「これ以上やることは残されていない。彼がしてきたことは本当にアメージングだ」
9月30日、ロサンゼルス・エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは、大谷翔平に惜しみない称賛を送った。
ウワサの彼女が“匂わせ”連発
「日本時間の10月4日に行われたシーズン最終戦、大谷選手は投手として登板せず、打者として出場。ベーブ・ルース以来の“2ケタ勝利・2ケタ本塁打”まであと1勝でしたが、大記録は来季に持ち越しになりました」(スポーツ紙記者)
それでも、今季打ち立てた記録は数えきれない。9月30日の試合では、安打数・得点・投球回・奪三振の4部門で100を記録する「クワドラプル100」を達成。
目覚ましい活躍を見せた大谷には現地の他球団からも熱い視線が寄せられているが、その去就はどうなるのか。スポーツライターの梅田香子さんに話を聞いた。
「リーグMVPの最有力候補であることは間違いありませんが、本人は個人の記録にはこだわっていないみたい。“二刀流”でプレーさせてもらえる今の環境を大事にしていますし、ほかの球団に行きたいというより、あくまでエンゼルスをワールドシリーズ進出に導きたいと思っているようです」
来季も残留が濃厚な様子。エンゼルスとしては絶対に手放したくない存在だが、日本にも彼を手放したくない人がいるようで……。
「'18年ごろから交際が噂されている元バレーボール選手の狩野舞子さんが、9月15日に放送されたフジテレビ系『突然ですが占ってもいいですか?』に出演。遠距離恋愛の経験や結婚観などをかなり赤裸々に語っていて、ファンの間では大谷選手を意識した“匂わせ”なんじゃないかと話題になっています」(テレビ誌ライター)
中でも注目を集めているのが、彼女が“玉の輿運”を持っていると占われたこと。
「ともに出演した木村沙織さんも“やっぱり!”と言わんばかりの意味深な笑顔を浮かべていましたね。さらに“'19年の12月に交際をスタートした人ならうまくいく”と告げられた際には“なんかその時期じゃない気がする……”と困り顔で交際の時期まで口にしていて、ネット上では“大谷で間違いない”とまで言われていますよ」(同・テレビ誌ライター)
以前からSNSの投稿が“匂わせ”だと言われていた狩野だが、公の場で結婚について語ったのは初めて。
彼女の番組出演について、コラムニストのペリー荻野さんが分析する。
大谷翔平の「結婚観」
「五輪が終わったことで、元アスリートとして張りつめていた気持ちも少し緩んだのではないでしょうか。それに“占い”なら、どこまでが真実か誰にもわからない。ぼんやりと伝える“匂わせ”とは、非常に相性がいいんです」
“匂わせ女子”には批判が集まることも多く、有名人のパートナーには徹底して影をひそめる“プロ彼女”も多い。大谷ほどのスターとなると、そんな女性がいいのではと思ってしまうが……。
「狩野さんは“匂わせのプロ”というか、両方の側面を併せ持っているんじゃないかなと思います。決して証拠はつかませないけど、多くの人が気になっていることを占いの場で語る。本人が意識しているかはわかりませんが、これが“匂わせ”だとしたらいい意味でみんなを振り回すことができる、すごく高度なやり方だと思います」(ペリーさん)
さらに深まる、大谷と狩野の交際説。しかし、大谷を狙う女性は数知れない。現地アメリカの記者の間でも、その女性人気は有名だ。
「彼目当てで会場に来る女性は多いし、連絡先を書いたボードを掲げてデートに誘う熱心なファンもいます(笑)。日本の女子アナも、大谷選手の取材のときは熱量が違いますよ」(前出・スポーツ紙記者)
まさに引く手あまたのスーパースターだが、本人の結婚願望はというと……。
「狩野さんと仲がいいことは周囲も知っていますが、結婚となると話は違うようです。本人は“現役のうちは、ちょっと考えられない”なんて漏らすこともありますからね。今は、野球に専念することしか考えていないんですよ。
よっぽど“この人しかいない”という人に出会わない限りは決意も揺らがないし、そういった運命の人にも選手生活の終盤に出会いたいと思っているそう。それまでは家族や奥さんというよりも、野球一本に集中したいようです」(大谷の知人)
“野球第一”の恩師が影響?
競技に専念したいからこそ家族のサポートを必要とするアスリートも多いが、大谷には心強い味方がいる。
「専属通訳の水原一平さんです。公私にわたって大谷選手を支える存在ですが、日本語で気楽に話せる人が近くにいてくれるのは大きい。それに大谷選手は、かなりの読書家。ひとりの時間もまったく苦じゃないし、今のところ何も困っていませんよ」(前出・スポーツ紙記者)
とにかく野球が最優先な大谷。そのひたむきな姿勢は、彼をプロ入りから指導し、見事超一流の選手に育て上げたかつての恩師に重なる。
「日本ハムの栗山英樹監督の現役時代を思い出しますよ。すごくモテるのに、なぜ結婚しないのか不思議だったんです。オフシーズンは女性と食事にも行っていましたが、開幕後には別れていることが多くて。
どうしても野球に集中してしまって、女性はその次になってしまうみたい。大谷選手も、そんな監督に影響されているように感じます。読書家なところも、そっくりですよ」(日本ハム関係者)
日本ハム時代から、2人の異様なまでの“野球第一”な情熱は、関係者の間で知れわたっていた。
「栗山監督は大谷選手が外出する際、誰とどこに行くのか必ず報告するよう義務づけて、徹底的に管理していました。でも、大谷選手もお酒の席が好きじゃないから、特に嫌な顔はしていませんでしたよ。クリスマスの時期に休日返上で練習している話をスタッフから聞いて、監督はうれしそうにしていました」(同・日本ハム関係者)
栗山監督譲りのストイックな精神で進化を続ける大谷。大舞台で規格外な活躍を見せる彼が家庭に収まるのは、まだ先のことになりそうだ。