「健ちゃん、元気~?」
9月7日に放送された情報番組『ラヴィット!』(TBS系)に吉田栄作が生出演し、白い歯を見せた。
「彼の“お約束”の白Tシャツ姿で出演。この日は、世間の人たちが印象に残っているCMソングを特集したのですが、‘90年代に彼が出演した『ギャツビー』のCMが紹介されたんです。テレビカメラ越しに、当時一緒に出演していた森脇健児さんにメッセージを送っていました」(スポーツ紙記者)
13歳差、吉田栄作と内山理名が結婚へ
終始笑顔を浮かべていた吉田だが、私生活でも頬が緩むことがあって――。
「かねて交際していた内山理名さんと結婚することを決めたんです。吉田さんは'97年にモデルの平子理沙さんと結婚しましたが、'15年に離婚。内山さんとは再婚になります」(芸能プロ関係者)
ふたりの交際が判明したのは、'18年のこと。13歳差のふたりを結び付けたのは、'17年に放送されたドラマ『今野敏サスペンス 確証~警視庁捜査三課』(TBS系)だった。
「このドラマで初共演したのを機に、交際が始まったんです。吉田さんは共演者やスタッフと積極的にコミュニケーションを取って、現場を盛り上げていました。内山さんはそうしたリーダーシップに惹かれていったようです。忙しい合間を縫って、吉田さんが彼女の家に行くことも多かったんですよ」(同・芸能プロ関係者)
一部のメディアでは“結婚間近”とも報じられていたが、交際から4年ちかくたってもゴールインとはならなかった。いったいなぜなのだろうか。
「吉田さんが“恋人関係”に居心地のよさを感じ、次のステップに踏み切れなかったんです。彼は、周囲に“この関係が理想的かもしれない”と漏らしていました。一度、結婚を経験しているだけに、慎重になっていたのかもしれませんね」(吉田の知人)
前妻の平子とは、お互いの仕事や生活環境の変化によるすれ違いが原因で、別々の人生を歩むことになった。“もう同じ思いをしたくない”という気持ちが、彼の心にブレーキをかけていた可能性も。
11月に40歳を迎える内山理名
一方、内山は日を追うにつれて、パートナーになることを望んでいく――。
「彼女には吉田さんの前に付き合っていた男性がいたのですが、その人は結婚に対して消極的だったので、別れてしまったんです。吉田さんと付き合ってからも、周囲には“40歳までに結婚したい。もしそれができないなら、関係を考え直したい”と話していたといいます」(内山の知人)
さらに、家庭を持った後のことも考えていたようだ。
「内山さんは子ども好きなんです。30歳を過ぎてからは、“これから付き合う人とは早く結婚して、子どもを生みたい”と話していたそうですから。出産となると、年齢のこともあるので、ますます思いを強めていったのでしょう」(同・内山の知人)
内山は今年の11月で40歳を迎える。吉田も、そんな彼女の思いに応えようとしたのだろう。
「昨年から、入籍することも視野に入れていたといいます。ふたりともいい年齢ですし、周囲も反対することはありませんでしたからね。特に、内山さんは所属事務所の『スウィートパワー』を成長させた功労者なので、事務所のスタッフからも“そろそろ幸せになって欲しい”という声が上がっていました」(前出・芸能プロ関係者)
時間はかかったが、ようやくゴールインすることを決めたふたり。年内に入籍するつもりなら、すでにお互いの両親に報告している可能性が高い。9月上旬、神奈川県内にある、吉田の実家を訪れた。
彼の実家は洋服店を営んでおり、'19年に週刊女性が直撃した際には母親が対応し、笑顔で息子のことを話していたのが印象的だった。
吉田栄作の父親が語った、妻の死と息子の再婚
お店に入り、吉田の父親に話を聞いた。
――息子さんが結婚されると聞きました。おめでとうございます!
「……大切な話だから、喪が明けるまで話したくはなかったんだよね」
おめでたい話題にも関わらず、声をかけると暗い表情を浮かべた。喪中ということは、親戚に不幸があったのか。
「実は、今年の4月初めに妻が亡くなってね……」
吉田の母は亡くなっていた。父は80代で少々耳が遠いものの、歩く際の足取りはしっかりしている。大変なときに訪れたことを詫び、改めてふたりのことについて聞いた。
「この前のお盆に、栄作が理名さんを連れてきたよ。彼女はすごくいい子で、ふたりとも仲よさそうだった。一緒に食事をして、お酒も飲みながらいろんな話をしたなあ……。栄作は泊まっていったけど、理名さんは気を遣ったのか、先にひとりで帰ったよ」
3年前に母親に話を聞いた際は、内山とは「まだ会ったことがない」と話していたが、この数年で着々と将来に向けて準備を進めていたようだ。
――なぜ、今まで結婚されなかったのでしょうか?
「詳しい話は聞いてないけど、いい年齢のふたりだからいろいろあったんだろう。ここ1年は妻が亡くなるなど、バタバタしてたから、タイミングがなかったこともあると思うけどね。でも、結婚の話は前々から聞いていたから、1年間喪に服して来年には結婚すると思うよ」
亡くなった妻の写真を記者に見せながら、ふたりのことを話す父はときおり寂しそうな目になる。
「このお店は、妻が経営していたんだけど、急に任されて大変だよ。服のことなんてこれっぽっちもわからないからね。でも死ぬ前に、あいつは“お店は残してほしい”と言ったから、俺もがんばりたい。最近、車に乗るのをやめて自転車を買ったんだけど、1日20分も走ってたら足の調子もよくなってこの通り元気なんだよ。酒も飯もうまいしな。早く栄作の孫の顔を見たいから、まだまだ死ねないよ(笑)」
吉田のことを話す彼の口からは、自然と笑みがこぼれた。
母の喪が明けた来年に結婚を考えていることについて、吉田の所属事務所に聞くと、
「プライベートなことなので本人に任せております」
内山の所属事務所にも問い合わせたが、
「プライベートのことは本人に任せております」
と双方否定はしなかった。
吉田が大きな決断を下したのは、両親の思いを汲んだからなのかもしれない。