「愛子さまは12月1日に20歳をお迎えになります。白いドレス姿でティアラを着けての成年行事は、学業優先という理由でお誕生日当日ではなく、5日に行われることになりました。
驚いたのは成年に際して行われる記者会見の日取りです。これまでの皇族方は誕生日より前に会見を行うことが慣例でしたが、愛子さまは来年の1月初旬に行うことがほぼ決定したそうです。
どうやら、お母さまである雅子さまの“ご意向”と、叔父にあたる秋篠宮さまの“ご発言”が会見の開催日時に影響しているようです」(侍従職関係者)
清子さんのティアラは私費で製作
12月1日、愛子さまは夕方に御所で宮内庁長官や側近職員などから祝賀を受け、ご一家だけでお祝いの夕食を。5日は皇室の先祖がまつられている皇居内にある宮中三殿を参拝された後、女性皇族の中で最高位の勲章『宝冠大綬章』を天皇陛下から授与される。その午後は改めて、両陛下と上皇ご夫妻に挨拶されるというご予定だ。
巷では、愛子さまが5日の成年行事で身につけられるティアラが新調されないということが話題になっている。
「ティアラは新調せず、天皇陛下の妹で、愛子さまの叔母にあたる黒田清子さんのものをお借りすることになりました。新型コロナで経済活動に影響が及び、困難な生活を強いられている国民がいる中で、高価なティアラを製作することはふさわしくないと、両陛下と愛子さまが話し合われて決定したそうです。
秋篠宮家の小室眞子さんは宝飾品メーカーである『和光』が製作し、2856万円。妹の佳子さまは、デザインにこだわられて製作する業者を一般公募されました。最終的に『ミキモト』に決定し、その製作費は2793万円。おふたりとも公費から支出して製作されたので、結婚された後は宮内庁が保管することになります」(宮内庁関係者)
黒田清子さんのティアラは、当時の天皇ご一家の私的経費である『内廷費』から費用を捻出されている。そのため、結婚して皇室から離れた後も黒田さんがティアラを所有していることから、愛子さまに引き継ぐことが可能になったのだ。
一方、今回の成年行事のために新調されるものもある。
「当日お召しになる白いドレスは新調されます。襟元がつまったタイプの『ローブモンタント』というもので、初めて公式にお召しになるようです。
ドレスが出来上がった際に身にまとわれた愛子さまは、鏡に映ったご自分の姿をご覧になり、はにかまれていたそうです。そのお姿をご覧になった両陛下も、改めてわが子の成長を感じたことで、溢れんばかりの笑顔を見せられていました」(前出・侍従職関係者)
眞子さんの件を踏まえたご回答
天皇家のご長女の晴れの舞台を拝見する日が待ち遠しいが、なぜ記者会見の日取りがお誕生日よりも1か月以上も先延ばしになったのだろうか。
「1つには、雅子さまが愛子さまの会見を“完璧にプロデュースしたい”というご意向が影響しています。愛子さまは初めて記者と問答されるため、事前に提出された質問やその場でアドリブで答えなければならない関連質問への対策が必要となります。
そういったご回答の内容や、会見場での立ち振る舞いなどをしっかりと準備したいというご意向が、雅子さまにおありとのこと。近年の皇后陛下は、公務や宮中祭祀にお出ましになる機会が増えてお元気になられた印象がありますが、現在も変わらず『適応障害』の療養中です。ご病気とうまく付き合いながら、皇后陛下としての役目を果たされている状況なのです。
今回に関しても、雅子さまのご体調に無理がない範囲で愛子さまの会見内容に関する準備を進めていくため、1か月ほどの準備期間を設けたそうです」(前出・宮内庁関係者)
会見日が先延ばしになったもう1つの理由は、秋篠宮さまのお誕生日も大きく影響しているようだ。
「11月30日に公となる、秋篠宮さまがお誕生日に際して行う記者会見で語られた内容を考慮せざるを得ない事情があるのです。今年も殿下は、眞子さんの結婚騒動に関する質問を記者から問われる見通しです。さらには、皇位継承についてや、皇族の減少による公務の担い手が減少しているという話題がのぼることも考えられます。
愛子さまは過去の女性皇族と同様に、結婚観や理想の男性像を問われるのは間違いない。その質問には、やはり眞子さんの件を念頭に置いてお答えになるでしょう。加えて、女性天皇や女性宮家が取り沙汰されている現状に対する回答は、かなり慎重にならざるを得ない。そういった“難問”に対して、秋篠宮さまの会見内容を踏まえてご回答を考える時間として、1か月を要するというのは妥当だと思います」(同・前)
成年をお迎えになる愛子さまは、ご自身が抱かれているお気持ちをどのように国民へお伝えするのだろうかーー。