11月7日早朝、浜崎あゆみが名古屋市内で行われた6日のライブ後に体調不良を訴え、同市の病院に救急搬送された。
アナフィラキシーとは?
「一時は意識不明となっていましたが、回復したそうです。原因はアナフィラキシーショック。浜崎さんはライブ直前の4日に右足首を骨折しており、6日のライブはその中での開催となりました。翌7日に予定されていた公演は中止となり、振替公演は現在調整中です」(スポーツ紙記者)
浜崎は精密検査を受け、活動を再開。所属事務所は12月末の国立代々木競技場第一体育館での公演を、予定どおり行うことを発表した。足首の骨折については、近日中に手術を受けるという。
アナフィラキシーショックとはどのようなものなのか。アレルギー反応に詳しい、やちよ総合診療クリニックの沖一匡医師に話を聞いた。
「薬や食物の摂取に過敏反応し、複数の臓器や全身にアレルギー症状が見られるのがアナフィラキシー。中でも血圧低下や意識レベルの低下、失神を伴うような重症の場合をアナフィラキシーショックと呼びます。この場合、アドレナリン注射を用いる治療が一般的です」
足首の骨折がアレルギー反応を悪化させていた可能性も。
「骨折による痛みがライブ後の疲労感を増大させていたことは否めません。精神的ストレスなどによってアナフィラキシーが増幅されてしまう恐れもあり、浜崎さんにとって普段は大きなアレルギー反応の出ないものが、アナフィラキシーショックの原因となった可能性は十分考えられます」(沖医師)
ファンに伝わったあゆの覚悟
ライブ中に体調不良の兆候はなかったのか。当日の公演を見たファンは、ステージ上の“異変”についてこう語る。
「普段はヒールのあるブーツを履いているのですが、今回は厚底のサンダルで。しかも、左足は裸足なのに右足は黒い靴下のようなものに覆われていました。かなり厚みがあって丈夫そうに見えたので、足首を固定していたんだと思います。ライブ終盤には足を引きずるようにしていたので心配だったのですが……」(浜崎ファンの男性)
コロナ禍で中断されたツアーから1年半、彼女は強い気持ちでステージに立っていたようだ。
「ステージ上の移動は、車いすやスワロフスキーのラインストーンでデコレーションされた杖を使っていました。それでも、時折何の補助もなく歩き、最後まで元気な表情で私たちに歌声を届けてくれていて、声が出る限りステージに立つという、彼女の覚悟が伝わってきました。でも今は子どもたちもいるし、どうか無理はしないでほしいです」(浜崎ファンの女性)
12日に更新したインスタグラムでは、6日のライブ映像とともに、
《代々木公演までには必ず復活します‼》
と力強く宣言した浜崎は11月13日に都内で行われた、自身が審査員を務める『17LIVE 4th Anniversary meets 浜崎あゆみ“シンガー発掘オーディション”』に参加して仕事復帰を果たした。
無理はせず、まずは心と身体をパーフェクトに戻すことで、ファンの声に応えてほしい。