深田恭子

「あんたが犯した罪、悔いあらためな!」

 決めゼリフとともに、悪人を成敗する─。

 10月15日から公開されている映画『劇場版 ルパンの娘』で、主演を務める深田恭子の華麗な“裁き”に多くの人が魅了されている。

「大泥棒一家の娘役の深田さんが、警察一家の息子で夫役の瀬戸康史さんと結婚し、共にさまざまな事件を解決していく物語。'19年にフジテレビ系でドラマ化され、昨年シリーズ2も放送された人気作。今回は初の映画化となります」(スポーツ紙記者)

 これまで多くの話題作に出演してきた深田だが、輝かしい活躍のウラで人知れず悩みを抱えていた。

「5月26日に、医師から適応障害と診断され、治療に専念するため芸能活動を休止したんです。9月2日からは活動を再開しました」(同・スポーツ紙記者)

 3か月で表舞台に戻ってきたのには、こんな事情も。

『ルパンの娘』の公開に間に合わせたかったのでしょう。製作サイドとしては、“無理はしてほしくないけど、できるだけ早く戻ってきてほしい”という思いだったんです。公開直前は、宣伝も兼ねたイベントやバラエティー番組への出演など、映画関連の仕事が増えます。さすがに主演抜きでは、あまりにも不自然に見えてしまいますからね」(芸能プロ関係者)

当面は仕事をセーブか

 深田としても、“スタッフや出演者に迷惑をかけたくない”という思いだったのかもしれない。

 スクリーンでは元気な姿を見せていたが、今後はある決断に踏み切ろうとしている。

映画の仕事が落ち着いたら、当面は仕事をセーブしようと考えているんです。事務所としても、深田さんの体調を考慮しながら、慎重に仕事を受けていくようです」(テレビ局関係者)

 ここ数年の深田は1年に1本、多いときは2本の連続ドラマに出演するなど、精力的に仕事に取り組んでいた。ただ、復帰したからといって、元どおりとはいかないようだ。

「連ドラの出演は控える可能性が高いです。ドラマは拘束時間が3~4か月と長く、身体にも負担がかかりますからね。しばらくは、CMや雑誌の撮影などの短期間で終わる仕事が中心になるのでは」(同・テレビ局関係者)

 最近受けた雑誌のインタビューでは、仕事に対する思いを語っている。

「その時の自分の全身全霊で役を演じたい」という気持ちでずっとやっていますが、私はマイナス思考なところもあるので、意思を貫ける強い人間になりたいんです

 いまは“強い人間”になるために、充電する期間なのかもしれない。