直撃取材を受ける田中聖('17年)

「ご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。すぐにでもYouTubeなどで動画をあげるつもりだったのですが、診断書のない状態での動画は意味がないと判断をし、現在診断書を発行してもらっています。診断書の発行にも時間がかかるため、動画を出すタイミングが遅くなっている状況です」

 11月25日、元『KAT-TUN』のメンバー・田中聖が自身のインスタグラムを更新。20日に放送された『ABEMA』の特別番組『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』をケガを理由に、当日になってドタキャンしたことについて謝罪した。

試合以外の仕事も次々とドタキャン

 同番組はABEMAのシリーズの名物企画「1000万円企画」のひとつである。今回の企画ではプロ総合格闘家の朝倉未来とストリートファイトする挑戦者を募集し、656人の応募者の中からオーディションで選ばれた者が朝倉未来と戦い、朝倉に勝利すれば1000万円を獲得することができるというもの。

「挑戦者に選ばれたのは、逮捕歴10回で“会津伝説のけんか屋”の異名を持つ久保田覚、元『モーニング娘。』後藤真希の弟である後藤祐樹、キックボクサーのMA日本スーパー・ライト級王者のモハン・ドラゴン、田中聖の4人の予定でした。

 番組は『ABEMA PPV ONLINE』にて4500円に相当する『ABEMAコイン』を3750コイン(GoToイベント対象チケットだと3600円相当)を購入することで視聴可能の有料配信でしたが、田中の欠場を受けての価格の変更や返金対応はありませんでした」(スポーツ紙記者)

 田中は肋骨を骨折しており練習中に悪化、ドクターストップとなり、試合当日の出場辞退となったことが20日、同番組内で明らかに。

「この状態で朝倉選手と戦うのは失礼にあたると判断し、不出場させて下さい。大変申し訳ございません」という本人のコメントが番組内で読み上げられた。

「番組のほか、19日に出演予定だったライブ『SANBAKA VS CIRCUIT! ~1st.Stage.~ VS Pulse Factory』の出演を体調不良のためにキャンセル。試合同日の『田中聖&PALOOZA presents 無礼男-Bremen-後夜祭』も前日に続き、体調不良を理由に出演を取りやめています」(同・前)

 直前でのドタキャンに対して、ネット上で批判の声が多数上がっていた田中。そんな中、『週刊女性PRIME』は11月某日、東京・六本木にて自身の“誕生日パーティー”を開催していたという情報をキャッチした。このパーティーの招待メールが届いた1人が詳細を語る。

昨年はコロナ禍で開催

「11月6日に開かれるというバースデーパーティーの詳細が記載されたメールが、知人を介して送られてきました。事前に氏名や勤務先などの個人情報の登録を行えば“誰でも参加可能”という極めてオープンな会だったんです。

 会費は男性が10000円、女性は1000円。会場は芸能人御用達として知られる六本木のバーで、夜11時から朝5時までという“オールナイトイベント”でした。聖クンが『KAT-TUN』を脱退する数年前から、同様のイベントは何度も行われていたようで、それらも脱退の原因となった“度重なるルール違反行為”の1つだと囁かれていました」(田中の知人)

 このパーティーが開かれるまでに今回の『ABEMA』企画のオファーはあったはずで、朝倉との試合前に“夜のイベント”を行う余裕などあったのだろうか……。

今年('21年)開催された田中聖のバースデーパーティーの案内状

 さらに、コロナ禍の真っただ中だった昨年の11月27日にも同様のパーティーが催され、各方面に送られた案内メールには《未成年の方も待ち合わせの23:00に可能であれば大丈夫です》の一文も添えられていた。田中の誕生日は11月5日だが20日以上も遅れた開催で、なぜか女性の参加費だけが今年よりも1000円高かった。

「『KAT-TUN』脱退後もアーティストとして活動する田中ですが、かつての“同僚”でソロでも活躍している赤西仁のような結果は残せておらず、金銭面でも苦しいのかもしれません。

 毎年のように自らの名前を使って誰でも参加できる“お小遣い稼ぎ”が目的だと思えるパーティーを開催したり、話題作りを狙っているようなABEMA企画への参加などから、苦しい現状が伺えます。

 あくまでプライベートで行う誕生日パーティーの開催はいいにしろ、コロナ禍だった昨年に会を開くのは芸能界にいる人間としてアウトでしょう。さらに、今年に関してはネット番組の企画やライブなどの仕事をドタキャンするのはさすがにまずい。今後は彼に仕事をオファーする人たちが確実に減ってしまうでしょうね」(芸能ジャーナリスト)

 今年の大みそか、『KAT-TUN』がデビュー15年にして初の『紅白歌合戦』に出場することが決まった。かつて、同じ未来を見据えてともに活動していた『KAT-TUN』のステージを、彼はどんな思いで見届けるのであろうか。