12月30日に東京ドームで開催される『Johnny's Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~』(ジャニーズフェスティバル、通称ジャニフェス)。
KinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子の総勢13組71人が出演する。
ジャニフェスのペンライト問題
毎年大みそかに行われてきた『ジャニーズカウントダウンライブ』の前例はあるものの、大晦日前日の30日に開催することもジャニーズ初の試み。
出演陣の豪華な顔ぶれに「すでにチケットは高額転売されている」と話すのはスポーツ紙記者だ。
「各グループのファンが一斉に申し込み、当選倍率は187倍とも言われチケットはプレミア化しています。定価1枚1万2000円のところ、転売サイトでは1枚60万円と高騰。2枚連番だと120万円と超高額にも関わらず、一夜限りの夢の共演にそれでも欲しがるファンが多いのです」
さらに、これまでのカウントダウンライブと大きく違う点は、総合演出を嵐の松本潤(38)が担当するということ。長年に渡って嵐のライブやイベントの演出を務めてきた経験を活かしての起用だろう。そんな松本は再来年の大河『どうする家康』(NHK)の主演が決まるなど俳優業でも順風満帆と言える。
しかし、今回のジャニフェスには、活動休止中の嵐メンバーは松本を含め全員出演しないことがアナウンスされている。にも関わらず嵐ファンから大きな注目を集めているのには理由があるようで……。
「参加に当たって11月30日に送られてきた案内メールには、各座席には『無線制御型ペンライト(FreFlow:フリフラ)』が配布されることが明記されていました。そのペンライトは『アラフェス2020 at 国立競技場』で使用されたものの“リユース”だそうです」(チケット当選者)
コロナ禍で無観客オンライン配信となってし
そこで大量に余ったフリフラをそのまま処分するのではなく、リ
「消毒済みとはいえ嵐ライブの使い回しで、嵐以外のファンには抵抗感があるようです。
そもそも『無線制御型ペンライト』とは、LEDライトを無線で一斉制御し、点灯のタイミングや色を遠隔操作するもの。ステージ上の演者から放たれた光が観客席全体を包む光のウェーブに変化したり、楽曲や歌詞のイメージに合わせ会場中をスクリーンとして光で作られた街並みが映し出されるなど、最新テクノロジーを駆使し様々な演出が可能になるメリットもあるのですが……」(前出・スポーツ紙記者)
フェスじゃなくてショーだよね
今回のジャニフェスの案内には、こうも記されている。
《今回ご用意しますペンライトには、各座席情報が登録されておりますので、かならずご自身のお座席のペンライトをご使用ください。また、公演中は本ペンライトのみのご使用にご協力お願いいたします》
これは半ば強制的に他のペンライトの使用を控えるように要請されているということでもある。つまり、座席近くに来たメンバーに対してメンバーカラーのペンライトを点灯させることができず、メンバーへのアピールもできないことにファンは憤りを感じているわけだ。
案内のあった30日には、Twitter上で「#フリフラ」「#アラフェス」などがトレンド入りし、各グループのファンが不満を漏らすなどの炎上騒ぎへと発展してしまった。
《フリフラに頼るんだ。松本様ならカラフルな中でも圧倒的な演出と構成で魅せてくれると思ったのに。制御ペンラ使っちゃったらそれフェスじゃなくてショーだよね》
《その景色が綺麗なのは知ってるけど、楽しくて振り上げたペンラが点灯していなかった時の悲しさも知ってる》
《後でDVD化する時の映えを優先してんのかな。みんな自軍のペンラ振りたいに決まってるじゃん。松潤に束縛されてるみたい……》
《制御ペンラ残念。半導体不足とかあるかもだけどそれなら『各々、今まで買ったペンラ持ってきてね。1つも無い人用にこっちでも用意するけど』くらいで良くない?》
嵐ファンは一斉に「一度でいいからあの綺麗さを知って欲しい」と主張するも、多くの他グループのファンはその景色を分かった上で不満を爆発させていた。
Snow Manのペンライト問題
ジャニーズのペンライトについてはかねてから問題となっている。それはSnow Manのツアーで生まれた「ペンラ警察」「ペンラハラスメント」という存在だ。
今年のツアーでは公式グッズとして、グループ名にちなんで、白のみが点灯するペンライトが発売された。
「ペンライトの制御はSnow Manの“会場を白一色にしたい”という願いがきっかけのようで、ツアー開始前からメンバーが呼びかけていました。公演中に他の色が点灯していた場合、ファン同士が注意するようなことも。
ペンライトはファンからすると担当にアピールできるアイテムの一つ。白以外の色が推しのメンバーカラーであるファンからは“推しのペンライトを持たせて”と反感を買っています」(前出・スポーツ紙記者)
Snow Manという1つのグループですら、ファンのペンライトを制御するのは困難だった。今回のジャニフェスはその比ではないほど多くのグループのファンの想いが錯綜(さくそう)しているだけに、意見がバラバラになるのは当たり前かもしれない。
多くのファンをまとめるには”どうする松潤”。