIくんにしか出せない武器。そんなところに憧れています」

【コラム】美容番長、現る!?

RYUHEI「僕、14歳という年齢もあって肌のケアをあまりしていなくて。みんなが何の化粧品を使ったり、どんなケアをしているのか知りたいです」

(6人が一斉にRYOKIへ視線を向ける)

RYOKI「俺!?(笑)」

JUNON「合宿中に、化粧品もだけど、ホットアイマスクも30日分くらい持ってきてたのがすごく印象に残ってる」

RYOKI「いや、みんなに渡すことも考えて50日分くらい持っていってました(笑)。あと、毎晩パックをしてましたね。夜、SKY-HIさんとお会いできる時間があって、その時間によくパックをしていたんです。そうしたら、SKY-HIさんから“俺に会うためにしてくれてるの?”って聞かれたときは恥ずかしかったですね(笑)」

SHUNTO「合宿に持ってきたキャリーケースの半分は美容グッズだったもんね」

RYUHEI「僕はあんまりケアしないから……」

JUNON「これからメイクする機会も増えるだろうし」

RYUHEI「学ばせてもらえたらと思います。オススメがあったら教えてください、お願いします!」

プロフィール

SOTA
2001年1月18日生まれ、174センチ

SHUNTO
2003年9月1日生まれ、174センチ

MANATO
2001年4月29日生まれ、173センチ

RYUHEI
2006年11月7日生まれ、180センチ

JUNON
1998年5月23日生まれ、183センチ

RYOKI
1999年4月26日生まれ、177センチ

LEO
1998年9月8日生まれ、179センチ

取材・文/高橋もも子