小室圭さんとのご結婚と記者会見が10月26日に正式決定したものの、『複雑性PTSD』と闘われる眞子さま。結婚後は渡米して新婚生活を送る“自由の国”アメリカの人々は、眞子さまと小室さんをどう見ているのだろうか。
NYで在留邦人向けに発行する邦字紙『週刊NY生活』の発行人兼CEOである三浦良一さんに話を聞いた。
小室さんはNYでエリート扱い
「米メディアが、眞子さまや小室さんを非難するという姿勢はありません。むしろ、“日本のメディアがおふたりを異常に攻撃している”と、客観的、かつ突き放して報じているように感じます。
おふたりが日本での誹謗中傷から脱出し、静かで平穏なNY生活を送られることを願う報道も多く、NYでは歓迎されている印象です」
10月1日付の『NYタイムズ紙』電子版では、
《眞子さまのNYでの新生活が、日本での誹謗中傷から脱出し、静かで平穏な生活になるだろう》と締めくくられ、ラブコールを送っているようにも見える。
では、現実的に《静かで平穏な生活》を送ることは可能なのだろうか。
「日本でこれだけ騒がれているのですから、関心がないわけではありませんが、プライベートに土足で踏み込むようなことはしないのがNYで暮らす日本人のマナーであり、特徴です。無視や知らんぷりはせずに、“こんにちは”“お元気にされていますか”などの挨拶はあるかもしれませんが、基本的に穏やかで幸せに暮らすことができると思います」(三浦氏、以下同)
NYという土地柄も、おふたりにピッタリのようだ。
「NYは“敗者復活ができる街”ともいわれています。過去はあまり評価されず、今、何をやっているのかが問われます。生計が成り立つかどうかなどは関係なく、ボランティアや社会の役に立つことに取り組むことが評価されるといっても過言ではありません」
現地の弁護士事務所へ就職し、弁護士試験の合格が確実視されている小室さんは、すでに一目置かれる存在でもあるという。
「医師、弁護士、公認会計士など、国家試験を伴う職種に就いている人を“プロフェッショナル”と呼び、社会でも一定の尊敬を集める仕事として評価されています。NYで弁護士として仕事ができるのはエリートといって構わないでしょう」
過去のトラブルや疑惑によってバッシングを受け続ける小室さんが、居心地のよい暮らしを送る日は、そう遠くはなさそうだ。
「“早く皇室から出たい”と願われてきた眞子さまですから、今後の生活の見通しが立ったこと、そしてNYが歓迎ムードであることは、安心できることではないでしょうか。ただ、最後の試練となるのが、小室さんと臨まれる記者会見でしょう」(皇室ジャーナリスト)
婚姻届の提出と記者会見が行われる10月26日に先立ち、眞子さまは天皇・皇后両陛下や上皇ご夫妻のお住まいを訪問し、皇族として最後のご挨拶をするとも報じられている。
眞子さまへ最後の叱咤激励
「公式行事ではなく私的な訪問にあたるため、日時などの詳細は発表されないでしょう。ただ、おそらく美智子さまのお誕生日である10月20日にお祝いをかねて訪問されるのではないでしょうか。
全国的にコロナ感染者が減少しているとはいえ、上皇ご夫妻はご高齢ですので、対策を十分に施したうえでの面会となることが予想されます」(同・皇室ジャーナリスト)
未曾有の感染症は、皇室ご一家にも大きな影響を及ぼした。
「コロナ禍以前は、上皇ご夫妻の結婚記念日などに、天皇ご一家や秋篠宮ご一家とともにお祝いの食事会が行われるのが恒例でした。3世代でお話しできる貴重な機会ですが、昨年も今年も開催できませんでした。
上皇ご夫妻が、眞子さまとゆっくりお話しされるのは、昨年の元日以来、約1年9か月ぶりになると思われます」(宮内庁関係者)
会えない間も、美智子さまは眞子さまの苦しみを、ご自身のことのように受け止めてこられたという。
「美智子さまはこれまで眞子さまの結婚問題を静かに見守ってこられました。過去には“私も苦しんで結婚を決めました。あなたも自分で考えて決めなさい”と声をかけられたこともあったと聞いています」(渡邉さん)
眞子さまはそのおことばを支えに、結婚へ突き進まれたのかもしれない。
精神的に苦しまれながらも、新天地へ歩みを進める初孫に贈られる美智子さまのおことばとは─。
「最後のご挨拶では、眞子さまを叱咤激励して送り出されることでしょう。眞子さまの“1度決めたら曲げない”という姿勢は秋篠宮さまにそっくりですし、美智子さまもどのように鼓舞すべきかよくわかっておられるはずです。
ご自身の本音を必ずしも言葉で表現されるとは限りませんが、いずれにせよ、眞子さまに希望を持たせ、あたたかくお見送りされる場になると思います」(渡邉さん)
美智子さまからの“はなむけ”が、眞子さまの道しるべとなるだろう─。