'19年5月にデビューしたBALLISTIK BOYZ。EXILE TRIBE初のメンバー7人全員がマイクを持ちダンスやアクロバットを披露するグループだ。東南アジアを中心にプロモーションツアーを開催するなど、海外からも熱い視線を向けられていた彼ら。だからこそ、デビュー翌年に起きた新型コロナウイルスの感染拡大により大きな影響を受けた。
砂田「コロナ期間になって、ライブなどの活動が思うようにできなくなりました。そのぶん、以前よりもメンバーとの会議が増えましたね。どうしたら僕らの活動を世の中に発信できるかを話し合ったり、曲作りをしたり。結果的に、グループの結束がより強くなったと思います」
日高「メジャーデビューして2年半たったんですが、そのあいだにいろいろと経験させていただいたことをすべて詰め込んだアルバムができあがりました」
砂田「たった2年半かもしれませんが、僕らからしたら長く、濃い時間でした。その時間をアルバムとして発表できることがすごくうれしいです」
グループの特色が詰まったアルバム
アルバム『PASS THE MIC』の収録曲で特に思い入れのある曲を聞くと、
奥田「個人的には『HANDS UP』が好きです。僕自身、歌いながら“頑張ろう”と思える曲で、聴いてくださる方の背中を押せるような楽曲。あと、僕と(松井)利樹、(海沼)流星で作詞と作曲に参加した『Chasi'n』。僕らがやりたいと思っている音楽性や音楽スタイルを感じてもらえると思います」
深堀「今回のアルバムのリード曲になっている『All Around The World』は、海外の方にも刺さる作品だと思います」
加納「アルバム収録曲の『Animal』とテイストが似ている洋楽のような曲ですね。サビにハイトーンボイスが多用されていて、そこも魅力です」
自信を失う? 驚きの経験を告白
現在、このアルバムを引っさげた全国ツアーを開催中。アルバムのDVDには、9月の公演の様子が収録されている。
日高「ツアーで経験したことは、自分の自信につながります」
加納「思い出したくないこともあるけど……。セットがあることに気づかず、曲中に転んじゃったこととか」
砂田「びっくりするくらい派手に転んじゃってて」
深堀「つらいよね……。僕、ライブ中に結構、水を飲むんです。1回ステージからはけたタイミングでトイレに行きたくなっちゃって。でも、スタッフさんからは時間がないからダメって。その後、どうしても我慢できなくなって、MC中にトイレに行っちゃいました」
加納「走ってトイレに行ってたよね」
日高「誰かひとりでも欠けたらステージは成立しないんですよ、なのに……」
深堀「(目元を手でおおい泣くまねをしながら)そんなことがありました」
日高「まだツアーは続いているので、何が起きるか楽しみです(笑)」
最後に、次の目標は?
日高「やっぱり海外です。自分たちの夢や目標に、ワールドスタジアムツアーというのがあるので」
海沼「新型コロナの影響がなければ、いまも海外でライブをしていたと思います。来年こそは落ち着くことを信じて、海外での経験でよりグループをカッコよく成長させたいです」
松井「もちろん海外での活動にも期待していますが、ベースは日本。いちばん近くで見守ってくれるファンのみなさんがいる日本の活動も大切にしていきたいです!!」
●EXILE20周年を記念した企画で先輩・EXILEの4曲(『Touch The Sky』『FIREWORKS』『THE NEXT DOOR』『Heads or Tails』)をカバー!
深堀:小学生のときにEXILEのライブに参加してアーティストになりたいと思いました。憧れの先輩の曲を自分たちが歌ってミュージックビデオも撮影するって不思議な気持ちでしたし、本当にうれしかったです。
加納:光栄なことだと思ったのと同時にプレッシャーもありました。ボーカルとして、TAKAHIROさんやATSUSHIさんに並べるように、そして、BALLISTIK BOYZらしさを出せるようにすごく意識しました。
『BALLISTIK BOYZ FROM EXILE』12月8日発売
[CD+DVD] 3200円、[CD] 1500円 ※税込み