2020年10月末でジャニーズ事務所を退所した山下智久(36)が、独立後初めての地上波ドラマに出演すると、10月27日付の『文春オンライン』が報じた。
復帰する山下と、後継内定報道のキンプリ平野
NHKの金曜22時台の『ドラマ10』枠で、人気漫画『正直不動産』(小学館)が原作となる作品で、山下は営業マン役を演じるという。
「山下は2022年にWOWOWで放送される『TOKYO VICE』、同じ年に『Hulu』で配信予定の米仏日の共同制作ドラマ『Drops of God/神の雫』が、ドラマの仕事として決まっていますが、まだ地上波ドラマへの出演はありませんでした。
そこにきてNHKでの出演が決まった。ただ、比較的しがらみや忖度がないと言われる同局では出られても、民放局ではなかなか難しいのかもしれませんね。民放各社ではジャニーズ事務所への忖度が依然強くあると言われますからね」(女性誌記者)
6月27日に放送された『ドラゴン桜』(TBS系)の第2期の最終回も、第1期キャストが登場するなか、山下は声だけの出演にとどまっていた。
「山下が過去に出演していた作品の続編であっても、普通に出るのは難しかったということですよね。
さらに驚きだったのは、『文春オンライン』では、2022年に制作予定のドラマ『クロサギ』(TBS系)の続編に、かつて同作の主演を務めた山下ではなく、King&Princeの平野紫耀(24)が主演を務める予定だと伝えていることです」(前同)
『クロサギ』は、2006年4月期にTBSの『金曜ドラマ』枠で放送された作品で、主演の山下は、詐欺師のみをターゲットにする詐欺師・黒崎高志郎役を好演。全11回放送され、平均視聴率は15.7%という大ヒットを記録した。
「主題歌には山下の『抱いてセニョリータ』が起用され、こちらも初動売上40万枚を突破する大ヒットを記録し、ドラマともども山下の代表作となりました。それだけに『クロサギ』は、”山下の作品”という印象が強い。そのせいか、続編の主演が平野となるという報道に対して、強い反発の声も上がっていますね」(前出の女性誌記者)
平野の起用に対しては、
「山Pじゃなきゃ無理 続編にならないから」
「山下智久のクロサギのファンなので流石に平野紫耀はちがう」
「紫耀君の売り方下手くそ過ぎる。知名度も人気ももう十分にあるねんから先輩の代わりじゃなく新たなドラマでヒットドラマ生み出してほしい。彼にはその力があるから!」
「クロサギ見てないからわかんないけど、誰かの続編とかそういうの求めてなかった。いい作品に巡り合ってほしい平野」
といった声がネットにも寄せられている。
平野ファン怒りの2つの理由
「多くの怒りの声が上がっていますが、その理由の1つに、平野の起用が“あてつけ”のように感じられるというのがあるのでしょう。
山下は、2020年8月7日付の『文春オンライン』で、コロナ禍にあった同年7月30日にKAT-TUNの亀梨和也(35)と東京・港区のバーで複数の知人と飲み会を行ない、その場には未成年の女性もいたと報じられました。
さらに山下は、同席していた当時17歳の現役女子高生モデル・A子を都内の高級ホテルに“お持ち帰り”したとも伝えられたため、昨年8月17日から一定期間芸能活動を自粛すると発表されていました」(夕刊紙デスク)
その後、山下は活動自粛中にアメリカでの映画撮影のために渡米し、昨年10月末でジャニーズ事務所を電撃退所した。
「自己都合による強引な退所で、発売延期になっていた亀梨とのユニット・亀と山Pのアルバムがお蔵入りになってしまい、レコード会社やジャニーズ事務所は当然、山下に対して相当怒っていると言われていましたね。
そうした中、ジャニーズサイドは、ジャニーズ時代の山下の代表作の続編に彼を出したくない気持ちもあるのかもしれません。
ただ、現段階では純粋な“続編”なのか、大きくリニューアルされた新作のようなものになるかは分かっていません。
それに、平野主演の報道が正しいとしても、ジャニーズサイドはドラマを制作するTBSからのオファーを受けて平野の出演を承諾する形になります。
さすがにジャニーズが“平野で新しい『クロサギ』を作って欲しい”と言って、それでTBSがドラマを制作するというのはあり得ないでしょう。ただ、新たな『クロサギ』が制作されると決まった際、キャスティングの相談はあったでしょうね。そこで平野の名前が浮上した可能性はある。
ただ、いずれにせよ山下のファン、平野のファン、そしてドラマファンからすれば、ひと悶着あってジャニーズ事務所を辞めることになった山下への“あてつけ”のような形で平野が新たな『クロサギ』の主演にキャスティングされたように見えてしまう。だから反発する声が上がっているのでしょうね」(前出の夕刊紙デスク)
「新『クロサギ』平野主演内定報道」へ怒りの声が上がる理由の2つ目は、平野のことを思ってのもののようだ。
「平野は、キンプリのエースとして今や人気も絶大。しかし、このところ出演した連ドラを見ると、2018年4月期の『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)、2020年6月期の『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)と人気作の続編やリメイクが続いていて、オリジナルの作品がありません。
もし次の連ドラ仕事が『クロサギ』となると、また続編ものになってしまう。
平野のファンとしては、山下でいう『クロサギ』や『コード・ブルー』(フジテレビ系)、嵐の松本潤(38)の『花より男子』(TBS系)のように、名刺代わりとなるオリジナルの作品に出合ってほしいという思いもあるのでしょうね。
そうした思いから反発の声を上げている人もいるようです。
ただ、正式発表などまだまだの現段階から平野の新『クロサギ』主演にはかなりの反発の声が出ている。今後、怒りの声がさらに巻き起こっていく中、強行突破がされたら、結果的に平野にとっても損な仕事になってしまうかもしれないですね」(同)
ドラマはまだまだ先だろうが、その動向には大きな注目が集まりそうだ。