《僕らは26年間幸せでした。あなたが結んでくれたこの手は、いつも心に繋いでおきます。あなたが好きです。いつかどこかでまた逢う日まで》
幕張イベントホールで開催した『LIVE TOUR V6 groove』のステージからV6のメンバーが姿を消したあと、スクリーンに6人からのメッセージが流れた。幸運にも会場に足を運ぶことができた人たちの大きな拍手からは“ありがとう”“大好き”“またね”という声が聞こえてくるようだった……。
いつだって目を閉じれば、6人はそばにいてくれる
グループが26歳の誕生日を迎えた11月1日に、惜しまれながら解散したV6。今年リリースしたアルバム『STEP』に収録されたバラード曲の『雨』で幕を開けたラストライブは、デビュー曲の『MUSIC FOR THE PEOPLE』や『MADE IN JAPAN』などでキレのあるダンスを披露し、『WAになっておどろう』『愛なんだ』などの数々の大ヒット曲で会場を包み込んでいった。
「今日、朝何やった?」(井ノ原)
「ふだんと変わらなく起きて、久しぶりにシャワー浴びた」(長野)
「俺も別に、ふだんと一緒かな。いつもどおり」(森田)
「岡田くんは?」(井ノ原)
「変わらない」(岡田)
井ノ原が中心となって進む、“ゆるいトーク”で会場を沸かせ、この最終公演をデビューイベントなどを行った彼らの聖地・代々木第一体育館で開催しようと直前まで調整していたことも告白した。
26年間だれひとり欠けることなく走り続けたV6。彼らの思いを込め、このツアーのために作られた未音源化曲『目を閉じれば』のように、いつだって目を閉じれば、6人はそばにいてくれる。だから、サヨナラじゃない。
メンバーが語るV6へのアツい想い
・森田剛(42)
こうやって……、みなさんに惜しまれて最後を終われるというのは、僕は間違っていないと思うし、幸せでした。これから自分を信じたいし、みなさんもこの6人を信じてほしいです。もっと違う景色をみんなだったら見せてくれると思う、これでサヨナラじゃないので。
・長野博(49)
みなさんの心の中に、僕らの笑顔があるように、みなさんの笑顔も、僕たちの心の中にあります。その笑顔をこれからもたくさん見たいので、前を向いてしっかりと歩いていこうと思います。
・坂本昌行(50)
僕はまた新たな目標が見つかりました。今日のこの景色は最後ではなく、また、この景色を見るために頑張っていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
・岡田准一(40)
僕らは胸を張ってV6を終わりにします。僕たちはV6を新たに探して、見つけて、「まだできるんじゃないか?」というくらい可能性を見つけあって、メンバーのよさを見つけあって、終わることができます。本当にそれは、奇跡的なことで、すごいことだと思います。
・井ノ原快彦(45)
「あ~、この曲もう6人でやらないのか」という気持ちになるのかなと思ったのですが、ただただ楽しかったです。歌っていいですね。どんなときも僕らの背中を押してくれて、心を奮い立たせてくれる歌に助けてもらって、ここまで来られた気がします。
・三宅健(42)
みんなにとって今日がいちばん人生の中で寂しい日かもしれない。僕にとってもいちばん寂しい日だと思います。でも、V6が作ってきた作品たちは、決して消えることはないし、僕たちV6の存在はみなさんの心の中に、そして僕たちの心の中に生き続けていくと思う。