女優・杏(35)との離婚発表から1年数か月。『週刊文春』(10月14日発売)のスクープにより俳優・東出昌大(33)の新恋人の存在が明らかになった。お相手は20代後半の一般女性とのこと。
2020年1月に女優・唐田えりか(24)とのゲス不倫が報じられ、同年8月に杏との離婚を発表していた東出は、出演していたCMはすべて降板したものの、俳優業は早々に復帰。
主演映画『草の響き』は10月8日に封切られたばかりだが、今年は『草の響き』を含め3作の映画に出演し、来年も『コンフィデンスマンJP -英雄編-』、『峠 最後のサムライ』の公開が控えている。俳優として再評価されはじめた矢先の熱愛報道ということだ。
独身だから恋愛は自由だけれども
唐田との不倫とは違い、現在の東出は独身なのだから恋愛するのは自由。
しかし、杏が3人の育児と女優業の両立に大変な思いをしていることは想像に難くない。東出がその一般女性と交際開始したのが今年6月ころと見られているため、離婚から1年も経っていないころ、元妻の過酷な状況を横目に、恋愛をしていたわけだ。
さらに『週刊文春』の報道によると今月上旬には、東出が撮影のために滞在していた広島のホテルに新恋人を呼び寄せていたことが発覚。これは芸能界の倫理観的にアウトである。
〈東出の状況を考えるとまことに不見識な行動であると言わざるを得ません〉
と所属事務所もご立腹のようだ。報道に寄せられたコメントを見ると、東出を批難する声や杏に同情する声で溢れかえっている。
ただ繰り返すが、今回の一件は独身男女のただの熱愛報道で、法に反することはしていない。広島のホテルに呼び寄せたのは非常識な行動ではあるが、当然違法ではない。
では、どうしてここまで東出バッシングが過熱するのか?
杏や子どもたちを傷つけ、同罪とはいえ唐田えりかの芸能活動を休止に追い込み、世間をあれだけ騒がし、所属事務所にも迷惑をかけたのにもう次の恋愛? という嫌悪感からくるものだろう。
法律的にも東出は自由に恋愛する権利を有しているが、コメント欄に連なった世間のコメントからみると、恋愛することはまだまだ許されていないのだ。
東出はかつて感情論で莫大な利益を得ていた
欲望に身を任せて不倫をし、元妻と子どもたちを不幸に陥れたという感情論的な罪を、東出はまだ償いきれていないように思う。
杏の好感度が非常に高かったことも考えると、その“感情論的な罪”を帳消しにしたいのであれば、恋愛よりもストイックに仕事に打ち込むべきだったのではないか。その結果、役者としての評価を高めることができてからの熱愛報道だったら、世間はもう少し好意的で優しい反応になっていたかもしれない。
俳優という職は、世間の好感度が仕事に大きく影響を与えるのも事実。不倫騒動後も役者という仕事を選び、続けているのは彼自身の選択なのだから、自由に恋愛できないことを窮屈に感じるのであれば、芸能界は彼には合っていないだろう。
これまでの東出は杏と結婚したことで役者としての注目度が上がり、好感度の高い杏が選んだパートナーとして好青年キャラを確固たるものにした。そのパブリックイメージのおかげで大企業のCMも舞い込み、莫大な利益を得ていたはず。
言わずもがなだが、好感度の高いパブリックイメージは、世間の感情論から成り立っている。つまりかつての東出は、感情論から多大な恩恵を受けていたことになるわけだ。
おそらく東出自身、オイシイ思いをできるときは感情論の恩恵を享受して、大炎上するようなデメリットがあるときだけ感情論を否定したら、さすがにそれは都合がよすぎるということは充分自覚しているはずだ。今回の熱愛報道での強烈なバッシングも甘んじて受け入れるしかない。
彼が今の自分の立ち位置をきちんと客観視できる人間性であれば、今回の炎上は起こらなかっただろう。……が、そもそも妊娠中の妻を無視して欲望に身を任せて不倫するような男には、馬の耳に念仏なのかもしれない。