紀子さまと眞子さま

「10月19日の午後、紀子さまの父で眞子さまの祖父にあたり、『学習院大学』名誉教授の川嶋辰彦さんが、都内の病院に緊急搬送されたそうです。現在の病状はわからず、以前からの持病が悪化したとも言われています。一部では“かなり危ない状態のようだ”という話も出ています。

 川嶋教授を見舞うため、同日に急遽、紀子さまと眞子さまと佳子さまが同病院を訪問されました。実父の緊急事態に、紀子さまのご心境は計り知れません……」(宮内庁関係者)

編集部に川嶋教授から1本の電話が

 81歳という高齢のため、川嶋教授の容体が心配される。

「10月26日に眞子さまは小室圭さんと入籍される予定です。このタイミングで川嶋教授が倒れてしまわれるとは……。19日に宮中三殿を私的に訪れた眞子さまは、皇室のご先祖に今回の結婚のご報告をされていますが、もし教授に万が一のことがあったら……。今後おふたりの結婚に影響が出る可能性があります」(同・前)

 今年8月に『週刊女性』は教授本人への取材で肉声を得ていた。記者が取材のお願いを記した手紙とささやかな菓子折りを添えて送ると、記者のもとに川嶋教授から1本の電話がかかってきたのだ。その際はお元気そうな様子だった。

「そちらさまから結構なお品物をお送りくださいました。誠にありがとうございます。ただ、私のささやかな“こうしたい”というお気持ちを、もしお許しいただければ、マスコミュニケーション関連の方のお品物は、理由など関係なく、ご遠慮申し上げるようにいたしております。ご無礼をお許しのうえ、ご返送させていただいてよろしゅうございましょうか?」

川嶋さんは「言葉が強く申し訳ございません」と、謝りつつ、返送を提案。記者が“着払い”を申し出ると、

「僕のお小遣いを眺めまして、もしそういうことでしたら、そのようにさせていただきますが、お小遣い箱には多分、入っているかと思います。1トンくらいの隕石(いんせき)をお返しすることになると、僕のお小遣いでは、重量制限で難しくなりそうです。

 将来、そういうお見苦しいことが発生しましたら、よろこんで着払いでお返し申し上げたく存じますが、今回は、そのお気持ちをありがたく拝聴申し上げて、先のような形で進めさせていただければと存じます」

川嶋教授から記者への心遣い

研究者らしいユーモラスな返答が光りつつも、一般的な金銭感覚にどこか親しみを覚えた。話題は川嶋教授の趣味に及んだ。

「今はできませんが、少年のころは木登りが大好きだったんです。今でも登りたいと思いながら夢を描いております。枝振り次第で、手の位置よりも足の位置が高くなる。そんなことを思うだけでも、僕自身が木登りをしているような楽しみに浸れます」

 童心に返ったかのような声で楽しそうに話し進める。

紀子さまの父親・川嶋辰彦さん

「少し間違えてかなりの高さから落ちても、幸いにして、下に鋭利な石などがあることなどもなく、多少の痛さですむような墜落でした。それも含めて懐かしい思い出です。
ちょっとだけ目線が高くなるに過ぎないんですけどね。“わあ、こういうパノラマが展開するのか”というようなことを感じました」

 最後に川嶋教授は、記者に対してのお心遣いを。

「私の想像に過ぎませんが、本当にマスコミュニケーションのお仕事は、どの分野でも大変なお仕事で、なかなかご自分の時間も持てないし、計画立ててもひっくり返さないといけない……、いろいろおありになるようだと存じますが、一歩一歩よい専門家におなりになられるように念じております。偉そうなことは言えませんが本当に一歩一歩だと存じますので、どうぞお身体に気をつけて」

‘90年に秋篠宮さまと紀子さまが結婚されてから、娘や3人の孫たちを静かに見守られてきた川嶋教授。結婚直前の眞子さまもさぞ、心配なさっているはずだ。