「めっちゃ高級な焼肉屋さんで、こんなことする? しかも、店員が……」
10月17日、暴露系ユーチューバーのコレコレが驚きと怒りをもって取り上げたのは、都内のとある高級焼肉店で発生した“バイトテロ”について。
有名芸能人も利用の高級店が炎上
「コレコレさんは視聴者から寄せられるゴシップをもとに真実を暴く生配信が人気で、チャンネル登録者数は150万人超え。特に10代から20代の若者から絶大な支持を受けています。配信で取り上げた話題が事件に発展することもあり、元ユーチューバーのワタナベマホト氏の児童ポルノ事件や人気女性ユーチューバーの豊胸騒動の際も大きな注目を集めました」(スポーツ紙記者)
そんな彼が見過ごせなかったのが、冒頭の“バイトテロ”行為。
「港区内にある芸能人やユーチューバーも御用達の高級焼肉店。その店員が、厨房と思われる場所で悪ふざけをする様子をプライベートのインスタグラムに投稿したんです。客がお肉を乗せて焼くための“岩塩プレート”を提供しているのですが、あろうことか女性店員の1人がそれを舐め、その姿を別の店員が撮影。あまりに非常識な行動に、ネット上では批判の声が殺到しています」(同・スポーツ紙記者)
過去には宮迫博之、手越祐也、ユーチューバーのヒカルなどそうそうたるメンバーが来店。名の知れた店のスタッフによるおふざけ行為には、《ヘドが出るよね 気持ち悪い》《行く気なくす》《信用できなくなった》と不快感をあらわにする人が続出しているが、スタッフによる非常識な行為で店側が被害にあう“バイトテロ”は過去にもあった。
「'13年には人気宅配ピザ店のスタッフがピザ生地を顔に貼り付けた写真をSNSに投稿したり、コンビニや飲食店の店員が冷蔵庫に入る様子をSNSに投稿するなどして炎上。'18年にも、人気カラオケ店のスタッフが唐揚げを床にこすり付けてから揚げる動画を投稿して騒動になりました。
以降も回転寿司チェーンの店員がゴミ箱に廃棄した魚を拾って調理したり、コンビニ店員が商品を舐めるなど、多くの問題行動が確認されています。これらは“バイトテロ”“バカッター”などと呼ばれていて、店側が法的措置をとる場合もあります」(同・スポーツ紙記者)
騒動に店主困惑
新型コロナウイルスの感染対策など、飲食店がさまざまな手を講じてなんとか営業を続けている中、高級店で行われた「商品を舐める」というにわかには信じがたい行動。
店側は行為をはたらいたスタッフ、それを撮影したスタッフに対しどのような処置をとるのか。店主に話を聞いた。
――問題行動を起こした2人のスタッフの処遇は?
「今は“なぜあのようなことが起こったのか”ということも含めて事実関係を調査している段階でして……。私自身、まだネットの情報しか把握していなくて、なんとも言えない状況なんです。本人たちには、顧問弁護士を通して確認をとっています」
――損害賠償を請求することも考えている?
「そのあたりも含めて、弁護士さんに対応していただいています。まだ確認中なので、(損害賠償の話は)それからになるかと思います」
――なぜ今回の問題行動が起きた?
「私も現場にはいなかったので、なんとも言えないところなんですけど……。店主の私としても“なぜこんなことが起こってしまったんだろう”と感じています」
――2人の、普段の勤務態度は問題なかった?
「特に問題なく、まじめに働いてくれていたんですけど……」
――今後の防止策は?
「それもちょっとまだ考え中というか……。とにかく、まだ詳細を確認している段階なので、そういった対応も確認が済んでからになるかと思います」
店には騒動による問い合わせの電話も来ているが、現状は「確認中」と答えるしかないようだ。
同店に不信感を抱き管理責任を問う声が多いのは事実だが、スタッフの悪ふざけによって評判を落とすこととなり、店側が被害を受けていることも確か。“バイトテロ”の脅威は、いつも思わぬところに潜んでいる――。