『Snow Man』の佐久間大介

「久々というか、初めて言いたいね。Snow Man、デビューしました!」

 10月8日、横浜アリーナで思いの丈をファンに叫んだのは、人気アイドルグループ『Snow Man』のメンバー・佐久間大介。

佐久間は“ビジネスオタク”ではない

 コロナ禍のため、'20年1月のデビュー以来、有観客でのライブを自粛してきた彼らだが、今回、観客を入れた全国7都市を巡る初の全国ツアーがついに始まった。

「9月末に発売された1stアルバム『Snow Mania S1(スノーマニアエスワン)』は初週に84万枚を超える売り上げを達成し、1stアルバムの初週売り上げ枚数としては“令和最高”を記録。

 彼らはアーティストとしてだけではなく、アイドルらしからぬトーク力も評価されてバラエティー番組にも引っ張りだこなんです。ジャニーズの中でも、今いちばん勢いのあるグループだと言えるでしょう」(アイドル誌ライター)

 個性派ぞろいの『Snow Man』の中でも、アニメオタクとして知られるのが佐久間大介。今年6月に公開されたアニメ映画『白蛇:縁起』では「夢だった」と公言していた声優で、主演を務めた。

佐久間は普段から“嫁は二次元”だと語っています。“二次元”とは、三次元が現実世界を示すのに対し、平面の世界、いわゆるアニメや漫画やそこに登場するキャラクターのこと。アニメファンの間では、今や日常的に使われている言葉なのですが、そのオタクっぷりは、あくまでテレビ向けのキャラクター、“ビジネスオタク”というわけではないんです」

 そう話すのは、芸能プロ関係者のひとり。

「彼の趣味へのお金のかけ方は常軌を逸しています(笑)。流行りのスマホゲームは必ずプレイしており、『Fate/Grand Order』や『ウマ娘 プリティーダービー』などのゲームアプリへの課金額は、普通の人では到底出せない目が飛び出るほどの金額を注ぎ込んでいるんです。

 生活費よりも、アプリへの課金の方を優先する彼は、寝食よりゲームや漫画、アニメなどを優先させる生活なので、ちょっと心配になるくらいです」(佐久間の知人)

人気俳優との情報交換

 多忙を極める佐久間だが、貴重な休日すら、アニメグッズを求めオタクの聖地とも言われる、東京・秋葉原に繰り出しているという。

「派手な色で染まった髪型を隠すようにニット帽をかぶり、高級ブランドのトレーナー姿でアニメグッズを販売するお店に普通に通っています。一応、変装はしているのですが、逆に目立ってしまってほかのお客さんからバレてしまうこともしばしば……(笑)」(同・前)

 佐久間にとって憧れの先輩であり“オタク仲間”である『Kis-My-Ft2』の宮田俊哉との仲は有名だが、そんな宮田の紹介で、佐久間はある意外な人物ともつながりがあるという。

神木隆之介

「最近、神木隆之介さんと仲がいいんです。神木さんも筋金入りの“アニメオタク”なのは有名なのですが、ジャニーズタレントとも交流があるのはあまり知られてないですよね。

 神木さんはアニメやゲームだけではなく、対戦型カードゲームの『遊戯王オフィシャルカードゲーム(以下略)』が大好き。かなりの腕前だと聞きましたよ。

 佐久間さんは『遊戯王』に関してライトプレイヤーではあるものの、持ち前のコレクター魂でレアカードを大量に収集しており、自宅の壁一面にはコレクションとして飾ってあるそうです。現在はしょっちゅう神木さんと連絡をとって、『遊戯王』のレアカードに関する情報を交換し合っているんだとか」(別の佐久間の知人)

 佐久間がアイドルとして多くのファンに夢を与える原動力のウラには、一途すぎる“本物の二次元愛”があった!


取材・文 久遠凛