「コロナ禍で市議会議員が不貞行為にふけっている」
そんな文言が記された「怪文書ビラ」が流布して騒動となっているとの情報を『週刊女性PRIME』は独自にキャッチした。
そのビラで不倫を告発され、“主人公”となったのは熊本県玉名市の松本憲二市議(53)。
ミニトマトの生産量が日本一という玉名市で農業を営みながら議員活動を続けている松本市議。彼は妻子持ちで、市内にある実家に母親らとともに暮らしながら、現在、2期目を務めている。
大雨警報時も不倫相手の自宅へ
「松本市議と逢瀬を重ねていたのは市内にある建設会社の美人令嬢、A子さん(50代、独身)です。
2人の関係は2年ほど前から密かにウワサになっていたのですが、今年6月ごろに2人の不倫関係を暴露した怪文書と証拠写真が、玉名市内の一部にばらまかれたんです」
そう話すのは、玉名市民の1人。玉名市では昨年10月に当時の市議会議長だった中尾嘉男氏が賄賂罪で逮捕されたことから(その後、略式起訴され罰金刑が確定)、不祥事に敏感な状況。
そんな中、今度は市議会議員の不倫疑惑が持ち上がっていたのだ。事情を知る玉名市関係者が不倫疑惑の詳細を明かす。
「2人がホテルに行ったのは5月中旬です。その日2人は新玉名駅で合流してから、A子さんの所有する車に乗って阿蘇山の近くにある花畑までドライブし、仲よく散歩を楽しんだそうです。その後、A子さんの車で付近のラブホテルまで移動し、1時間ほど滞在したんだとか……。
このとき以外にも松本市議は度々、A子さんの自宅に通っていました。さらに許せないのは、5月20日の県下全域に大雨洪水警報が発令されていた日にも、彼女の自宅に行き逢瀬を重ねていたことです」
市民の代表である市議会議員の不倫となれば由々しき事態だが、この不倫疑惑に市議はどう釈明するのか――。
9月中旬、松本市議は玉名市内で取材に応じてくれた。
「相談に乗っていただけ」
「ビラは私の自宅には届いておらず、うちの近所や議会宛てに送付されていました。誰が出しているのかわからないため、警察や弁護士に相談しています」
不貞行為については、
「ビラの写真は確かに私です。しかし、A子さんとの不貞行為は事実ではありません。私も結婚していますし、(周囲に誤解を招かないよう)相手の立場を考慮しなければいけないと思い、人目を避ける行動をとっていました」(松本市議、以下同)
ホテルに2人で入った日の行動については、
「A子さんは以前から知り合いで、度々、個人的に相談事を受けるなどの間柄でした。この日はたまたまミヤネキリシマ(花の名前)が綺麗だということで、一緒に行ってみようという話になり出かけたんです」
相談の内容は言えないとのことだが、あくまで“男女の関係”はないと断言する松本市議。
「確かにホテルに一緒に入りましたが、中では相談に乗っていただけです。屋外では話せないような相談事ってありますよね。それでほかに場所がなくて、手短に個室のあるホテルで話そう、ということになったんです。ホテルに行ったのはこの一回きりです。
A子さんは2つ年上で、お姉さん的な感じで接していました。私的な相談なので、彼女の実家の建設会社や議員活動とはまったく無関係です」
だが、結果的にビラが撒かれたことで、さまざまな影響が生じている。
「妻や家族もショックを受けていました。今後はこのような軽率な行動はしないと誓いました。8月には議会内でもこの件が問題視され、任意の話し合いで議会の信頼を損ねたことについて謝罪しました」
一方で市民に釈明をする予定はないようで、
「議会の会期中の出来事ではなかったこと、プライベートな時間に会っていたことなので、あえて公に何かをするつもりはありません」
さらに、
「今年の10月には市議会議員選挙があります。このタイミングでビラが撒かれたことについては政治的な意図があるのではないかと勘繰りたくなりますね。
いずれにせよ、市民のみなさまに投票していただけるのか、いただけないのか。結局は選挙で、私に対する審判が下されるのだと思います」
そう胸を張る松本市議。
一連の騒動に政治的な陰謀が絡んでいるのかどうかは不明だが、ラブホ密会を「何もなかった」で突きとおすのはあまりにも苦しい言い訳……。
来るべき選挙で、玉名市民はどう判断するのか――。