承子さま('21年)と直撃取材を受けるKさん('19年)

「飲食店への時短要請が解除されたとはいえ、早々に撮られてしまったのは少々うかつだったかもしれませんね。眞子さんの結婚問題が決着したこともあり、今度はご自身の将来について考えていらっしゃるころだと思います。ただ、そのお相手に関して、ご家族や周囲が懸念を抱かれているとか……」(宮内庁関係者)

 11月中旬の夜、高円宮家の長女・承子さまが六本木の飲食店が連なる一角で、深夜2時過ぎに数人のグループでいるところを『NEWSポストセブン』に報じられた。

日本酒と焼酎がお好き

「承子さまは膝丈のワンピースにジャケットを羽織り、仕立てのいいスーツなどの上品な身なりをした男女と一緒とのことで、職場の同僚との宴会終わりだったのだと思います。現在は『日本スカッシュ協会』の名誉総裁を勤めるなど、皇族として公務を担われ、普段は『日本ユニセフ協会』で、常勤の嘱託職員として勤務されています。和気あいあいとした雰囲気だったそうですから、職場での人間関係も良好なのでしょうね」(同・前)

 昭和天皇の弟・三笠宮さまの孫にあたる承子さまといえば、国民の中では“奔放なプリンセス”というイメージも強いだろう。

「イギリスに留学中だった'07年、会員制のSNSに投稿されたプロフィールや日記が週刊誌に報道されてしまいました。《王様ゲームやったけどエロ系一切なし》《男の人2人にナンパされた》など、自らの恋愛事情や日々の出来事を赤裸々に記した日記だったことで、世間を驚かせました。

 結局、留学していた『エディンバラ大学』は卒業できずに帰国し、その後は改めて『早稲田大学』にご入学。『早稲田』は27歳で卒業されました。普段はSPが常に護衛しているのですが、過去にはSPを振りきるために職場から退勤してダッシュされたこともあったそうです」(皇室担当記者)

 承子さまを知る友人は、今回の深夜宴会報道について、次のように話す。

「奔放だと言われがちですが、実はおっとりした雰囲気の方ですよ。確かにお酒は好きだと思います。以前は『六本木ヒルズ』で開かれていた元プロサッカー選手の中田英寿さんプロデュースの日本酒イベントに参加したり、都心の繁華街にある人気しゃぶしゃぶ店や一般的な居酒屋などでもお酒を楽しまれていました。

 日本酒や焼酎がお好きのようです。確かに、盛り上がると承子さまとの飲み会は深夜まで続くこともしばしばあるので、今回の報道も特に驚きはしませんでしたよ」

 高円宮家は次女の典子さんが皇室とも縁のある『出雲大社』の宮司を代々勤める家系の長男・千家国麿さん、三女の絢子さんは日本郵船に勤め、NPO法人『国境なき子どもたち』の理事職も担っている守谷慧さんと、それぞれ結婚されている。

 どちらも母親の久子さまが出会いのきっかけを作られたそうだが、長女の承子さまも以前から「結婚間近」と、たびたび報じられている。

ご家族から反対の声が

「数年前から結婚間近のお相手がいらっしゃるそうです。お相手はかねてから交際が続いている大手銀行に勤める同学年の男性で、2人きりでの居酒屋デートも週刊誌に報じられたことがあります。仕事ぶりも職場から高く評価されており、勤務先のホームページにある社員紹介の欄で紹介されたこともあるほどです。

 これまで何度もご結婚の話が出たようですが、そのたびに一旦留まるということを繰り返されているんだとか。眞子さんの結婚騒動で世間が揺れる中、なかなか踏ん切りがつかなかった部分もあるのでしょうが、小室さん夫妻は渡米して世間の注目も少しずつ離れてきている。承子さまも現在35歳ですから、そろそろゴールインも視野に入っているのでは」(前出・宮内庁関係者)

 しかし、皇室の結婚において避けては通れない“壁”が存在する。

久子さまと百合子さま('20年)

「実は、ご家族から承子さまのお相手を反対する声が挙がっているのです。承子さまが宮邸に招き、ご家族に紹介されたことがあったのですが、彼の態度が少し無遠慮な様子で、久子さまや祖母の百合子さまが好感を持っておられないようなのです」(高円宮家関係者)

 久子さまは、高円宮家の3姉妹の結婚相手を見つけるため、積極的に宮邸でパーティーを開かれていた。

「パーティーには旧華族や代々政治家を輩出している名家の子息などが招かれ、“お見合い”をさせてこられました。この会での出会いではありませんでしたが、典子さんと絢子さんはご自分の人脈などから結婚相手を見出されています。

 久子さまとしては、皇族の結婚は“家族も国民も安心できるお相手がいい”とのお考えでしょうし、直接会って好感を持てなかった男性と娘を結婚させるとは現状では考えられません。その点が、承子さまがたびたび結婚間近と言われてもなかなかゴールインできない、最大の原因なのかもしれません」(同・前)

小室圭さんとの「共通点」

 以前、週刊誌からの直撃取材を受けた承子さまは「結婚と交際は別です」とお答えになるなど“久子さまの教え”を念頭に置かれているとはいえ、長年交際してきた男性との結婚をあきらめるという選択はなかなか難しいのは想像に難くない。

 ご結婚のハードルが上がっているのは、小室圭さんの存在も影響していることだろう。

小室眞子さんの祖父・川嶋辰彦教授が入院中の病院に小室圭さんも一緒にお見舞いへ

「小室さんと眞子さんの結婚が延期となり、国民から猛バッシングを受けた最大の原因は、小室家が抱えていた金銭トラブルが発覚したからでした。ほかにも、小室さんの母親である佳代さんのお金に関する疑惑が次々と報じられたことも理由です。

 小室さんの件で、次に結婚される女性皇族のお相手は国民からの注目度がかなり高くなるでしょう。相手男性だけではなく、ご家族がトラブルを抱えておらず、安定した仕事や立派な人柄であることも求められると思います。

 承子さまの交際相手は、小室さんが勤務していた『三菱東京UFJ銀行(当時)』と並ぶメガバンクの中堅行員です。しかも、実は名前のイニシャルが“K”だそうで、小室さんと比較される恐れがある。そういったことも踏まえ、久子さまとしては高円宮家の家長として、承子さまの結婚相手は慎重にならざるを得ない事情があるのです」(皇室ジャーナリスト)

 小室夫妻の結婚問題が皇室にもたらした影響は、計り知れないということか……。