11月17日に放送された『突然ですが占ってもいいですか? SP』(フジテレビ系)に出演したのはママタレの小倉優子。別居中の夫や子どもたちのことを語りながら、涙をこらえきれず号泣する場面があった。
「自分があまり楽しかったっていう家庭ではなかったから。楽しい家庭を、って思っていたんですけどね。それが一番欲しかったはずなのに、なんか」
「急に旦那さんがいなくなって子どもたちも不安定になって……」
2011年にカリスマ美容師と結婚したものの、2017年に夫の不倫がきっかけで離婚。2児を抱えるシングルマザーになるも、その翌年には歯科医師の現夫と再婚し、2020年2月には第3子を妊娠していることが判明。しかし、その直後に夫と別居していることが報じられたのだった。
これ以上叩かれても怖くない
「当時、別居の理由については小倉さんが夫から家事をできていないことでモラハラを受けていたと報じられたり、その逆に小倉さんが夫を罵ったり強く当たっていたとする媒体もあったりで情報が錯綜しました。騒動が一番大きくなったころ、夫が『グッドモーニング』(テレビ朝日系)の取材に『詳細を話せば妻の仕事への悪影響もあるでしょう』と、意味深なコメントを寄せるなど、なかなかの不和ぶりが伺えます」
先述の『占ってもいいですか』での発言にある通り、今年に入ってからというもの、小倉は事あるごとに家族のエピソードを解禁するようになった。
9月17日の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)では、夫婦ゲンカをしたときのことを振り返り、こう反省した。
「『私はこう思う』ということをストレートに言ってしまった。だけど、もっと可愛く言えば良かったなと思います」
11月8日、『100%!アピ~ルちゃん』(TBS系)では小3の長男、4歳の次男、1歳の三男と自宅を案内しながら、
「出産してから、仕事を休んでいて“もう芸能人として戻れないんだな”って、“ひとりで3人、どうしようかな”とも思ったりして」
「(別居報道から)いっぱい叩かれているから、もうこれ以上叩かれても怖くない。“できない自分”を出すのが怖くなくなりました」
と目頭を押さえながら心情を吐露するようになった。
しかし、ネットニュースのコメント欄には彼女が家庭のことを一方的に喋ることについて批判的な書き込みも見受けられる。なかには「泣きの芝居を打たせてイメージ回復戦略を打つなんてさすが」と、勘ぐる者も。そのコメントには大量の“イイね”が寄せられていて──。
木下優樹菜と“同じ事務所”だから…
「別居報道が出たときは、あれほど大きな話題になったにも関わらず、彼女はずっと沈黙を貫いてきました。だからこそ、今年に入ってから急に“家族ネタ”を押し出してくることに、何らかの戦略があるとみる人が多いのも理解できます。また、“事務所総出”の騒動を起こした木下優樹菜さんと同じ芸能プロダクションに所属していることも、色々と邪推を呼びやすいのでしょう。実際に、小倉・木下の両名をを結びつけるようなコメントも見受けられました」(ウェブメディア編集者)
果たして本当に“イメージ回復戦略”などあるのだろうか、小倉を知る関係者に話を聞くと、
「それはないですよ。彼女のプロモーションのために番組があるわけではないですから。もちろんそういった切り口の企画のオファーをテレビ局から受けて出演しています。ゆうこりんとしては、旦那さんに対して“離婚したくない”“復縁したい”メッセージを送る意味合いも込めて出ていると聞きます。ただ、旦那さんは子どもとは定期的に会っているみたいですが、彼女とは離婚届を送りつけて以降、会っていないそうです。相変わらずワンオペ育児も大変そうで……」(芸能プロ関係者)
それにしてもなぜ、複数のテレビ局が小倉にこのようなオファーをかけるのだろうか。芸能ジャーナリストの佐々木博之氏はこのように解説する。
「まず、企画を立ち上げるにあたって、“別居して離婚をするかもしれない”という状況の小倉さんに『家族の話をしてくれ』とずけずけとオファーをするのはあまり考えられません。事務所と番組プロデューサーが親しかったなど、何かしらのきっかけがあって実現したものではないでしょうか。
今、小倉さんで同じような企画がよく放送されているのは、一度家族の話が解禁されたことで『ウチもやっていいんだ』とバンバン依頼がくるようになったことも関係しているのでは?」
彼女の涙はもはや、テレビ業界の鉄板ネタ化している──?