「イチバンのオキニパーツはクチビル!やりすぎて医師から止められてるケドね(笑)」 撮影/渡邉智裕

 元雨上がり決死隊・宮迫が整形をカミングアウト。解散の発表時にも「整形失敗?」などと噂されたが、いまや中年男性も整形を隠さない時代。時代の先駆者(?)元祖整形男子のアレンが、読者世代にもオススメの最新施術やこれまでの整形遍歴を語った。

元祖整形男子の日常

「オキニパーツは唇♪ アレンのトレードマークだから。ボリューミィなリップは万国共通の愛されポイントなの」

 と、教えてくれたのは“元祖・整形男子”ことタレントのアレンだ。バサバサのまつげ、ぷっくりとした涙袋、そして肉感的すぎる唇……。

「唇はヒアルロン酸注入が超痛いから、いつも麻酔クリームをたっぷり塗ってもらうの。でも、とうとう“入れすぎ”ってドクターストップがかかっちゃった……。もう8か月も注入していないから、早く入れたいワ♪」

 最近では元雨上がり決死隊の宮迫博之など50代男性さえも整形を公表。すっかり市民権を得た整形だが、アレンのデビュー当時は整形を公にする、ましてやウリにする芸能人はいなかった。

宮迫の整形後の顔も話題に。本人YouTube画像より

「2014年にテレビ番組に初出演したときは変人扱いだったの……。でもここ数年で男性の美意識も高まって、アレンみたいな整形男子もアリになった。やっと時代がアレンに追いついたのデスワ♪

 熱狂的ファンも多いアレンは、連日のようにネットニュースをにぎわせている。

「最近いちばん話題になったのは“アレン、前歯折る”なの。歯は500万円かけて、全部削って入れ替えてるんだけどね。その前歯が折れたのよ~、パエリアごときで。バキッてすごい音がして土台が! で、またそれを直すのに100万円かかる。エグイわ~。でも前歯なしの写真で100万アクセスしていただけたから、結果オーライだけどぉ♪」

 なんとも豪快な数字のオンパレードだが、整形手術にかけた費用は、もはや総額1億円を突破しているそう!

「1億円を超えてからはもう計算しなくなっちゃったワ(笑)。ちなみにメンテナンスだけでも月100万円かかるんザマスなの☆」

 そのお金はどうやって捻出しているの?

「19歳のころからパトロンが出資してくれるの。海外にも何人かいるワ。でも今コロナ禍で不景気だから……」

キャラがかぶる“あの人”にひと言!

「お金も時間もあいつよりかけている自負があるし、何より知識は私のほうが絶対に上。だから負ける気はしないけれどね♪」 撮影/渡邉智裕

 少しだけ悲しい目をしたアレンに“今の芸能界でキャラがかぶると思うのは誰?”とそっと話題を変える取材班。

(ブホッ)そんなのあいつに決まってるザマスゥ~。●attよ、●att!(笑)ていうか、アレンのマネゴトをしちゃってるわよね。でも、あの人は単なる2世タレントで美容知識も通りいっぺん。(カメラアプリでの)加工厨にすぎないワ。それにアレンみたいな実体験トークはできないザマしょ」

 毎月、高額な費用を自らの肉体に投資し、究極の美を追求し続けるアレン。一般人の私たちはもちろん●attにさえもマネできないかも!?

「ちなみに基本、週1でクリニックに通っていて、ヒアルロン酸とボトックス注入をしてる。それと季節に合った施術をオーダーするの。例えば夏には脇やおでこにボトックスを注入して汗対策。最近はちょっぴり太りぎみで、脂肪冷却のマシンを使ってマス」

 1回の施術で10万円近くかかるが、部分やせもでき、脂肪吸引のような危険もない。“お金に余裕があればオススメ”だそう。ほかには?

「プチ整形がオススメ。深いシワはスキンケアだと限界があるけれど、ヒアルロン酸なら解消できるし持ちもイイ。アレンは一般の人と目指す目標が違うからヒアルロン酸は週1ペースだけど、普通の人だったら1年は持つもの。高額なスキンケア商品を買うよりもはるかにお得なの!」

 ヒアルロン酸やボトックスなどプチ整形といわれる注入系は、ここ数年で施術希望者が急増。価格が安く、ダウンタイム(施術から回復するまでの時間)も短く、なにより元に戻せるのが魅力だ。

大がかりな手術をすると元に戻れないから、シミュレーションは絶対してネ。例えば、石原さとみさんみたいな鼻の下(人中)が短い顔が流行りだけど、いきなり人中を切る人中短縮手術なんかはしないで。まずは上唇にヒアルロン酸を入れて、鼻下を短く見せて様子をみるとか。顔には流行があるから、いきなりの大工事はダメよ〜!」

細いアゴを夢見てなぜかケツアゴ完成

 高額なお金を支払って失敗はしたくない!

「いちばん失敗したのは歯ね。全部入れかえてから後悔したけど遅かったワ~。あとはアゴのプロテーゼ!! 逆三角形のシュッとしたアゴを目指してたのに……」

 なんと完成したのは、ゴリゴリのイカついケツアゴ!! 抗議して再手術したものの、今度は術後たった2週間で内側の皮膚がパックリと開き、シリコーンが丸見えの惨状に!

そのままにしたら細菌が入って壊死しちゃうからってまた手術よ。無駄に時間はかかるわ、痛いわで散々! しかも、この話をブログで公開したら、クリニック側から削除要請が来ちゃった(笑)。仕方ないからその記事は消したけど、私みたいな経験をした人、ほかにもいると思うな」

 百戦錬磨のアレンでさえそんな経験が。初心者のクリニック選びはどうすれば?

“お医者さんは神様じゃない。万能でもない”と理解を。顔の好みは人それぞれだし、得手不得手もあるから。やっぱり自分の足でいろんなクリニックをハシゴして、先生とじっくり話すこと。クチコミを鵜呑みにしちゃダメ」

 さすが経験者の言葉は重みが違う。今後も進化を続けるアレンから目が離せない!

読者世代はやるべき♪ プチ整形BEST3

【第1位】ボトックス
 比較的安価だし、顔の印象を変えずに若見えできるところがイイ! オススメなのはおでこや眉間のシワ。それと目尻。目尻は痛いからハードル高いけれど、絶対損しないわよォ〜!

【第2位】レーザートーニング
 シミ治療はもちろん、毛穴をキュッと引き締めちゃうの。男性にも人気の施術で、最近ではレーザートーニング専用のクリニックもあるくらい。エイジング予防にも効果的♪

【第3位】ヒアルロン酸
 中高年は頬がたるんで中顔面が長く見えちゃうのよね。ここにヒアルロン酸を注入すると、頬にハリが出てたるみも解消! 整形前のシミュレーションにも最適ですワヨ!

●いきなりケーキ3つ食い!食いしん坊&サービス精神旺盛
 ケーキを目の前にした瞬間、目をキラキラ輝かせながら一気食い♪ 取材は昭和な雰囲気漂う会議室だったにもかかわらず、愛くるしい笑顔でサービスショット連発。しかも予定時間を大幅オーバーして語ってくれたその姿に、編集部一同思わずキュン♪なのでした。

「いやーんどれも美味しそう♪ でも実は血糖値が高いから食べすぎ注意なのよね♪」
アレン 学生時代にいじめた連中を見返すために整形を決意し、19歳でセレブの集うパーティーへ参加し整形費用や生活費を出してくれるパートナーを複数ゲット。その後、バラエティー番組『私の何がイケないの?』で特集を組まれて芸能界デビュー。

(取材・文/三輪順子)