フリーアナウンサーの徳光和夫が80歳にして大炎上している。
《今、80になったんですけども、記憶とか思い出が1日に3つか4つか消えていくんですよ》
10月30日に配信された「浅草キッド」水道橋博士のYouTubeチャンネル『水道橋博士の異常な対談』に、ゲスト出演した徳光和夫。すっかり歳をとったということか、のっけから自虐トークを繰り広げて場を笑わせていた。
「博士のことをずっと“御茶ノ水博士”と間違えて呼んでいたことや、長嶋茂雄さんや美空ひばりさんとの交流やエピソードを披露したりと、まだまだ“しゃべり手”として健在の様子。その後も絶好調の徳光さんでしたが、明石家さんま師匠の話題に移った時に問題が起きました。
かつて“さんまさんのお笑いがよく理解できなかった”として、“共演NG説”の真相などを明かしていった徳光さん。それでも最後には“本当にすごい”と持ち上げると、博士も同調して“さんまさんは年齢の衰えを知らない”と」(ネットニュース・ライター)
これに《この間、(さんまさんに)お目にかかった時も本当に若々しかったですね。まだ、AKBの1人や2人は妊娠させられますよ》と、表情を変えることなく淡々と言ってのけた徳光。手を叩いて笑うそぶりを見せた博士ではあったが、ここでカットが入って次の話題に切り替わったのだった。
この発言がネット上に広がると、“完全にセクハラ”“気持ち悪い”“女性をなんだと思っているのか”などと間も無く炎上。
「これは言い訳できない」と首を捻るのはベテラン芸能リポーターだ。
「トクさんとしては、さんまさんがまだまだ“衰え知らずの現役”であることを例えたのでしょうが、“妊娠させられる”発言はマズすぎる。本人は悪気はないのでしょうが、というよりも何が悪いのかわかっていないのかもしれません。
80歳という高齢だけに思考力の低下も考えられますが、それはあまり関係なさそう。なぜなら昔から失言グセがあり、こと巨人と女性に関しては固定観念が強いように思えるんですよ」
オリンピアンにもセクハラ発言
2021年8月に放送された日本テレビ系『24時間テレビ』でも、番組サポーターとして進行を助けた徳光による不用意な発言が物議を醸した。東京五輪のレスリング女子50キロ級で金メダルを獲得した須崎優衣選手が、ゲストとしてステージに上がった時のこと。
この時、22歳の須崎選手は「10年後の自分へ」という手紙を読み上げたのだがーー。
「彼女に“32歳でも十分に第一線で戦えている”とトクさん。ここまではよかった。ところが、続けて“結婚してお子さんが誕生したら、あなたのレスリングや生き方を教えてあげてください”と熱っぽく語ったのです。“ありがとうございます”と返していた須崎選手ですが、女性に結婚や出産を問うのは近年ではセクハラと捉えかねない発言。
それこそ元五輪組織委員会会長の森喜朗氏の“女性軽視発言”や、河村たかし名古屋市長の“金メダルかじり騒動”があったばかりなのに、トクさんも時代に取り残されたままで、認識をアップデートできていないのでしょう」(前出・芸能リポーター)
一方で、件の炎上発言ではわざわざ「AKB」を名指ししてみせたわけだが、芸能プロマネージャーは「これは徳光さんは“褒め言葉”のつもり」と話す。
「決してフォローするわけではありませんが、『AKB総選挙』で8年にわたって司会を務めた徳光さんの中では、他意なく“AKBが今もトップアイドル”として認識されているんですよ。実際、よく使うのが“AKBよりかわいいね”という褒め言葉なんですが、もちろん、彼にとっての最上級の言葉ですよ。
ただ、それも言われた側にとってはセクハラとも受け取られかねないのが現状。いずれにせよ、これはもう周囲の人間が止めるべきで、なぜ問題部分が“カット”されずにGOサインが出たのか」
最も“セクハラ被害”にあったのは、名前を出されたさんまだろう。