「主演の神尾楓珠くんが教師役なんですが、僕は1歳年上(笑)。映画『彼女が好きなものは』(公開中)では同級生の役だったから、『顔だけ先生』の撮影で再会したときは“お前が生徒?”みたいな感じで(笑)。
この業界に入るのが年齢的に遅かったから早速、学園ものもギリギリの年齢に。できるうちにやりたかったので、今作は“学園ものキター!”という気持ちでした」
サービス精神と愛嬌たっぷりで話す三浦りょう太(24・りょう太の「りょう」は、けものへんに寮のうかんむりなし)。演じている蟹江凛空は、授業中に急に歌いだすなど自由で憎めないキャラ。第4話(10月30日放送)では、家族との関係性にスポットが当たった。
「家族全員が同じトレーナーを着てるのをイジられるシーンがあったんですが、“そんなにバカにされること?”ってすごい思いました。僕の家族もおそろいのパーカ着てるから。えっ、全然着ますよね??」
エンタメへの憧れ
父は三浦知良、母は三浦りさ子。ゆえに、2年前の芸能界入りは話題になった。しかしながら、どうして俳優に?
「僕はエンターテイメントが大好きで、とんねるずさんに憧れがありました。カラオケスナックで、みんなの前でショーみたいなこともするタイプ。そんな中で知り合いの方にお声がけいただいて、“そういう道もあるのか!”と」
大学ではスポーツビジネスを学んでいたが、“本当にこれがやりたいことなのか?”と自問自答していた時期だった。
「芸人やミュージシャンは完全に才能。でも演技の本を読むと“役者は努力でなれる”とあって。ならば、努力して目指したいと一直線に思ったんです」
有名な親を持つがゆえに、損も得もあったのでは?
「そうですね。高校生のときまでは、期待をされても“僕は僕だから”と無理に蓋を閉じて、そのプレッシャーから逃げてきた部分はありました。
でも今は、プレッシャーを自分の中でプラスの力に変えていける人間になりたい。期待してもらえるなら、その期待を超えていきたい。そんな考え方に変わりましたね」
'97年9月5日生まれ。'20年に俳優デビュー。映画『彼女が好きなものは』(公開中)にも出演