《この度、Netflixの実写版『ONE PIECE』でZoro役を演じさせていただくことになりました》
11月10日、自身のインスタグラムを更新し、日本中のファンを沸かせる報告をした俳優の新田真剣佑。
「『ONE PIECE』は、尾田栄一郎氏原作の世界的な人気を誇る漫画作品。真剣佑さんが演じるロロノア・ゾロは主人公の右腕となる凄腕の剣士の役で、映画『るろうに剣心』で見せたような華麗な殺陣にも大きな期待がかかります」(スポーツ紙記者)
9月には、同じ日本の漫画作品『聖闘士星矢』のハリウッド実写版で主演を務めることを発表したばかり。世界の舞台で活躍の場を広げる真剣佑だが、今年の夏には多くの人も涙した“別れ”があった。
「8月19日、父の千葉真一さんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなりました。海外での撮影に参加していた真剣佑さんは、10月に行われた四十九日法要に間に合うよう手を尽くしましたが、帰国後の“隔離期間”の関係で間に合わず……」(同・スポーツ紙記者)
一度も父の遺骨と対面できないまま、四十九日法要は執り行われた。そして11月26日、千葉さんの百箇日を迎えたのだが……。
窓や戸が外され、部屋が荒らされた
「遺骨を持つ長女の真瀬樹里さんは千葉県君津市で百箇日の供養を開きましたが、一方、生前千葉さんと親交の深かった関係者の方たちは、都内にあるお寺で同じ日に法要を執り行いました。都内で行われた法要には、真剣佑さんと弟の眞栄田郷敦さん、おふたりの関係者からお花が届いていました」(映画関係者)
いったいなぜ、2つの場所で法要が行われたのか。
「遺骨を持っているのは真瀬さんですが、千葉さんには生前懇意にしていたお寺が都内にあって、そのお寺の宗派に改宗までしていました。親しかった方たちは、そのお寺で供養してあげたいと考えていたのですが、真瀬さんは千葉さんのご両親が眠るお墓での供養を考えていたようです。四十九日の際も、双方で法要が開かれました」(同・映画関係者)
四十九日に引き続き、2つの場所で執り行われる“異例”の形となった千葉さんの百箇日供養。息子たちは騒ぎになることを懸念して参列を見送ったようだが、この日、長男の真剣佑の耳に入ったのは思いもよらない知らせだった。
「生前、千葉さんが暮らしていた君津の家は、今は真剣佑さんの別荘になっています。そこには千葉さんの仏壇があるんですが、その日、線香をあげるべく別荘を訪れた関係者から“空き巣が入った!!”と連絡があったようで……。知らせを受けた別の関係者が警察とやりとりをしながら現場を確認すると、窓や戸がはずされていて、部屋の中が荒らされていたそうです」(芸能プロ関係者)
長男・真剣佑は遺骨と対面できず
父の百箇日という大事な日に突きつけられた、非情な現実。しかし、不幸中の幸いともいえることが。
「何者かが侵入したのは確かですが、金目の物や家財などが盗まれた形跡はなかったそう。幸い何かが壊されたような被害もなかったため、警察も窃盗や器物損壊といった形で扱うことができず、とりあえずは被害届を提出しないことになったみたいですね」(近隣住民)
住人の許可なく家屋に入ることは、れっきとした“不法侵入”にあたる。異変があったのは、百箇日より前のことだったという。
「数日前に、窓がはずされているのを見かけた近所の人が、不審に思って警察に通報したんです。でも、別荘の鍵を持っている人がその場におらず、誰も関係者に連絡がとれないため詳しい確認ができなかったようで……。11月26日に真剣佑さんの関係者の方が来られたので、ようやく本人たちに事態が伝わったみたい」(同・近隣住民)
予想だにしないトラブルに見舞われた真剣佑。しかし、彼にショックを与えたのはそれだけではなかった。
「安全のため、不法侵入があった現場の確認は関係者の方が行ったそうなんですが、実はその前に“真瀬さんが執り行う形で、千葉さんの遺骨をお墓に納めた”という報告の連絡が来ていたようで……」(前出・芸能プロ関係者)
周囲の人々にとっては、心が痛む報告だった。
「まさか、長男である真剣佑さんが一度も対面しないまま、遺骨がお墓に納められてしまうなんて……。関係者の方々も、落胆を隠せない様子でした。真剣佑さんは、とうとう一度もお父さんの遺骨に触れることすらできないまま、次の仕事のため日本を発つことになってしまったんです。納骨がすんだと聞いたときは、本人もショックを受けていたと聞きます」(同・芸能プロ関係者)
悲しみに追い打ちをかけるように起こった“不法侵入騒動”。さすがに心配だったようで、関係者による現場の確認が終わった後、真剣佑自身も別荘に駆けつけた。
ふたつの悲報に思うこと
「夜になって、千葉さんの仏壇に線香をあげたそうです。手を合わせることはできましたが、結局最後までお父さんの遺骨には会えず……。“きょうだいの中で、長男の真剣佑さんだけが対面できないなんて……”と、多くの関係者も悲しみに沈んでいます」(前出・映画関係者)
出国前の真剣佑にもたらされた2つの悲報。事実を確認するため、真剣佑の所属事務所に問い合わせた。
─真剣佑さんの別荘が不法侵入の被害にあったことは、事実でしょうか?
「不法侵入の形跡があったことは、事実として確認しております。窃盗や器物損壊の被害がなかったため、被害届の提出は見送らせていただきました」
─今後の対策は?
「今回は、まず近隣の方が発見してくださったということで、今後は何か異変があり次第、私どものほうに連絡をいただくようお願いさせていただきました」
─真剣佑さんが、一度も千葉さんの遺骨と対面できないまま出国したというのは事実でしょうか?
「11月28日、海外での撮影に向かうため出国いたしました。千葉さんのご遺骨との対面は叶っていませんが、すでに納骨はすんだとお伺いしております」
別荘に侵入した人物の目的は定かではないが、親子の思い出が詰まった“宝物”に無断で踏み込むことは、許される行為ではないだろう。